第35話「雪のダンス」
佳境!物語りも佳境!・・・なのにまだこのようなほのぼの話もやってくれるんですねぇ〜。他人事ながらシリーズ構成が心配になってきますがそれはそれ。せっかくのこういったお話、楽しませていただきましょう。
先日の「ノコシタオバケ」が剛くんが、がんばる話だったのに対し今回は寧々ちゃんががんばる番。景太郎パパのセリフ、「何でもコメットさん☆にお願いしてばかりじゃダメだぞ」を受けての寧々ちゃんの決心。藤吉家憲法第5条「自分でやれることは自分でやってみよう」・・・これが今回のテーマの1つ。(コメットさん☆に頼らず・・・ってあたりの展開が何かその・・・近づいてくるものを連想させてちょっとつらひ・・・苦笑)
行き詰まるたびに考える。「コメットさん☆だったらこんな時どうする?」
自分の1番身近な、1番信頼しているお姉さんから、そのいつもの何気ない日常から沢山のことを学んでいる剛くんと寧々ちゃん。一生懸命、今自分が何が出来るのか、どうしたらよいのかを、その「信頼すべきお手本のお姉さん」になぞらせて(でも自分の頭で)解決策を考え、行動していく寧々ちゃん。
なんかこの辺の描写が、間接的にこの2人とコメットさん☆との絶対的な信頼関係が感じられてあったかい気持ちになります。
「大丈夫ってコメットさん☆なら言うぞ」
信頼している人から言ってもらうと、とっても安心する魔法の言葉「だいじょうぶ」
今回の話の展開は多少、ご都合主義や綺麗事がちりばめられた印象を受ける部分も多々あるのですが、あの子どもたちが気持ちよさそうに舞うラストを観せられるとこんな「小っちゃな街角の奇跡」みたいな話も有りだよなぁ〜なんて荒みきった、すぐ理屈をこねる(笑)大人・・の私も和んで受け入れちゃいます。
今回の話、子どもたちに、響子先生(←字不明 笑)の都合というのを理解させる話とか、我慢することも大切なんだよ、っていう描き方もあったかと思うのです。でも、やっぱり相手は「幼稚園児」。純粋に「先生に観てもらいたいっ!!」って気持ちが1番強いから・・・だったらあの子どもたちならどうするだろう?という点からのアプローチに絞ったんだなぁ、なんて感じました。
(亜衣、麻衣、美衣ちゃん達からすれば踊りを教わった先生に対しての感謝の意も含めての、しかも最後の機会かもしれないといったことなので特に思い入れも大きかったことでしょう。子どもってこういう人情的な部分ってすごく強く持ってるものです。)
あと今回1番感動したシーン。あの「光の路」を流れていく雪の描写!!もの凄く幻想的で美しくて・・・・。美穂さんがゲートからウッドデッキに雪をまとって現れ(ここの描き方も好き)、そのゲートから雪が流れ来て、「光の路」に吸い込まれていき・・・。この瞬間、「ああ!!あの予告で観たシーンは、こういうことかっ!!」と瞬時に演出意図が伝わってきてまだ観てないその先の展開に心湧きました☆
(しかし、あのメテオさんによる「光の路」、ポイントを線で結んでいるあの姿はまるでプリント基板のようでしたね 笑)
さて、細かなシーン(笑)
冒頭でかかった曲。「おおっ!?新BGMかっ!?」と思ったらテープから流れるお遊戯の曲(笑)でもサントラ2に収録されるかな?
