2007年4月の研究開発記録&雑記帳>
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4月30日(月)「新たなる誕生」
人生には忘れられない日が幾日かある。
ある春の一日の始まりにそれは起こった。
刻は朝の4時。
陣痛が規則的に来た感じと臨月の嫁が言う。
が、しかし横で寝ていた子供の調子が悪い。
熱を帯びているようでうなされている。
ねぼけている頭にいきなり大量の情報。
階段を降りてとりあえず産院に電話すると共に外出の用意だ・・・
、の途中に背負っていた子供が背中で嘔吐した。
・・・タイミングの悪いことは重なるモノだ。
どうやら忘れられない一日になりそうだ。
嘔吐の処理をしながら子供を着替えさせ
見ると嫁さんの陣痛がまた襲ってきていた。
陣痛の嫁と体調不調の3歳児。
両手に花。
自分がとても健康で体調が良かったのがせめてもの幸いだった。
取り急ぎ産院は4時半にお越しくださいとのこと。
玄関を出ると夜明け直前のまさに瑠璃色の空が広がっていた。
今日は天気が良さそうだと直感で思った。
気温はあまり高くない。
というより肌寒い。
チャイルドシートに乗った子供が薄手の毛布では寒いというので
私のブラウスを羽織ってあげた。
この時点で私はTシャツなのだが戦闘モードに入っているので全然寒く無い。
車に荷物の搬入と鍵の戸締りをして薄暗い夜道を産院に向けて走る。
いつも渋滞している道もこの時間には車一台居ない。
信号のタイミングもほぼ完璧に乗り切り
程なく産院についた。
薄明かりの玄関のチャイムを押して名前を告げると
自動ドアが開き嫁さんだけがその中に消えていった。
産院に送り届けてミッション終了ではない。
チャイルドシートに縮こまっている子供を布団に戻すまでが今回の任務だ。
立会い出産は諦めなければならなかった。
とはいえ病気の子供のせいではなく早朝の立会いがこの産院では出来ないということ。
帰りにどう走ったのか良く覚えていない。
でも家に着いてスグサマ抱えて布団に戻して氷枕を準備して・・・
気が付いたら子供と寝ていた。
しかし熱い。
背中に入れてあげたアイスバッグが完全に溶けている。
何回も取り替えて体温を測ったが38度より下がることは無かった。
そうしているうちに朝の9時頃電話がなった。
うとうとしながら取った受話器から無事出産の第一報を聞いた。
良かった。
無事に生まれてきてくれたのかと嬉しかった。
とは言え今思えばまだまだ長い一日の始まりだったのだ・・・
4月12日(木)「入園式」
子供の幼稚園の入園式に行って来たのだ。
私も日頃着慣れないスーツを着込みネクタイの締め方も忘れていたが
子供の制服姿を見るとまるで制服が歩いているようでおかしかった。
車で幼稚園に向かい校庭に停めた。
もうすでにそこここで写真撮影が行なわれ園児は遊びまわっている。
正門前にはお約束の入園式の看板があり
そのすぐそばにはクラス発表の張り出しがしてあった。
なんとなく懐かしいような気分。
小さな体育館での入園式は結構面白かったのだ。
驚いたのは私もそうなのだが父親の保護者が思っているより多かったことだ。
半数以上が両親と付き添いで来ていた感じがする。
そして恒例のハンディーカムでのビデオ撮影だ。
三脚を持ってきていたのは私を含め数人だったが
その中には一脚を持っていた人がいたな。
他のカメラを見ているとハイビジョンカメラを新調して持ってきている人が多く感じた。
やはり全体としてはSONYが多いのだがPANAのハイビジョンも目立っていたな。
CANONとビクターも多少いたな。
先生達も新人の先生は初々しくすこし危なげ?にも思えたが
子供達と過ごす中で成長していくことだろう。
ちなみにうちの子供のクラスの担任の先生は二人とも新人だったが
ベテランの先生がサポートしてくれるみたいで良かった。
さて幼稚園は子供にとって集団生活の第一歩である。
今まで親と離れることが無かった子供がどんな生活になるのか。
