01年09月分
第27話「ケースケの夢の実」
 秋服秋服〜♪いやぁ〜どの秋服もいいですねぇ〜。
特にお気に入りなのはメテオさんのシックな暖かそうなもの。黒色がすごく似合っててまたこの衣装にブーツが合う!!あと、ミラさんのもいい感じですね〜。とても「らしい」感じがします。あの収穫祭時の帽子着用バージョンがポイント高しっ!コメットさん☆のもいいですね〜。特に茶の靴が♪寧々ちゃんのタートルネックのセーター?にスカートってのがとても女の子っぽくて。春服時は剛くんとそんなに差が無く感じられたのですが段々差別化が図られてきたような(笑)全体的にみんなオシャレ(死語?)になった感じですね〜♪

 今回の話は前回明らかになったケースケの「世界一のライフガードになる為の試験」の話・・・を秋の収穫の話に絡めた、「努力とその成果による夢の実現」へのお話・・・。とまぁこう書くと教訓話っぽく聞こえますが、その辺の描写の(鼻につかない)上手さはいつも通り☆ 夏の厳しい暑さを乗り越えての秋の自然界からの実りの贈り物。それらに対しての感謝の収穫・・・になぞらえて、「ケースケも今までのがんばりとその成果を収穫に行くんだ」・・・という景太郎パパさんの言葉。
 「コメットさん☆」っていつも1つのテーマを多角的に描写することでよりその内容を観る者にわかり易く、かつ着実に伝わるような工夫がされてますよねぇ・・。

 収穫祭の招待状?をみんなに送って(みんなの)来訪を待つコメットさん☆。1人また1人と友人が訪ねて来る中、来ないアイツ・・。「来ない・・・か・・な。来ないか・・・」独り言のようにつぶやく彼女。なんか・・・凄くこのシーンがリアルで生々しくて切ないです。その後で、実は今日がライフガードの選抜試験だったということを沙也加ママに聞かされ、「自分は教えてもらえてない・・」とでも感じたのか、一瞬うつむく所もまた切ないです。(すぐ、「でもケースケのことだから・・・」と立ち直りはしますが)
 そして決意するコメットさん☆。「今日は風になろう・・・。それなら会いにいけるよね・・・(←応援に行ってもいいよね・・・)」そして・・・飛ぶ!「あ、ごめんラバボー・・。一緒に来て・・・」この懇願するシーン、ちょっとした描写なんですが切迫した彼女の心情がよく伝わってきます。
 そしてケースケの実技選抜試験シーン。上空からじっと見つめているコメットさん☆。バックにかかる「JOY OF LOVE」。泳ぐケースケ。ついにたまらず叫ぶ!「がんばってぇー、ケースケぇぇーっ!!今までがんばってきた成果をみせるときだもんっ!私が知ってるケースケはがんばってたもんっ!だからっ勝ってーっ!!」今これ書いてても涙出そうになります。すごい感情の波が押し寄せてくるような描写で、圧倒され、引き込まれ、感極まって・・・。(前田亜季さん・・・上手いですよね。感動しますよ、この感情表現っ)そして叫んだ後、結果を見届け(勝ったので)ふと、でも寂しげな表情になって・・・。せ、切ない。これまた切ない・・・。
 最後に木の上で、ケースケはまだ若い樹だから・・これからもまた時間をかけてもっと多くの大きな夢の実をつけるんだよね・・と語るコメットさん☆。「その時つけた夢の実・・・・見られたらいんだけど・・・」あああっそんな別れを匂わすようなセリフはやめて下されぇ〜〜〜〜〜最終回が恐い、あぅあぅ。
 来週はこの結果についてのお披露目?とオーストラリア大会への旅立ち話・・かな。(でも予告観る限りだとなんかちょっと絵が・・・。ああ、でも前もそんなこと言って全然大丈夫だったこともあるんで観るまでは希望をもって 笑)

 メテオさん、いつのまにやら人気者?どんどん、みんなに溶け込んでいって認知された存在になっていってますね。(冒頭の「(収穫祭)懐かしいわねぇ〜いいえ〜これは何かのワナ〜♪」と顔だけにこやかなまま言うシーンが受けました 笑)トワラー談議?ああ、是非ミラさんも明日香さんたちとトワラーグループに加わって演技を披露していただきたいっ!!(え、カロン?ああ、カロンもね←ひどっ 笑)
 何気に鹿島さんと優衣さんもいい雰囲気に(笑)でもラストで有希先生も加わっての「大人3人組」が仲よさげだったのでこちらもひとドラマあるかな?
 しかし今瞬、お呼ばれされなかったのだろーか?(笑)もう既にケースケと張り合う余地も無い展開にまでなってきてますが(不憫な ^−^”)

