担当:高野
正直なところ、このレポートはコンスタティヴな(事実確認的な)ものではありません。
恣意性が極めて強く、「わからない人にはわからない」内容が含まれていることを、あらかじめご了承ください。
第一話 マサルさん編〜白い闇を抜けて〜
台風接近。今夜明日と九州地方は大荒れの模様。
今回の合宿は、佐賀。
みんなどうやって九州に"上陸"するつもりなんだ?
そういえば、旅行の詳細を聞いていないような・・・
相変わらずの茶道部。
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合宿前日の8月8日、午後6時前に仕事を放棄。
のぞみ最終に乗り、今夜は高木家にご厄介になる予定。
僕と一緒の行動をとる、、、はずの あむみ に"ケータイ"で連絡をとり、東京駅で合流することとなった。
☆
駅は帰省客に加え、台風の影響もあってごった返していた。
"人間は空を飛べない"と気付いた連中が、摩擦係数の高い陸運に切り替えたようだ。
待ち合わせの”チェリーストア”の前に行くと、あむみは誰かと電話でもめているようだった。
「奥さんの決裁がおりたんじゃなかったのか?」
とりあえず視線を交わすクロスプレーをし、側で待機する。
聞いていると、話しているのはどうやら奥さんではなく、ストーカー(通称:遠藤(以下遠藤))だったようだ。
遠藤は、「俺の切符を買ってくれ」と言っているらしい。
あほか。自分で買え。幹事のくせに!?
思い出した。奴が幹事だったんだ。今回はどーりで合宿の概要が掴めなかったわけだ。
合宿が始まる前から、反省点が1つ。
結局、遠藤の切符を買ってやるはめになったらしい。あむみは仕方なく、”JCBカード”が使えない、みどりの窓口に並んで待つ。
お盆休み前、のぞみの最終なんて、30分前にとれる訳がない。無駄無駄無駄〜と思っていると、あむみが一言。
「2つも席開いてるかなぁ?」
あむみもこれからとるのか?あむみの行動は、大学時代と全く変わっていないようだ。
切符のほうは1枚だけ名古屋から席がとれた。当然遠藤のものではない。
☆
あむみは名古屋まで立席ということで、しばらく別行動をとる。
ところで、僕の切符は喫煙車両だった。
中は靄がかかっていた。
隣の席の奴は、紫の煙をたえず吐き続ける。
僕はできるだけ煙を吸うまいと、0.5秒吸って3秒はくという動作を繰り返していた
が、途中で息が苦しくなり、かえって煙を大量に吸い込んで悶絶していた。
そんな愚行を数時間、”灰人”になった気がした。
岡山から禁煙車両へ移動することができ、やっと白い闇を抜けた。
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あむみくん、続きよろしく。