
あれやこれや
昨日,顔と性格を治すために病院に行ったのですが,顔はこれ以上治すところがな
い,性格は治しようがないと言われ,両方とも却下されてしまいました.確かに顔を
これ以上良くすると世間からの嫉妬が怖い.性格は・・・.まあ,物事は程々にという
ことですか.
さて本題.私より一歩先に病院に入った大橋さんは,ちょっと悔しいのですが診察も
一歩先.でも,おかげで面白いものが見られました.“大平さ〜ん,診察室へどうぞ”
と看護婦さんの声.大橋さん,いそいそと診察室へ.もちろん,私はその時は大橋さ
んが大橋という名前(姓)であることは知りません.数秒して,別の人も診察室へ入っ
て行きました.そして,看護婦さんに何か言われながら大橋さんが診察室から出て
きました.“あなたの番になったらお呼びしますので,この椅子でお待ち下さい”とか
何とか言われていたのでしょう.そろそろ自分の順番だと思っていたので“大平”が
“大橋”に聞こえてしまったに違いありません.私より先を越した罰です.神様はちゃ
んと見ています.
“大月さ〜ん,こちらへどうぞ”・・・あれ,また大橋さん行っちゃった.今度は遠くの全
然別の部屋に.番が来たら呼ぶと言われているのにあんな遠くから呼ばれるはずが
ありません.大橋さんが大平さんではないことは分かっていましたが,大月さんでも
ないことも分かりました.何故なら,看護婦さんに何やら言われながら,また元の席
に連れて来られてしまったのです.“この椅子で待っていて下さいね,中から声が掛
かりますからね”こんな感じだった様に思います.そして“大橋さ〜ん,中へどうぞ”.
この時,この人が大橋さんであること,世の中にはNさん(2007.8.28 パンツを求め
て,他)以外にもせっかち者が居ることを知りました.
もう一件,この日の心暖まる(?)良い話.診察を終え待合室で待っている時に聞こ
えて来た比較的高齢のご夫婦の会話.“それは医療廃棄物だからそんなとこに捨て
ちゃダメだよ”わざわざ奥さんは,注射後のガーゼを持って看護婦さんの処に“これ
捨てたいのですが”・・・“そこに捨てて下さい”.ちゃんと捨てるところが用意されてい
ました.確かに医療廃棄物には間違いありません.このお宅ではちょっとした怪我で
使うカットバン等も捨てる時は正しく医療廃棄物として処理しているのでしょうね.そ
れにしてもこのご夫婦,如何にも仲むつまじい良い雰囲気でした.飾り付けの海水
魚(院長先生の趣味で巨大水槽が飾られている)を,いちいち旦那さんは奥さんに
得意そうに説明していました.
病院へ行った目的は達せられませんでしたが,精神衛生上それ以上に得るものが
あったという話でした.
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