 ・・・今回はちょっと短めに、と思っていたのにまた・・・(苦笑)私一人の暴走になってないだろーか・・・みんな退いてないよねぇ〜〜〜?(笑)来週はいよいよ新OP,ED登場!?  01.10.02
第26話「星力をください」
 ああ、またやられてしまいました〜といった感のある見事な構成☆
 「ヒゲノシタの輝き」に続く「星力」についての復習編といった感じでしょうか。「がんばっていれば助けてくれる人が現れる」・・・もちろん、現実はそんなに毎度都合がよくいく訳ではありません。が、「がんばっているからこそ、その姿を見たとき、人はその人を助けてあげたい気になる」というのは事実なんだと思います。その辺の所を前回同様説教くさくならず自然な会話や描写の中で魅せてくれてるこの作品、ああ、いいなぁ〜(しみじみ☆)
 性格的にすぐにミラさん&カロンを助けてしまうコメットさん☆に対してのメテオさんの突っ込み。悩む彼女への再登場がうれしい美穂さんのフォロー。(なんか最近じゃ,あの大場久美子節とも言える間延びした喋り方がクセになってしまった♪「忘れちゃったかな〜?」の言い回しが♪)ちゃんとその伏線としてケースケのバイト姿を目撃させておく辺りの周到さ。(←更に更に予告で「引っ越しちゃうのかケースケ?」との思いをここで1度安心させといて、あのラストへつなげる見事さ!!)
 で、じゃあこの2人が地球で自力で生活していけるかといえばそれも無理、ってことで晴れてレギュラー入りするラバピョン・・・このキャラの絡ませ方、使い方の上手さ、ホント一人一人のキャラに無駄が無いです。(思わず「で、ああ、そうくるのか〜」とTVの前で感心してました 笑)
 
 「星使い」・・・いい響きの言葉ですね♪
「星力は星の子たちの力。星の子たちが精一杯の気持ちで送ってくれたもの・・・」
単純に「魔法」としていない、この「星力」「星使い」という設定がより作品の魅力を引き出すキーワードとして効果的に使われていますね。(なんか、私には星国という究極的に進んだ世界の科学の力っぽくにも思えて、「魔法」より逆にリアリティすら感じてたりして)
 
 そしてラスト、全てがめでたしめでたしで終わるかにみえたところで・・・・「ケースケがどこかに行ってしまう?」思わずトラックを追ってしまうコメットさん☆。バックにかかるあのBGM,「はじめての好き」・・・曲が終わっておしまいかと思いきや・・。「違うよ、ラバボーの寂しい気持ちだよ・・。私の胸がツンとするの・・・」自分の気持ちを認められない?理解できない?コメットさん☆にラバボーの声が。「姫さま、ボーは今姫さまの胸のところにいないボ・・・」・・・夕日の差す坂、吹く秋風にたなびくコメットさん☆の前髪・・・・切なくて、でもすごく美しい情景で心にしみ入ります・・。

 しかし、メモリーストーンを見せられた時の2人の反応がどうにも気になります。やはりあの2人は王子の居場所を知っているのでは?バイク男も一見あれで解決したかにみえますが、以前「分からない・・・私は誰なのか・・」みたいなことを言っていた点は解明されてないんですよね、むむむ?

 で、他の細かな大好きなシーン〜♪
 ミラさん、もう大食いキャラとしての地位を完全に確立したようですね(笑)剛くんと寧々ちゃんにも何べんも「ご飯ネタ」で突っ込み入れられてるし ^−^ (その度恥ずかしがる表情が♪)学校帰り、ポンと肩をたたかれた時のびくっとした表情が、「あ、でもまだ慣れてはいないんだなぁ」と感じさせます。校門の前での「誰かにいじわるされたの?」「剛くんやっつけるよ!」「寧々ちゃん噛みつくよ!」にミラさんならずともホロリ(笑)いい子たちだなぁ・・・。(星のトンネルを出てくるとき、元気に出てくる剛くんに対しスカートを押さえて飛んでくる寧々ちゃんの描写、あ〜細かいなぁ〜)
 あとマンションの部屋を訪れた際の「えへへ・・」と照れ笑いするミラさんの表情がまた可愛い♪「(部屋に何にも無くて)ゴロゴロ出来るよ〜」と床を転がる剛くんと寧々ちゃんがすごくらしいリアクションだなぁ〜なんて。(ここのシーンちょっとレイアウトも面白い)
 変身、もう短縮版(笑)の恋力バージョンで、「また恋力〜?」と滝涙のコメットさん☆が楽し(笑)あっちこっちで話題になってるメイド服メテオさんも似合っててgood☆(「待って待って待ってぇ〜」が何とも 笑)

