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あれやこれや
季節外れの話題ですが，突然思い出したのでご勘弁を．でもこのクソ暑いさなか極
寒の話題もオツなものでは？ 波の音を聞きながら，露天風呂につかって満天の星
のを眺めるなんて良い雰囲気でしょ．実はこの日，風邪気味でコンディションは最
低．でも，職場旅行で露天風呂が自慢の熱川大和館に来たからには入らないでは
沽券に関わります．
とは言ってもこの時は真冬．真冬だからこそ星が奇麗なのですが，いくら露天風呂
でもこんな寒い中，わざわざ入りに来る人は滅多にいません．私1人でたっぷりとこ
の贅沢を味わうことができました．この世のものとも思われない美しい星空を眺めな
がらしみじみと幸せな一時を．
天空露天風呂（熱川大和館のホームページから）
“往きは良い良い帰りは怖い”という歌があります．そう，問題は叙情溢れる（？）天
体観測の後の帰りなのです．写真で見る通りこの風呂場は独立しているんです．つ
まり裸のまま脱衣場まで行かねばならないのです．真冬の寒風吹きすさぶ中を．し
かも風邪で熱があるというのに．10mの試練です．100mを15秒で走るとして10mだと
1.5秒．スタートダッシュの遅れやロスタイムを考慮して5秒位か．浴槽で十分に体を
暖めて一気に脱衣場まで走り抜けましたが，この5秒間の寒かったこと．ハタからは
見られた姿ではありません．実はカメラアングルの関係で周囲は移っていません
が，反対側には別の旅館があり，もし覗こうと思えば私の醜態は丸見えに違い有り
ません．この風呂は“天空露天風呂”という立派な名前が付けられていますが，正に
天国と地獄．天空から真っ逆さま状態です．心臓か脳の血管は崩壊寸前だったので
はないでしょうか．マジに身の危険を感じました，“こういう時に心臓麻痺って起きる
んだろうなぁ”．ひょっとしたら今に至るまでの人生の最大の危機だったのかも知れ
ません．脱衣場で見たものは・・・“単独での入浴は厳禁します”．やはり・・・．
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