
あれやこれや
思い出したので,忘れない内に書いておきます.MS社はWGA(2007.9.19 続ゲイツ
の奴隷)だけではなく,Windows Updateでも信じ難いルール違反をやらかしていたそ
うです.WindowsVista以外のユーザーが自分のパソコンにスパイウェアもどきの
WGAをインストールするかどうか(Vistaは始めから入っている)はWindows Updateの
選択肢で,自動更新を無効にしておかないと勝手にインストールされてしまうのです
が,そのwindows Updateそのものが,例え自動更新を無効にしておいても有無を言
わせずアップデートされてしまっていたんだそうです.これでは何のための選択肢だ
か.カモフラージュ用の免罪符に過ぎませんね.ということは,前に書いた通りMS社
が“その気”になれば何でもできるということを自ら証明したようなもの.しかも,今回
も指摘を受けるまで,当然のごとく公開されていなかったようです.繰り返しますが,
MS社だけは誰にも気付かれずにパソコンから情報を抜き出すこともプログラムを植
え付けることもできることを身をもって見せた訳ですね.まあ,一般ユーザーから情
報を集めてもMS社は余り有り難みはないでしょうし我々の側の被害だって多分あり
ませんが,国や社会の安全のためにも,官公庁だけはゲイツの奴隷から脱却して
貰いたいものだと思います.
“攻撃抑制本能”という言葉をご存じでしょうか.まあ,読んで字のごとし.知る知らな
いというレベルの話ではありませんね.大雑把に言うと,例外はあるにしても,攻撃
力の強い動物ほどそれに見合った抑制力を持つということ.降参している相手は殴
れないということです.仰向けになって腹を出すのは降参の合図“あなたには敵いま
せん,絶対服従します,好きにして下さい”.こうなると攻撃できないのは本能からの
命令によるわけです.ローレンツによれば,強大な雄オオカミは抑制力も強いので,
小さな雌犬を攻撃することができないんだそうです.だからこそ,動物の体に備わっ
た牙のような物ではない人工の武器(拳銃,テポドン・・・)は制御機構が働かないの
で怖ろしい.引き金を引く,ボタンを押すという操作には本能がブレーキを掛ける余
地はありません.と,いうのがローレンツの主張(「攻撃」みすず書房,「八つの大罪」
新思索社,他)なのですが,ここでは難しい話はちょっと横に置いておきます.
立派な雄の猟犬であるロンは強烈な顎の力とオオカミ譲りの犬歯を持っています.
だからガブリとやられると,本気でなくとも手に穴が開いてしまいます.言うまでもなく
本気で咬まれたことはありませんが,弾みでガブリということは日常茶飯事.幾つ手
に穴を開けられたことか.子供の頃から組んずほぐれつ,咬んだり咬まれたりのプ
ロレス遊びの相手だったのですから,まあ,手に傷のないことはありませんでした.
でも,こんな武器を持つ猛獣ロンは家族に向かって攻撃するなんて事は絶対にあり
ません.正にローレンツの言う通りです.
これに対して桃は・・・.桃は雌.それも我が儘放題に育てられたお姫様.ちょっとで
も気に入らないと直ぐに癇癪を起こします.そのくせ意気地無し.モモママが掃除を
する時,憎っくき掃除機を一緒に攻撃してくれる味方が居ないと文字通り尻尾を巻い
てモモママ(掃除機)から見えない所まで逃げ出してしまいます.ところが頼りになる
味方(モモパパ)が居ると,これは強い.敢然と(?)掃除機に立ち向かいます“ぐわ
おグワオぐわお・・・”.仕方がないので,私も掃除機に向かって“このヤロウこの野
郎・・・ペンペンペン”.普段はこんな感じなのですが,先日は,掃除機の味方をして
みました.私がモモママから掃除機を受け取って桃を攻撃してみたのです.寝返り.
裏切り.これほど卑劣な犯罪はありません.桃だって女.流石にこれには怒りまし
た.逃げるどころか,何と掃除機ではなく私に向かって攻撃してきたのです.余りの
剣幕に“ごめんごめん”と謝ったのですが,全く許してはくれません.歯を剥いて形相
凄まじく咬みかかってくるのです.まあ,桃ですのでちっとも怖くはありませんが,桃
のプライドのために逃げ回ってやりました.こんな時,謝れば必ず許してくれるロン
と,一度怒り出すと怒りを抑えることができない桃の違いは,本来的なファイターの
ロンと攻撃抑制本能を持たない雌との違いなんだろうと思いました.やはり女性は
怖い.女性恐怖症がますます・・・.
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