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ドラッグスター1100(スタンダード)搭乗記 2015.10.09(東北ロングツーリング旅紀行その2) 四日目 9月29日 火曜日(曇りのち晴れところにより一時雨)5時30分。 いつものとおりに起床、良く寝たなぁ。^^(ジィ様は朝が早いのぉ^^;) 九州と違って夜明けが随分早くて外はもう明るいバイ。 天気が気になってカーテンを開いてみると雲は少し多いが青空も覗いてるぞなぁ。(さすが晴れ男!!うれしい(笑)) さて、今日の予定は十和田湖の奥入瀬を歩いて八甲田の酸ヶ湯温泉に浸かることだ。^^ 予定どおりにゆくかチョット心許ないが心配しても始まらん。明け方の雨で道路はしっかり濡れてるが今のところ雨は降っていない。^^ 7時00分 「カムイの森」発進。 早めの朝食を済ませ、オーナーのご厚意で必要な荷物以外は部屋に残しアタックザックをバイクに積込む。(また明後日ここにお世話になる^^) 雨具を着るか迷ったが、雨は降っていないし幹線道路に出れば道は乾いてるだろう。(雨具着用ナシ、甘いかぁ??・・・^^;) 濡れた市道を少し行くと国道282号に出る、そこを左折して東北道の安代ICを目指すが思ったとおり国道に出ると道は乾いてる。(笑) ところが安代の町に入った途端パラパラと雨が降り出した。(アチャー甘かったかぁ(涙)) 昨日の経験により早めの雨具装着を決断、すぐ先の高架下にバイクを止めてカッパを着用する。 しかし、通り雨だったらしくすぐに止んだべよぉ。でも今日は町から山深い山岳地帯へ入って行く、里は晴れてても山は雨だべぇなぁ。(ウンだなぁ) 幾らオレが晴れ男だとはいえ、今日はその確率が高そうだぁ。(・・・であるから雨具は着たまま、別に邪魔にはならん^^;) 7時30分 安代ICから十和田ICに向かって東北道に進入する。快調に山へ向かってズンズン入って行くが、行く手には雲が低く垂れ込めて嫌な雰囲気だ。 案の定山越えのトンネルの手前で結構強い雨が降り出したぁ。 雨天装備だから雨なんか怖くはないが、スリップには注意せんといかんバイ。(スピードは控え目に・・・(怖)) 鹿角八幡平を過ぎた頃から雨は小降りになって十和田ICに着く頃には雨はすっかり上がってしまった。(油断は禁物敵は手ごわい) 8時10分 十和田ICを離脱して国道103号を十和田湖方面へズンズン登って行くが、山はモヤに霞んで今にも降りだしそうだ。(こりゃヤバいなぁ・・・) 途中のコンビニで奥入瀬で食べるおにぎりを買う予定だったが、諦めて寄らずに走り続ける。 十和田南の町を過ぎて山間の村を抜けるとオレの前も後ろも車の影が全く無くなった、もちろん対向車も全く来ない。(チョイ寂しい^^;) 雨は降って来ないが、つい先ほどまで降ってたのか路面はしっかり濡れている。風が吹くたびに木の葉に着いた滴が激しくヘルメットのシールドに 当たって弾ける。周りを鬱蒼とした原生林に囲まれ、道は勾配を増し連続するコーナーがオレの神経を擦り減らす。(チョイ、カッコいいべぇ) 冗談ではなくホントにヤバいんだ。^^; 濡れた道路はタダでさえ滑り易いのに、鬱蒼とした原生林から道に落ちた無数の枯れ葉が、水を吸ってまるでオイルのようにタイヤを滑らせるんだ 。 ・・・であるから出来るだけ枯れ葉を踏まないようにスピードを控えて走る。(バイクは簡単にコケるから神経使う^^;) でも、この濡れた原生林の中をバイクで走るのもイヤなことばかりでは無い^^。それは山を登り始めて暫くたった頃不意にやって来た。 突然バイクがイイ香りに包まれたかと思うと、パッ!!と一瞬でオレは四十数年前の初めて十和田湖を訪れた時に帰っていたのだ。 ^^; (SFのタイムスリップじゃねぇから・・・(笑)) それはニオイだ。このニオイを感じた瞬間に四十数年前の十和田奥入瀬で初めて感じたイイ香りを思い出したんだ。 ^^(ナンの匂いだべぇ??) これとよく似た香りは上高地から穂高へ向かう樹林帯で感じた記憶はあるが、ここで感じたような強烈なインパクトは無かった。 とにかくイイ香りなんだよ。ここを訪れた人ならたぶん分ると思うが、香ばしくて甘酸っぱい一度出会ったら忘れられないイイ匂いなんだ。^^ この香りは十和田奥入瀬・八甲田山系の山岳一帯を覆い尽くしているようだ。 このあと酸ヶ湯への登りでもズーッとこの香りに包まれてた。^^ ところでこの匂いの正体だが、それは明日の八甲田ロープウェーの中でヒントを貰うことになる。(ナンだべぇ??^^) やがて、急な直線道路を登り切ると原生林が突然途切れて目の前がパッと開けたァ!!。着いたぞぉー発荷峠(はっかとうげ)だぁ~!!。 この峠を越えると眼下に十和田湖が一望できる。オオ~!!晴れてるぞぉ!!。^^ ちょうど十和田湖の上は雲がポッカリ開いて、青空が綺麗に湖面に写っている。(ありがとうございます^^) 発荷峠展望台より十和田湖 ![]() 8時40分 発荷峠到着 発荷峠の駐車場にバイクを止めてオレは展望台へ駆け上がる。 まだ誰も居ない、振り返ると広い駐車場にオレのバイクだけが一台ポツンとある。 せっかく晴れさせてもらったんだ、雨の来ないうちに一刻も早く峠を下って子ノ口(ねのくち)から奥入瀬の石ヶ戸(いしげと)まで走らなきゃぁ。 オレは展望台の階段を駆け下りて再びバイクに跨り駐車場を後にする。しかし、峠の下りは登りよりもカーブがきつくて数が多い。^^; オマケに道は濡れててツルツルだぁ。(汗) とにかく焦らずに落ち着いて走ろう。 9時30分 石ヶ戸到着。 焦る気持を必死で抑えて無事着いたぞぉ~。^^ ここは奥入瀬渓流の起点焼け山から5kmほど遡った場所にある大きな中継所だ。道路脇には無料駐車場があって、オレが着いた時にはすでに半分 ほどが埋まっていた。観光バスが何台も止まっている。(朝も早いのに結構な人出だぁ^^;) 急いでトレッキングの用意を済ませて、飲み物と昼の弁当を買いに休憩所の売店に入った。(奥入瀬は晴れている^^) 小さな店だったが嬉しいことにそこには手作りのおにぎりを売っていた。おにぎりを二個買って、子ノ口から戻りのバスの時刻を聞くと11時33分と 12時23分があると言う。「ここから子ノ口まで歩くと3時間掛るから、今からだと12時23分に間に合うべかなぁ?」ナヌゥ・・・。^^; 売店のおばちゃんが津軽弁で親切に教えてくれたが、オレは11時33分に乗る予定だぁ。オレはそのことは口にせずお礼を言って表に出る。 ここから奥入瀬の終点子ノ口までは約9kmの登リ、2時間を切って歩けるか?。^^; 「やってみるべぇ!!伊達に毎朝5キロのランニングをしている訳じゃねぇ」。(威勢はイイが大丈夫かぁ??最後は駆け足になるぞぉ・・・(汗)) なぜオレがこんなに急ぐのか察しは付いてると思うが、一般的に山岳地帯の天候は午前中が大体安定している。 午後遅くなるほど雲がかかって崩れることが多い。だから午前中の1時間は貴重なんだ。(タダのせっかちとは訳が違うべぇ)(同じでナイかい^^;) さっそく四十五年ぶりの奥入瀬に「今帰ってきました^^」っと挨拶をして歩き始める。 ・・・オオ~昔のままだぁ!!この流れ・・・この香り・・・^^。 ![]() 石ヶ戸を出発して1キロ程は観光客が多くて思うように進めなかったが、それ以降は人が疎らでオレのペースで歩けるようになった。^^ 時々立ち止まっては気に入った流れを写真に収めて、イイ香りを胸いっぱい吸う、昔を思い出し楽しくてしょうがない。^^ 奥入瀬の流れをゆっくり楽しみながら散策する人は多いがオレは違う。天気が良くて気持ちがイイと自然に足が速くなる。(笑) ![]() 歩き始めて1時間が過ぎた頃10mほどの急な登り坂の手前で観光客の大渋滞が起きている。