お迎え景太郎パパさん。バトン回して、ジャージ姿でその黄色い声色・・・一歩間違えれば通報されかねないかと(笑)ああ、しかしやっぱり我子のイベント時はカメラパパなのね(沙也加ママも 笑)
みんなに配られてた南瓜(最初でかいピーマンかと思った 苦笑)は例の畑の収穫物のお裾分けなんでしょうね〜。
美穂さん。コメットさん☆が「また来るね」と立ち去る際の「え〜〜〜〜!?」がちょっと子どもっぽく不服気味だったのが何かいい感じ。^−^
メテオさんもあのまま終わってたら先週の二の舞のフォロー無し・・・でしたが、一応ムークさんのおかげでフォロー有り。ただもうちょっと本筋にかんでくれてもよいかと・・・。(最後の踊りのシーンをにこやかに見届けるくらいはあってもよいかな、と)
あと工藤作監の回はいろいろと崩れ顔なコメットさん☆が観れて楽しい。大分ラバボーの扱いにも慣れたようで(笑 拡声器)衣装がまるまるヌイビトさんに頼ってるだけ・・・ってのはちょっと引っかからなくも無いですが、コメットさん☆自身も優衣さんに相談を持ちかけたりと(え、ほとんどデザインは優衣さんの働き?その「人のつながり」もコメットさん☆の力 笑)がんばっていたのでまぁ、とりあえずよし、かと(笑)
剛くんは今回はもっぱら「突っ込み役」でしたね〜。「またテキトーなことを言う寧々ちゃん」おいおい、もとの原因を作ったのは誰かな?(笑)
来週の予告。おおっ復活の今瞬!!「久しぶりだね、君は何してたの?」おのれこそ何してたんじゃ?とおもわずTVに突っ込み(笑) 01.11.28 |
第34話「星の絆」
佳境!物語りも佳境!ってことでいよいよタンバリン星国が絡んでのお話です。何やら陰謀めいた今回の展開。正直ちょ〜〜〜〜〜っといつもの「コメットさん☆」の話から浮いちゃってるかな?というか「普通のアニメ作品っぽい作り」だなぁ・・と初見で思ってしまいました。まぁ、この感想を書くにあたりもう一回観ることでその印象も大分和らぎはしたんですが・・。ただ、これは話数短縮(と噂される)影響とはあんまり関係ないのかも? どのみちどこかでいずれ本筋に絡む「こういった話」は入ってくるんだろうなぁ・・・とは思っていたんで。
あとサブタイトルにつけられた今回のテーマ?の「絆」の描写としては、お話的にはちょっとまだ弱いかなぁ・・・といった感じもしました。あれくらいの結びつきの描き方は別段いつもの2人のつながりの域を出ていないので、もうちょっと大きな話のうねりの中での描写じゃないと「あらためて絆をテーマとして扱う」には少々物足りないかな。
それでも、キャラクターの描写がしっかりしていれば概ねOKなんですが・・・最後の最後のシーンでメテオさん(&出来ればムークの)フォローが何も無かったのがかなり残念。前半の裁判シーンを詰めればメテオさん&ムークのエピローグ部分も描けたのでは?と。風岡家に帰ってからの、やっぱりいつも通りど突かれつつも、何かちょっといままでとは違う?みたいな描写があったら・・・(←妄想中)
とはいえ、その他の部分では各キャラの描写も楽しく、またこの作画陣らしく元気に動き回るのは観ていて気持ちがいいです☆
メテオさんも先の部分を除けばコロコロといろんな表情を見せてくれて楽しい〜♪冒頭の「くぉめっとぉぉ〜〜!!」と爆走してくるシーンやコメットさん☆の横で月ビトちゃんの説明を「ふぅ〜ん」ってな顔で聞いているシーン、空から降ってくるムークに向かって手を広げて受けとめようとするシーン、照れつつムークに戻って来い的な発言をしてじっと見つめるシーン(←こ、ここの表情がぁ・・・)・・・etc.
「この口は勝手に動くのよぉ!!」
すごい名(迷)セリフ!!まさにメテオさんの実情を見事に表現した発言です(笑)
「まぁ〜だそんな反抗的な態度をとるわけぇ〜!?」
も、らしくてよかったですが(笑)ちなみにお庭でパラソルのもと読んでた雑誌は何か通販雑誌っぽかったですな。スタッフのこだわり?(笑)あああっそれにしても、また「呪文省略っ!!」どぇすかぁぁぁ!?がくっ。(苦笑)
かたやコメットさん☆の方は冒頭、景太郎パパへコーヒー&ケーキの差し入れの際、なかなかケースケのことを聞き出せない感じが・・描写が、仕草がリアルです。この後ウッドデッキでたたずむ姿もポツンとして心情をよく表現してますよね。(何かいつもよりこのシーンのデッキが広く描かれてた気がするんですが、もしや演出?)
