第6章 誰もいない電車での行動に関する省察
*省察(せいさつ):自ら省みて、その善悪是非を考えること。
また一つ勉強になった。(^_^;;

 温泉でまったりし過ぎて東京に帰るのが面倒臭くなってしまったけれども、泊まる所が無いので仕方がないので帰ることにした。小暮の実家には本人が帰省していない上に受験生が居り、センター試験の前々日に邪魔する訳には行かなかった。6時前だったので水上駅前で夕食を摂ろうとしたが、早くも駅前の店々は閉まっており、ただ1軒開いていた中華料理屋も我々が出た途端、シャッターを下ろした。水上駅に着いたけれども、新潟からの電車が大雪で遅れていたため、連絡のため30分程待つことになった。(またか。)この間水上駅に停車したままの僕達が乗る電車は止まったままなので、僕達は暇を持て余し始めた。
 まずこの電車は(小暮の実家の最寄り駅である…しつこいっ)群馬総社から導入されているドアの開閉が手動の「田舎システム」を展開させていたので、外の冷気を遮断するためドアを(手で←しつこい)閉めまくった。僕達以外の乗客はいなかったので、他の車両には客がいたここぞとばかり普段は出来ないエキセントリックな行動に出た。以下其処での阿鼻叫喚地獄の様を記さんと欲す。

  1. おかわんさんが広末涼子が宣伝している、「群馬県の情報がつぶさに分かる、上毛チャンネル」の情報ポケベルの広告を盗んだ。この群馬限定のポスターは現在、部室に貼られている。

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  2. 電車の網棚で寝た。
  3. 線路で寝た。
  4. プラットホームから落ちた処を記念撮影した。
  5. その他色々した。
 このように人がいない処では君子も小人へと変貌するのである。(君子ではないけれども。)
 地獄を経験した後は(自らの手で導いたのであるが)、疲れ果て、国立に到着する頃には満員電車のせいもあり、疲労困憊であった。疲れを癒やすために温泉に行った当初の目的はほぼ果たせなかった。(まるでミイラ取りがミイラだ。)

 


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