扉絵イラスト第21弾。
前回に引き続き武庫川氏発行の「2001年正月欧州旅行本」に寄稿した原稿の一部に着色してみたものです。(すいません、取り急ぎいつまでも書き初めのままってわけにもいかず結構、緊急措置気味です:苦笑)
第20弾のイラスト同様、2000年の12月31日にロンドン着、その後フランス、イタリアを主に列車で縦断する限界旅行(笑)・・・・の際の写真を見ながらおこした原稿用のスケッチ絵です。
場所はフランスは華の都 巴里。
そこに在るアールヌーヴォーの建築家、ギマールによる、地下鉄口( アベス駅)の上屋です。 鋳鉄+ガラスで作られていて「萌えいずる植物」をイメージしたというもの。
ギマールによる地下鉄口作品は他に沢山あったようなのですが当時はさほど評判が良くなかったそうで・・・ 多くの作品が壊されたりして現存する屋根付き作品はもう2つしか残っていないようです。(その残りのひとつ、ポルト・ドーフィーヌ駅も観に行きました)
個人的にも好みの一品ですが、これは周りの景観を選ぶ作品だよなぁ〜とも感じました。 このアベズ駅の出入口は街中にひょっこり在るのですが、ポルト・ドーフィーヌ駅の方は公園のような周囲が芝地の緑の中にあって景観的にもとてもマッチしてる感じでした。
(<では何故そちらを描かない?)
(だって「モノクロペン画」としてはこっちのが映えそうだったもんで・・・
カラー化するつもりなかったし:苦笑)
06.01.16 |