で、ちょっと元気になって坂を駆け下りながらの「使っちゃおっかな〜〜?使っちゃおっ!!」のシーンのニコニコ姫さまが今回のなんかすごくお気に入りです♪
メテオさんに剛くんと寧々ちゃんと一緒に「お願いっ!!」ってうるうる顔で迫るシーン、こういう半ギャグシーンはこの作監さんならでは、ですね(笑)
あとラストの語りシーンはパターンかもしれませんが、あの表情とあの声でやられちゃうとやっぱり心揺さぶられます。
「春になったら帰ってきてね!帰ってくると信じてるから!また会おうねぇー!!」
あああっ泣けますね。この言葉をこの「コメットさん☆」という作品に向かって叫びたいです。(おいおい、洒落になってないT−T) 「誰に?」って剛くんに突っ込まれて久々の(長森作監お得意の)「照れ変な顔」が見れてうれしい(笑)
剛くんと寧々ちゃんの飛んで行くツバメに向かっての「行って行って、春の道行って!!」のセリフが、2人の声がハモってるのも何かすごく好き♪
恋力の使い分けも今回は上手かったですね。星力が足りなくて、昼間で補給できない時に・・・ってのが理にかなってて無理やり感がなくていいです。
ラバボー&ムークのやりとり。「コメットさま☆ってぶつ?」「ぶたないボ。(瞳キラキラ〜)」が1番笑えた。あと脱出シーンの「丸いからとまらない〜」はファンにはうれしいアドリブ?(しかし生身で大気圏突入するなよ・・・・笑)
あと江ノ電の描写が多くて・・・。放送前日行ってきたばかりなんでちょっとうれしい♪紅葉した街の中を走っていく所を俯瞰から捕らえたシーンや、「出て、早く出て、お願い」ってコメットさん☆が足踏みするシーンでの「由比ヶ浜駅」(と思われる)の細かい背景描写など。(わざわざ江ノ電1回降りて写真撮った甲斐があったってもんです 笑)
さて次回はまたほのぼの話?既に一部で「雪使い寧々ちゃん」なんて他番組のタイトル名みたく呼ばれてますが(笑)コメットさん☆打ち切り話が出たとき、どうしても「コメットさん☆」という作品の中で「雪」のシーンが観たかったんで大丈夫だろうか?と心配したんですが・・・観れそうでうれしい。でも、やっぱり大分前倒し感があるのは否めない・・・?ううっ。 01.11.24 |
第33話「時には王女のように」
ああああ、ミラさん(&おまけのカロン君 ←ひどい 笑)が帰ってしまったよぉ〜。もう1回くらい大食いetcなコミカルシーンが観たかったよう〜な今回のお話。(ちょっと合ってるけどちょっと違う? ^−^”)
作品の出来とは別な部分で、少々詰め込みすぎな感を感じた今回。う〜〜〜ん、正直やっぱり○話も放送話数が縮まったという(一応現段階では噂の)影響が出てる感じがしてなりません。実際の所、いつもの「まったり・のんびり」なお話のペースなら、「ミチルちゃんのがんばる話」と「ミラさんさんたちが帰る話」それぞれで十分1本作れるし描写とテーマの絞込みもし易かったはず。
「願い続ければ夢はいつかかなう」
ミラさんたちの帰還を食い止めたことに関してこのテーマを適用するのはちょっと無理があるかなぁ〜(苦笑)いや、あれって国家権力利用した上での引止めなんで(笑)いつも通り、もうちょっと控えめに「願い続けることは大切なこと」「その夢を実現する為にいろいろがんばってみよう」くらいでいいんじゃないかな?
ただ、「あ、そうだな、それって大切だな、」と思出ださせてくれたのが「服装について」の描写です。
「人は見た目じゃないっていうけどさ、一応、こちらの”気持ち”をみせるためにピシッとした格好でいかないとね!」
景太郎パパの言葉。別に高い服を着ろとか、オシャレしろとか言うわけではない。けれども会う相手のことを思って、服装からその”気持ち”を示す、っていうのは大人社会では至極当たり前のことのようでいて、意外と昨今は「外見じゃなく中身で勝負」なんて言葉ばっかりの者が(自分も含め 苦笑)多すぎる気がします。
まぁ、気恥ずかしい部分ってのもあるかとは思いますけどね。でも「無頓着」すぎるのが多いのも事実では?(自分も含む P−2)
しかしあの正装、1話以来ですね〜ひさびさ〜♪そう、ひさびさと言えば星力版変身!!BGMのタイミングもちゃんとしてるフルバージョンはかなりお久なのではっ!?