 そして・・来週の予告っ!!ああ、ゲストキャラ総出演ですか〜?♪♪
みんなの格好、お出かけ着なのか秋服なのか分かりませんがいい感じでしたねぇ〜(特にメテオさんの黒いコートみたいなやつ♪)作画もなんかすごく良さそう・・・(絶望のラバボーの作監さんらしい・・)ああ、お話的にもまた山場?今のOP/EDも次回がラスト?とにかく待ち遠しい〜〜    01.09.26
第25話「学校の輝き」
 う〜ん、難しいテーマです、「学校って?勉強することってどういうこと?」。正直、前半はなかなかいい感じなんですが問題解決編の後半がちょっと消化不良かな?といった感じを受けました。星力を駆使して、剛くん&寧々ちゃんが通う保育園へ中学校の先生や生徒、カロンをいじめていた小学生たちを「幼い子どもの」年齢にまで下げてやって園児たちと一緒に交流させる。そのことによって何もかもが、学ぶことが楽しかった頃のことを思い出して欲しいと考えたコメットさん☆。・・考えはいいと思ったのですが、いきなりみんなを次々と星のトンネルに放り込んで、幼くして・・・の方法がちょっとね(笑)ラストの描写からすると、みんなの中であの体験は「夢」ってことになってるのでしょうか?ああいった(幼くしてしまうといった)直接的な方法でなくても、コメットさん☆スタッフならもう一工夫出来るんじゃないかな?なんてつい、高望みしちゃうんですよ(笑)
 ただスタッフもやっぱりこれだけでは完全には問題は解決しないといったことは認識しているようで、ラスト近くでのコメットさん☆&メテオさんの会話が印象深いです。
 メ:「子どもの頃の気持ちに戻せば問題が解決するとでも思ったの!?」
 コ:「少しは・・・(苦笑)」
 メ:「その場しのぎってことだわっ、くだらないっ!」
 コ:「ちょっとでも楽しくなってくれればいいよ・・・(苦笑)」

この辺にスタッフの想いと本音が見え隠れしている感じがします。確かに簡単に解決する問題ではないのだけど、ちょっと意識を変えるだけでもそれは違ってみえてくる。みんなも昔は学ぶことについての楽しさを確かに知っていたはずなのだから・・・。

 今回一番救われたのは実はあの先生なのでしょうね。コメットさん☆扮するミラさんに「(授業が)つまらない」と言われ、怒ってはみたもののその後で落ち込んでいたのは、昔持っていた(教師としての)輝きを今も心の底に(濁りかけていながらも)持っているから。
「いつからこんな授業をするようになったんだっけ・・いや、昔はやってたっけ・・」
先生にとっても「教えること」の楽しさを思い出す、がテーマな話だったようです。

 で、今回の楽しかったシーン(笑)
やっぱり冒頭のミラさんの「ほえ?」「にやぁ〜」「いただきまぁ〜す」もがもが・・・につきるのでは?(笑)いやぁ〜ちょっと狙い過ぎな感もありますが、愉快なキャラだ。
(あと当然、あの朝食シーン。「おかわりいいですか・・?」も外せないでしょう 笑)
 ミラさんに変身した(ヌ、ヌイビトさんの能力って・・・ロボ作ったりとか・・う〜むι)コメットさん☆があまりに「まんま」なのも観てて楽しい♪「おっはよーございマスデス!」1話観てる人は思わずニヤリ。こういう細かい描写がうれしいです。「動物園」の話以来すっかり「ユキ先生すごいっ」と尊敬しているあたりも関連しているんだろうなぁ・・とかいろいろシリーズものとしての厚みを感じます。
 それからメテオさんとカロン。あんだけ厳しく特訓しながらもいつの間にかすっかり母というか姉というか・・・(笑)木の上でカロンを観守りながらヤキモキしている姿は正に姉のそれのようで(笑)ラストのオチといい、いいキャラですねぇ、ホント、メテオさんって(笑)  01.09.19
第24話「タンバリン星国の姉弟」
 もうもう(「牛ですか?」byムーク)メテオさんの株上がりっぱなし♪
 またひとつ物語が転がり始めたようですね。今回とても興味深かったのが「コメットさん☆」と「メテオさん」の「優しさ」のアプローチ方法の違い。「そっとしておいてあげたい」最初の逃げるミラに対するコメットさん☆のとる「優しさ」に対し「強く厳しい?」メテオさんの優しさ。こういう描写を観るにつけ、積み上げてきた「キャラクター性」の確かさ、豊かさが再認識させられます。コメットさん☆でさえ、ちょっと寂しげに「私にはできないことだから・・」と(←十分、メテオさんのことをわかってるんだよなぁ〜というのが伝わってきますね)感じさせてしまうメテオさんの行動力。平手打ち一発!いじけても人の心をもて遊ぶような行為は許さないっという凛とした態度。(あの、最初に風岡老夫婦に星力をかけて娘だと思わせた件や、への6号の件は・・・あ、ああすいません)で、その後、「助けてほしかったんでしょ、」とカロンに手を差しのべる時の表情が・・・いいですね。「私に助けて欲しいということわぁ〜私に近づく努力をしなければならないということであ〜るぅ!!」ギャグシーンなんだけど感動すらおぼえます(笑)カロンもパニっ君兄同様、メテオさんにメロメロだな、こりゃ(笑 この2人意気投合しそうだなぁ。こんなところでも前に出たキャラが絡み合って収束していくのがホントに見事だなぁ・・・と思うんですヨ)
 