奥入瀬の散策路は幅が1m程度の山道なので二人前 に立たれると中々追い越せない。止むを得ず「すみませ~ん」と声を掛けて通してもらうが、ここはそうは行かない。^^; 諦めて最後尾で待っていると坂の上の方で「あっ!!痛いー」という声が・・・。(ナンだぁ??) それは十数人のおばさま達のツアーでその先頭のおばさまが転んだらしい。「大丈夫?大丈夫?」の声が盛んに聞こえるが、このままではいつ前 へ進めるか見当がつかん。オレは咄嗟に「チョットすみません。どうしましたぁ?」っと、おばさま?の列を掻き分けて坂を上って先頭に出た。 するとそこには左の脹脛の外側を抑えてしゃがみ込む七十過ぎのおばさま?が・・・。(おばあちゃんだろう・・・ (爆)) ![]() 「チョットすみません」と断わって石にぶつけて少し汚れた靴下の上から軽く押さえてみるが骨には当たっていないようだ。軽く脹脛を揉んで手を取っ て立ち上がらせてみると大丈夫のようなので、そのまま手を引いて抱えるように坂の上まで運ぶ。散策路脇の大きな石の上に座らせて「どうですか?」 と聞くと「もう痛くないから大丈夫・・・」と笑って答える。ゾロゾロ登って来た連れのおばさま?達に「先を急ぎますので後を頼みます」と言い残しオレ はスタスタと歩き出す。(ヤバイ!!随分時間をロスしたぁ(汗)) 銚子大滝を過ぎて百両橋から残り約1kmは散策路を外れて上の車道を子ノ口目指して走る^^;。 11時30分 十和田湖子ノ口到着。 「お天気に恵まれて、昔を思い出すことができました。ありがとうございました。」と橋の上から奥入瀬にお礼を述べる。(ありがたい(感謝)) バスは遅れているのか時間になってもまだ来ない。そのあいだに奥入瀬で食べる余裕がなかったおにぎりを十和田湖を見ながら頬張る。^^ 旨い・・・。^^10分近く遅れてバス到着。(しかし、さすがに最後の1キロはきつかった^^;) 12時10分 奥入瀬石ヶ戸発進。 再び奥入瀬の石ヶ戸に戻り、晴れているが上下カッパを着込んで国道103号を焼け山へ下る。そして交差点を左折し酸ヶ湯温泉への上りに向 かう。これから約1時間弱八甲田へのワインディングロードを走るが、オレの前には乗用車が一台とその前に観光バスが一台走っている。 やがて、その二台の車も途中の観光施設に入ってオレのバイクだけになる。(カーブの多い山道は前に一台走ってると楽なんだが^^;) 道はシッカリ濡れてるが、幸い今のところ空は晴れて木々の間からは木漏れ日が差している。^^ オレとバイクはあのイイ香りに包まれて、快調に山道を上って行く。(気持ちがイイ^^) 酸ヶ湯温泉はこの道を上り切った八甲田の内懐にある。 最初の計画では酸ヶ湯温泉に入る予定ではなかったが急遽昨夜決めた。^^; やがて道は高度を増して原生林を抜け見晴らしのイイ高原に出るがしかし、いつしか周りは低い雲に覆われ冷たい風に乗って小雨が落ちて来た。 もう既に八甲田は紅葉が始まっている、しかしバイクを止めて写真を撮ろうにも雨と風が一段と強くなってそれどころではナイ・・・。 (ゴアの雨天用手袋ではこの寒さには耐えられない・・・とにかく指先が冷たい(涙)) 酸ヶ湯はまだかぁ・・・、雨は依然として降ってくる。道は最高点を過ぎて若干下りに入る。 やがて小さなカーブを曲がると左手に駐車場と観光案内所が現れた、たぶん酸ヶ湯はすぐそこだぁ。 予想どおり正面右手に大きな古い木造の建物が見えて来た、着いたぁ!!・・・酸ヶ湯だぁ!!。^^; 13時00分 酸ヶ湯温泉到着 バイクを駐車場に入れると同時にみぞれ交じりの激しい風雨に襲われる。バイクが濡れるのも構わず適当に橋の袂に止めて、ヘルメットとカッパを 着けたままアタックザックを担いで酸ヶ湯温泉の表玄関に駆け込む。^^; 玄関の隅で濡れた手袋を脱いで、悴んだ手でカッパとヘルメットを外す。「ハァー助かったぁ・・・」これがその時のオレの正直な思いだった。