さてさて、なんかわき道にそれましたがまた細かなシーンについて。
冒頭、やっぱり年長者ゆえ?リーダーシップを発揮している明日香さん♪でもなんでこの6人(この時は5人)でチーム組むことにしたのでしょう?明日香さん、同学年のトワラー仲間いないの・・・?はっ!いかんいかん、そんなことないぞ、きっと(笑)(笑)
おおっ、ミラさんのバトン演技!そしてがんばるミチルちゃん。「私体かたいから・・」って一番若いのに(苦笑)
そしてメテオさんに参加をお願いするコメットさん☆。ああ、天然ゆえ、悪気がないゆえ、たちの悪さ炸裂(笑)いや、あそこまでされればメテオさんでなくてもかえって退きますって(笑)秋の夜に響く「嫌ぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」と「ホントに嫌みたい・・・」の対比が笑える。(結構ミラさんも天然? 笑)
しかし、またまた今回よかったのはメテオさんの描写☆
先週「え〜!?」だったのに対しての今回の大活躍!!前半、頑なに誘いを拒否するメテオさん。「そういつも同じ手に引っかかるもんですか!!」をを、学習されてらっしゃる(笑)で、通販番組大好き、ってのがまた ^−^
カロンに感謝されて、おもわず動揺してるのがらしくていいです♪コメットさん☆が「どうしよう・・」と悩んでるのに対してとりあえず(考えなしだったけど 笑)行動を起こす(←ミチルちゃんのところへコーチに行く)描写も2人の性格の違いが出ててキャラが立ってるなぁ〜☆なんて。
魔法使い姿は似合いすぎ(笑)フォローのコメットさん☆、やっぱりいいコンビですねこの2人♪メテオさんも、「演技」と割り切れば自然に親切になれるんだなぁ・・・と特訓シーンで感じました。最後、物陰からミラさんたちを見送って物言わず(ちょっと笑みを浮かべ)去るシーンが・・・・株価また上昇(笑)
さて、やっぱりどうやらミラさん&カロンの使命は王子探しではなく「2人のお妃候補の調査」だったようですね。ケースケの音信も途絶え、来週はハモニカ星国の方にも動きがあるようで・・・いよいよ佳境突入!?ううっ複雑な心境。
P.S−1
今回最大の謎。あの浜辺から、どうやってパジャマ姿でミチルちゃんは家まで帰ったのでしょう!?(笑)
P.S−2
う〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ちょっとだけミラさんの星国スタイルはあざとさを感じてしまった・・・メイドさん?でも役職的にそういう立場だからいいのか?(苦笑)
P.S−3
やっぱり最後、6人揃ってのトワラー演技が(すごく)観たかったよ〜〜
P.S−4
EDで「コメットさん☆鎌倉フェスティバル」の映像がちょこっと流れましたね〜♪
・・・・PS多すぎ(笑) 01.11.16 |
第32話「ノコシタオバケがやってくる」
先週の予告で「食べものを粗末にしないでたいせつにしよう」話かと思いきや・・・。
「自分より弱いものは守ってあげよう」
「自分の発言・行動には責任をとろう」
「人ががんばろうとしている時は、その人のがんばりを尊重してあげよう」
何かこんなテーマが潜んでいたお話でしたね。(当然、いつものように説教くさくなく自然にお話に織り込みつつ・・・)
剛くんが終始パパとして、お兄ちゃんとしてがんばってましたね〜。(ホントの所あの2人どっちが兄・姉なんだろ??)冒頭の「寧々、早く降りろ!」はなんかとってもお兄ちゃん。^−^ 逆にいつもは元気いっぱいのおキャンな(←死語)寧々ちゃんは泣き通し。よっぽど「ノコシタオバケ」って怖いのか〜と思いきや、ホントに怖いよ、アレ(苦笑)ああいったシンプルなデザインの方が逆に無表情で怖かったりするもんです。TVの前の子どもも、結構怖がって観てたんじゃないかな?
実際不気味さを演出するレイアウトやライティングなど「魅せ方」もいろいろ工夫してましたね。あの玄関先で引き戸の後ろを「すぅ〜〜〜〜〜っ」と通り抜け寧々ちゃんだけが気付いて怯えるシーンや、落下したコメットさん☆を受け止めたラバボーの上で「ふぅ〜」と一安心したところへ後ろからニョロニョロ手だけが伸びてくるシーン・・・・本気で怖いぞ(笑)また近寄ってくる時、ぷるぷる震えてくるのもまた不気味(笑)ちょっと山椒魚っぽい?