 来週に続く「学校での周りからの孤立」の問題。(今回の描写ではいわゆる「いじめ」かどうかはまだ不明)コメットさん☆でこの問題を扱う、触れることはただでさえ当の主人公が俗世離れした性格の持ち主なんで、「絶対タブーだろう」と思ってたんですが・・・。この領域に敢えて踏み込むスタッフの度量と展開に期待・・とちょっと不安(苦笑) (ああ、でも「中学生コメットさん☆」ちょっと観たいかも♪でも予告だとミラに化けての潜入のようで・・・残念T−T)しかしラストでの会話、あれってただミラを藤吉家に招待したんじゃなくて一緒に住む、って意味なんだろーか??(え?居候2人目?さすがにずーずーしすぎでは?笑 で、カロンは風岡家へ?)

 コメットさん☆、☆力バージョンの変身シーン久々登場がうれしい〜〜けどBGMが短縮版?で微妙に(オリジナルなものに対して)ズレてる〜(苦笑)
あと、メテオさんっ!!「ついに変身シーン登場かっ!?」と思わせて画面に身を乗り出したのに「呪文省略っ!!」って、そ、そんな殺生なぁ〜〜〜!!!メテオさんの変身シーンが観れる日は来るのだらふか・・・・??
                              01.09.09
第23話「ヒゲノシタの輝き」
 何か、懐かしい(笑)←観た時の印象。
 ここのところ、美穂さん(アア、おばさまとはとても呼べない 笑)や、恋力、ケースケ話でちょっと展開がめまぐるしかったので、今回の話は初期の頃の”ほのぼの話”的な雰囲気が感じられてなんか落ち着いて観られました。本来、私は説教くさい話とかは顔をしかめてしまう方なのですが・・・なんと言うか「コメットさん☆」ではそれっぽい内容も、魅せ方とソフトな語りでなんか抵抗なく・・・どころか心に沁みてくる感すらあります。(この辺が私がこの作品に強く惹かれる大きな要因であり、他作品と決定的に違う部分なのです)
 「苦い輝き」「苦いことば」「甘い輝き」「甘い料理」・・・作中表現はいろいろありますが、世の中の、人の様々な「思い」や「気持ち」のスタイルを上手に例えてわかりやすく伝えているなぁ〜このヘソ曲がりな私をもそんな気持ちにさせてしまうなんて見事だなぁ〜(笑)と素直に感心しちゃいます。
 ギャグとシリアスのバランスもよいですね。お約束なメテオさんはお約束を飛び越えてサメを手なずけてるし♪(暴れるカツオに「ビチビチしてるぅ〜〜〜〜」と怯えるのもGOOD)顔に縦線入って「ゲッ!!」となる剛くん&寧々ちゃんもパターンでも楽しい♪沙也加ママさん、なんか久々の登場!って気が・・・^−^ 星力集めシーンも久々でなんかうれしい?(星力バージョン変身も今後もたまにはやって欲しいなぁ・・・)
 来週からも急展開のようですが、時々こんな感じの”ほのぼの話”をまた挟んで頂きたいです〜。

 で、来週の予告〜!!なんか凄そう!!断片的に映されるシーンの連続がドラマチックでかっこいい。ああ、早く次回が観たい〜☆ 01.09.04