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2007年12月
1月13日(日)「ようやく」
長い間買おうかどうしようか迷っていた本があった。
その本の名は岩波書店の「広辞苑」
世に言う国語辞典である。
社会人になってから本屋で見かけては欲しいなぁとは思っていたものの
結局買うに至らなかった。
その昔確か小学生の頃だったと思うが家に広辞苑があった。
知らない言葉が出てきたら親から辞書を引けと何度も言われたものだ。
当時学校用に普通の国語辞典も持っていたが
載っていない言葉も結構多くそれ以上調べる術が無かったので
初めて見たときは広辞苑の持つ情報量の多さに圧倒されて凄い本だなと感じていた。
確か定価も凄くて5000円とか書いてあった気がする。
それから学生の頃は広辞苑を引くことをした。
国語辞典を引くのは面白いと思った。
調べたい単語を見た後で周りにある違う語彙が目に入って来る。
知らず知らずのうちに他の言葉にも興味が広がっていった。
ピンポイントで語彙を探せる電子辞書は軽くて便利かも知れないが
一つの言葉を調べてもそれ以上の広がりが無いという点で余り好きではない。
子供の頃の知りたいという欲求は終わりが無い。
辞書で偶然知った言葉に後から出会うこともしばしばあった。
学生時代はずいぶん無駄な知識も詰めこんだけど
貴重な知識も吸収できたのは辞書と新聞のお陰だったか。
あれから20年以上経って
今月10年ぶりに広辞苑の第六版が発売されるというので
欲しかった気持ちに火が付いた。
そして今日、嫁さんに誕生日のプレゼントとして買ってもらった。
久しぶりに見る広辞苑は更に分厚くなり定価も7500円(6月30日までの特別定価)
になっていた。
家に帰って早速開いてみる。
本の装丁も活字の字体も昔とほぼ同じ。
飛び込んでくるたくさんの語彙に懐かしさを覚え新鮮さを感じた。
ぱらぱらめくってみると昔の広辞苑に比べて
幾分めくりやすいような気がする。
紙の質が変わったのだろうか。
調べ物というと最近はインターネットで手軽に色々な情報を取り出せるし
辞書には載っていない事柄もたくさん流通している。
ウィキペディアとか見ていると時間の経つのも忘れてしまうくらい見てしまう。
興味のある事柄はリンクを辿ってどんどん読んでしまう。
けれどその情報は全てが普遍という訳ではない。
一過性の情報のなんと多いことか。
もちろんソレが悪いことだとは思わない
むしろそういう情報の流通は今の時代とても素晴らしいことだと思う。
但しそれは自己の基本情報がしっかりしたぶれない土台の上にあってこそだと考える。
うその情報だけ100回聞くとそれも真実に思えてくるような印象操作だって
メディアの上ではいくらでもできる。
TVも新聞もインターネットも真実だけが載っているとは誰も思っていないだろう。
日本が自由経済の民主主義の国である以上
スポンサー(出資者)なり権力者なりの意見が真実を曲げることなどいくらでもあるから。
広辞苑なり大辞林なりが本当に正しい事象だけ載せているかは知る由も無いが
私が経験している内容と比べてほぼ正しい基本的事柄が載っているのだから
自分の中のぶれない土台の情報源としてはあまり間違っていないと信じている。
子供が小学生になったら手の届くところにいつも置いておこう。
果たして私の子供は辞書を読むだろうか。
30年後が楽しみである。
1月8日(火)「マイティーボンジャック」
新年も明けて1週間が経過した。
今年は理由があって正月恒例のゲーム大会ができなかったのが残念なんだけど
実家に帰省した時の大晦日に弟と久々にレゲーを楽しめたのでまあ良しとしよう。
ソフトはテクモが初代ファミコンで出した「マイティーボンジャック」
元はテクモがテーカン時代に出したビデオゲームで
「ボンジャック」という名前のゲームだったのだが
ファミコンに移植されるに当たって大きく仕様変更が加えられた。
個人的には当時のファミコンとしては文句の無いレベルで
仕様変更にしても大幅パワーアップといった感じ。
素直に凄いなと感心さえしたものだ。
しかし難易度は結構なもので前半はのんびりプレイしていても問題無いのだが
後半になると敵のスピードがハンパ無く上がり
きっちり攻略しないととてもじゃないが進めたものじゃない。
当時学生だった我々は夜中にせっせとプレイして何度もベストエンドまで行ったものだが
あれから20年以上の時を経て再挑戦だとすっかり忘れているものだ。
少し破れて色の変わった攻略本とWEBの情報を見ながら謎を解いていく。
私は気分がすぐれなかったので見ているだけだったが
弟がコツコツとクリアしていくのを見ていて楽しく時間が過ぎた。
結局最終面のベストエンドの到達は朝の7時になってしまい
殆ど完徹状態。
それでも気分はとてもよく心地良い疲労感と共に元日の朝を迎えた。
有野課長の気持ちに少し共感できた。
ちなみに現在攻略中のDSソフト「ゲームセンターCX有野の挑戦状」は
ほぼ終了で残りは「ガディアクエスト」を解くのみである。
それも後残りわずかと思われるので時間の問題かな。
ファミコン時代のゲームが好きな人には是非やってもらいたいですな。
「ガディアクエスト」と「ハグルマン3」の開発の気合の入り方はマジだな。
続編を出して欲しいなぁと思う今日この頃。
当研究所は今年もぼちぼち不定期更新を存続する予定なので
更新を待っている人は長い目で見守ってください。
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