あれやこれや

2007年08月25日
時間ですよ(風呂3)


大昔,“時間ですよ”というテレビドラマがありました.江戸屋猫八さんが,うっかりし
たフリで女湯へ突然入り,パニックを引き起こす.これがウリのテレビドラマです.普
段ドラマなど決して見ないクセに,この番組だけは欠かさず見ていた人を知っていま
す.

ところで,このドラマを参考にした訳ではありませんが,その後“実践”したことがある
のです.でも,私の場合は“本当に”うっかり女湯に入ってしまったのです.この時,
身をもって貴重な(?)発見をしました.まず,“女湯の戸を開けて男が侵入しても何
事も起こらない”こと.パニックなど全くありませんでした.だからあのドラマの“キャ
ーキャー騒ぎ”は想像の産物です.まあ,パニックになったら困るのは私ですが.下
手したら警察モノですよね.この時に,テレビというものが信用できないということを
知ったのです・・・これは嘘です.そしてもう一つ.現実を認識するまで何もできないと
いうこと.“あれ,何か変だな”と思ってから,入るドアを間違えたことに気付くまでに
数秒かかってしまいました.その間,少なくとも見かけ上はじっと中を,つまり女湯を
見ていた訳です.そして勿論,覗く意識なんてさらさら無い訳で,大袈裟に言えば無
意識状態.折角の景色を網膜に焼き付けることができなかったのです.これは残念
至極.

気が付いてからは大慌てで男湯のドアから入り直しましたが,番台のおばさんは笑
ってくれました.これで救われた感じがしました.でも,私の如何にも慌てた仕草が
可笑しかったのか,テレビドラマを実践する人が居たことが可笑しかったのか・・・.

ちょっとだけ言い訳を.家の風呂桶交換のため,たまたま久しぶりに銭湯へ行った
時のことだったのです.昔,よく行った銭湯は左側が男湯でした.しかもどういう訳か
その時右側に乳母車が置いてあったのです.勿論これらは後から間違えた理由を
考えた時に思い当たったことです.その時は,何も考えずに(これが悪い)ごく自然
に,左側に入ってしまったというのが真相でした.誰が見ても分かるように大きく“女”
と書いてあるのにね.

このことがあって以来,男女別の場所に入る時は必ず確認するようになりました(当
たり前か).






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