がんばってピーマンを食べる寧々ちゃんをみて「自分も実は給食の時残した」ことを告白する剛くん。ついはやし立ててしまい、ここまで寧々ちゃんを怖がらせてしまったことの責任と、その実自分も本当は同罪な事への良心の呵責から・・・といったこの辺の描写。「剛くん」というキャラクターをよくあらわしてます♪(黙ってはいられないんだよね、剛くんって子は。☆☆)
そして同じスタンスで剛くんをサポートするコメットさん☆。「そんなの居ないから・・」とか「貴方には無理だから・・・」とか言ってしまいがちな中、一緒になって同じ土俵で応援してくれる・・・こんなコメットさん☆だから、この2人はこんなにも彼女のことを大好きなんですよね☆
剛くんと2人で星力を集めるシーンやバトンを託されて星力を剛くんが発揮するシーン、2人で呼吸もぴったり、見事にシンクロして本に(ノコシタオバケを)挟んで封じ込めようとするシーンはそれゆえ感慨深かったです。(一緒にがんばってる、って感じがよく出てて)
最後、お面もかなぐりすて突進する剛くんはただただ寧々ちゃんを守りたいとがんばる、勇気ある立派な藤吉家の大黒柱でした。かっこいいぞ、剛くん!!
しかし、寧々ちゃん
寧:「たべられちゃうんだよぉ〜(泣)」コ:「コメットさん☆も?」寧:「う〜ん、コメットさん☆はわかんない。でも寧々ちゃんは可愛いから食べられちゃうの!!」
・・・って、ほら!あのコメットさん☆が笑顔が引きつってるって(笑)(笑)
ああ、しかし、しかしです。今回は剛くんが主役とも言っていいこのお話なんですが・・・、あのシーンでやられてしまいました。全てが吹っ飛ぶほどの破壊力(笑)
そう、「景太郎パパの帰還シーン」
藤吉家の家族一同が再会を喜んで抱き合うシーンを、やっぱり本当の家族の一員ではないコメットさん☆が、その感情を押さえ込んで一人一歩退いたところでもじもじとしながらたたずんでいる描写。そして、それに気付いて「こっち、空いてるよ♪」と声を掛け右腕を差し出す景太郎パパ!!たまらず込み上げる感情に目を潤ませ「はいっ!!おかえりなさいっ!!」と抱きつくコメットさん☆!!
あああああああああ、もう駄目です、撃沈です(笑)涙腺決壊です(笑)
普通ならね、「あざとい描写〜。なんか狙ってる〜」なんてひねくれな私なら思うところなんですよ。ですが、ことこの「コメットさん☆」という作品はここまで積み上げてきたキャラクターと作品世界がそのひねた観方を払拭するほどのパワーを持っているんです。ホント、毎回素直に感動させてもらえるんです、こんな作品久々ですよ。
ちなみにこのシーン、コメットさん☆のみならず、藤吉家の面々みんなの描写も秀逸です♪アドリブでパパをいぢめる(笑)みんな。それに対抗してくる景太郎パパ。感情をあらわにして抱きつく沙也加ママ、剛くんと寧々ちゃん・・いいです、温かいです。
最後、家に帰ってきて(コメットさん☆を含む)家族全員が揃ってのいつものフレームカット。ああ、もうコメットさん☆も完全な藤吉家の家族の一員だね、といったラストでまたジ〜ンときました。
唯一残念なのがせっかくよい描写を積み上げてきたメテオさんが今回はただの意地悪「しっぱなし」キャラで終わってしまっている点!「ノコシタオバケ」を絵本から出すだけ出してそれっきり。しかも、せっかく以前「寧々ちゃん」とまで呼んだ(「お手伝いできること」)彼女に対しての脅かし行為・・・ってのがちょっと・・。初期の頃のお話ならこの描写でもOKですが最近のメテオさんであれば、あれで終わり・・ではなく、やっぱり気にして、夜回収に来つつ、脅かされて気絶・・・くらいのギャグオチでもいいからフォローが欲しかったですねぇ・・・。
いやまて、ムークさんがすごく怒ってたけど・・もしや次回への伏線?前フリ?とか・・・??(さすがにそこまで深くはないか ^−^”)つい期待しちゃうんですがね、この作品ゆえ(笑) 01.11.10 |
 |
 |