^^; 玄関から外を見ていた地元の人らしきジィ様が「こりゃぁ雪になるべぇ」って言った時には一瞬「ドキッ」っとした。^^; とにかく冷えた手足を温めようと早速入浴券を買って有名な「千人湯」に入ることに・・・。^^ 暖簾に「男」と書かれた方の脱衣所に入り着衣を取って浴場への引き戸を開けると、一段下に乳白色のお湯をいっぱい湛えた大きな浴槽が二つ 。 湯気の向こうにはたくさんの人が入っていて、この大きな木造の浴場は歴史を感じさせる古い建物だ。 早速掛かり湯をして入り口に近い方の浴槽に向かうが、その浴槽には手前の方ばかりにおっさん達が入っていて、奥の方は一人だけしか入ってい ない。「何で向こうに入らんとぉ?」と不思議に思ったが構わずオレは空いてる奥の方にザブザブと入っていった。 「ああ~気持ちイイ~^^」、冷えた手足に温泉の湯が染みるぅ ~^^。・・・っと?、何だか急に視線を感じたので右側のおっさん達の方を見るとナント 全員がオレをジッと見てる??。 「ナンだべぇ??」と思いながらオレは無視を決め込み目を閉じて湯船に深く沈み込む。・・・っと先ほどからオレの前に一人入っていたおっさん がオレの後ろを指さしながら「こっちは女性用です」っと 、か細い声で言ったぁ!!・・・。(ナヌ??アッチャー!!おばさんだぁ(汗)) オレはてっきりおっさんとばかり思いこんでいたんで不意打ちを食らってビックリだぁ!!。^^; 慌ててオレは「すみません」と湯船から飛び出しておっさん達が入ってる方へと移動した。しかし、よく ヨク考えてみると湯船に入ったまま移動すれ ばイイだけじゃん。^^;(これでやっとあの視線の意味が理解できた(爆))( ・・・遅せぇよぉ^^;) 改めて浴槽のフチを見ると真ん中あたりに「これから先、女性用」と小さな看板が立っている。タダそれだけで浴槽自体には何の区切りもない。 これじゃぁオレみたいに間違える人もいるだろう。(いやっ、アンタだけだろう・・・^^;) 若干のトラブルはあったモノの、30分ほど気持ちのイイお湯に浸り酸ヶ湯温泉を満喫しました。^^(・・・若干かぁ??(笑)) 「ソロソロ出発せんとヤバいぞぉ」と荷物を抱えて玄関へ出ると、ナンと雨が止んで雲の間から薄日が差してる。^^(ああ~ありがたい^^) 「この隙に里まで早く下りるべぇ」、オレは急いでカッパを着けて、ビショ濡れのバイクに跨る。 計画ではこのあと八甲田ロープウェーに行く予定だったが、酸ヶ湯温泉のフロントに「本日悪天候のため八甲田ロープウェー運転中止」と掲示され ていた。出来れば明日行くことにして早々に八甲田を後にする。(この天候じゃ無理ないべぇ^^;) 30分ほど下ると黒石に出る。お陰で雨に降られずに下りてきた、風は強いが里は晴れていた。このあと国道沿いのJA・アップルハウスで九州(くに) にリンゴを送り、今夜の宿がある弘前市内へ向かう。弘前市に入る手前で懐かしい岩木山が見えて来たぁ。^^(挨拶は明日だぁ^^) 今夜の宿泊は弘前市内のホテルだ。九州を出発前に弘前ユースホステルに予約を入れたんだが、団体客が入ってるそうで泊まれなかった。 やむを得ずホテル・ルートインに変更したが、結果オーライだった。^^ 15時30分 ホテル・ルートイン到着 新しくて大きなホテルでシングルの部屋も小ぎれいだし、温泉とまではゆかないまでもソコソコの浴場もありコインランドリーもある。 ^^ お陰で今日奥入瀬を歩いて汚れて濡れたGパンやシャツなど革ジャンを除いてみんな洗濯したバイ。^^;(よかったねぇ(笑)) 夕食はホテル内のレストランで済ませたが、結構美味しくて満足です。^^ 明日の天気が心配だが、また如何にかなるべぇ。(能天気なジジイ・・・^^;) 四日目走行距離 169km 燃料補給 1回 歩いた距離 約 8km 走った距離 約 1km 混浴見落とし 1回 東北ロングツーリング旅紀行その3へ続く |