あれやこれや

2007年11月29日
郵政民営化の真相


今朝はヒドリガモがいました.昨日はオカヨシガモ.次から次に色々なカモさんが出
てきますが,それもそのはず.通勤時に歩くこの川岸の数100m先は沢山の鳥たち
が観察できるバードウォッチングエリアとして知られている所なんだそうです.私は今
知ったばかりですが.

さて,今日は偉そうに郵政民営化の話.でも,金融に関わる難しい話は私のレベル
を大幅に超えますのでここでは横に置いておきます.JRと同じように木ッ端役人根
性が嫌われて民営化されたのが真の理由であったという話です.

私が社会人になった頃のさほど高品質を望まないオーディオの世界ではカセットテ
ープが主流でした.オープンリールに録音して,それをカセットに編集してマイアルバ
ムを作る.だから沢山のカセットテープを使いました.そしてカセットに付いてくるポイ
ントマークを溜めると景品が貰える.昔も今も似たようなものです.溜まったマークと
引き替えに貰ったものはいつもカセットの収納ケース.これがメーカーから郵送され
てくる訳ですね.チャイムが鳴り荷物が届きました.来た来たアレだな.“小包です
か?”・・・“いえ,クロネコヤマトの宅急便です!”・・・“だから,小包ですね?”・・・
“いいえ,クロネコヤマトの宅急便です!!”ええい面倒臭い.という訳で,それ以上
の押し問答は止めて印鑑を押して小包を受け取りました.実はこれが小包ではなく
初めて受け取った宅配便だったのです.宅配のお兄さん,“クロネコヤマトの宅急
便”という言葉を客に覚えて貰うまで何度でも連呼しろとの命令を受けていたのでし
ょう.やけにハッキリと“クロネコヤマトの宅急便”を強調していたことを鮮明に覚えて
います.正確には分かりませんが,昭和50年入社なので昭和50〜53年頃の話だっ
たと思います.

ところで,未だに母は宅配便の包みや段ボール箱にいちいちヒモを掛けます.これ
はどうしようもなく強固に擦り込まれてしまった習慣で抜け出すことは出来ないようで
す.当時小包を送ろうと郵便局に持って行くと,ひもが掛かっていないと受け取ってく
れなかったのです.法律で決まっているとか何とか言われて,押し問答の末結局は
あり合わせのひもを巻いて出したこともありしましたが,とにかく役人根性丸出しの
郵便局は融通が利かない.こんなコトが繰り返されていく内にある程度以上の年齢
の人はヒモがないものは送れないと身に染みてしまったのでしょう.その後,ひもを
貼り付けた包み紙やヒモの絵の書いた段ボール箱が売られていたこともあります.
こんなものでも受け取ってくれるのです.ヒモの端くれを見える所に糊付けすればOK
という話もありました.正にお笑いですね.ひどい話ですが本当だったのです.これ
ぞ木ッ端役人根性の見本.こんな郵便局では“クロネコヤマトの宅急便”に勝てる訳
がないことは明白.実は郵政の民営化は昭和50〜53年に既に決まっていたことだっ
たのです.





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