かつて自分もそうだったようにすぐに友達が出来て
自分の心の中を占めている親の割合が少なくなるのだろう。
先生や友達の中から教えられたり教えたり今以上たくさんの情報が
子供の中に入ることや様々な感情を体験したりして過ごすに違いない。
そしてあっという間に学生を卒業して成人してしまうのだな。
自分の幼稚園時代を思い出すとそんな気がする。
楽しみでもあり寂しくもある。
けれどもうすぐ生まれてくる子供で再び大変になるだろうから
そんな感傷的なことを言っている場合じゃなくなるな。きっと。
4月8日(日)「HELP」
久々に実家の父から電話があって私に用事だという。
何のことかと思ったらPCについてのHELPだった。
HPのアップロードができなくなったということらしい。
メールやインターネットは普通に使えるということなので原因が分からないと。
うちの父親は数年前に60過ぎて定年になってからインターネットに興味を持ち
簡単にHTMLタグの打ち方等を教えてあげたらHPを作成し始めた。
さすがあの年代の方々は凄いバイタリティーがあるなと感心しながらも
やはりトラブルにはあまり強くないので自己解決できない困ったことがあると
こちらや弟のところに聞いて来るようだ。
こちらもティーチングした以上は解る範囲で教える責任があるだろうと思う。
電話で話を聞いているとFTPの転送ソフトの不具合のようだ。
とはいえフリーのFFFTPを使用している以上はそんなに問題無いと思いつつも
こちらから親父のホスト名とパスワードを聞いて叩きに行ったら
あっけなくアクセスできたのでやはり転送ソフトなのか・・・?
とりあえず一度FTPプログラムを削除してもらい
新たにインストールしてもらおうかと考えたらFFFTPの元が無いという。
ならばメールで添付して送ることにした。
元データも圧縮するほどでは無いのでそのまま添付して送信したら
EXEファイルが削除されるという。
ということはウィルス対策用のプログラムが有効になっているのだな。
よくよく聞いたらウィルス対策のプログラムを常駐させるようになってから
アップロードできない事象が発生したとのこと。
とりあえずそのプログラムを停止させてもらい再度アクセスしてもらったら
アップロードが可能になったという。
とりあえず問題は解決したがプロテクトしている時にアップロードできないのも
まだまだ設定がおかしい訳で。
今度実家に帰ったら直接見てみなければな。
4月4日(水)「春うらら」
4月になって暖かい日が続いた。
今日はあいにくの天気だったが先週末は絶好のお花見日和で2日連続で出かけたのだ。
土曜日は会社のお花見で石神井公園まで出向いた。
嫁さんが臨月の妊婦なので電車ではなく車で出発。
だからお酒は一切無しの参加だ。
でもうちの子供は宴会の席で音楽に合わせて踊ったりして楽しんだようだ。
出店なんかがあったりしたのでお花見とお祭りがごっちゃになっているようで
「またお祭り行きたいねぇ」と上機嫌だった。
嫁さんの体調のこともあって少し早めに退場。
会社の親睦としては良い風習だと思う。
明けて日曜日は関東地方は非常に暖かい一日となった。
昼前に車に子供用の自転車を積んで近所の荒川の河川敷にLET'S GO!
以前友人達とバーベキューをしに来たこともある彩湖道満グリーンパーク。
やはりバーベキュー広場に近い駐車場は満車だったが目的の駐車場は空きがあった。
土手の堤防で子供の自転車の練習をしながら桜並木を目指す。
桜の見える土手の一角にレジャーシートを広げのんびり過ごす。
少し暑い日差しに背中をじりじり焼かれながら穏やかな時間が流れた。
子供と一緒に土手を登ったり降りたり。
とてもよく運動をした。
大勢での宴会も楽しいけれど家族でピクニック気分のお花見もまた楽しい。
今年は2度楽しめた桜だった。
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