
あれやこれや
初日から我々の夜の行事の一つは書画市場や夜店の冷やかし(2006.5.17 書画市
場).何とも楽しくまた,懐かしい思い出でした.これらの店は近代化の妨げとの理
由で撤去されてしまったのは寂しい限りです.
成都市の市街部人口は300万人にもなるそうです.大阪や横浜並み.確かにめった
やたらに人が居るので数えればそうなるのでしょう.事実,この人達何やって居るん
だろうかと思うほど何処にも彼処にも人が溢れています.昼も夜も街中も田舎集落
も.無茶苦茶に人口密度が高い.何処に行っても密度は銀座,新宿並み.だから
300万人口でも市街部の広さは案外狭い感じなんです.前に書いた通りせいぜい千
葉市あるいは東京なら一つの区程度か.頑張れば大抵の所までは歩ける範囲で
す.今回のパンツ行脚で街中を歩き回ったので,その後の時間つぶしの市内見学
では何となく見覚えのあるところばかりです.“有名な・・・はここにあったんだ”という
具合です.
でも,Nさんの関心事はパンツ一筋.“おい,あの店では売っているかな?”,商社の
お二人は大変でした.だって大抵は土産品などを売っている沢山の夜店の中から衣
類がありそうな店を探しては“お宅パンツ売ってますか?”と聞いて回ったんですよ.
日本国内なら恥ずかしくて,余程の神経の持ち主(Nさんは大丈夫か)でないとでき
ない話でしょう.“旅の恥は掻き捨て”とはよく言ったものです.
“求めよ,されば与えられん”,そうです.我々の苦労はついに報われました.売って
いる店があったのです.ブルマ型ではないパンツを.薄暗くて良く色が見えません
が,白っぽそうなのを数枚買いました.全部で100円位か.これで安心して夜店見物
もできるというものです.前に掲載した(2006.5.17 書画市場)のは,主にこの時買っ
た土産類や書画の写真です.たった数枚のパンツを買うことがこんなに嬉しいとは.
これは経験のある人でなければ分かりません.そしてこの貴重な経験の持ち主は滅
多にいないでしょうね.
目的を達し意気揚々とホテルに引き上げ見たものは・・・,何となくシミの付いた白の
パンツと,黄色やピンクの薄い色の付いたものだけ.この後,Nさんはどうしたのか
は気の毒で聴けませんでした.でも,その後の成都出張の時はもうパンツの話は出
ませんでした.
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