
あれやこれや
父の弟クロおじさんに次いで,母の弟ロビおじさん(ポインター)のことを書くつもりだ
ったのですが,ゆとりが無くて十分に文章化できそうにありません.上手く書けそうな
時までお預けということで.
先日,宝くじが当たったらフルートの更新を考えるというような話を書きました(2009.
12.13 材質と音色の関係).その後,宝くじの収益金の使途が不明朗であること,そ
もそもキャリーオーバーのない普通の宝くじでは,当たりくじに50%以上を還元しては
いけない(つまり半分は胴元に召し上げられる)との話を聞いて宝くじを買う気があっ
さり失せてしまい,フルート更新はご破算.・・・のつもりだったのですが,持ち前の欲
しくなったら堪らないという衝動買い癖と,好奇心に負けてしまいました.この時書い
たようにミヤザワというメーカーに興味を持ったことが直接の動機だったかも知れま
せん.グレードと価格の設定が他メーカー程業突張り(ごうつくばり)に感じなかった
こと,低価格の学習グレードにも金リッププレート楽器が設定されていることから大
変良心的なメーカーだと感じたのです.後は製作技術ですね.
そのつもりになると居ても立ってもいられなくなるのは毎度のこと.モモパパ理論に
従って音色に関わる部分のみが金製の楽器でも“金の音”が出ることを確認した上
で,早くも購入してしまいました.これで頭部管の材質だけに限ると,全洋銀(銅,ニ
ッケル,亜鉛合金),マウスピースのみ銀(他の部分は洋銀),全銀,マウスピースの
み金(他の部分は銀)という全く異なる材質のもので実験できることになります.管体
も当然4本になりますが,全銀と全洋銀のみで余り選択肢はありません.というより
同じ物でなければ比較の意味がないので最も太い管体を利用するつもりです.実験
結果は乞うご期待.
以下は新フルート評です.少々マニアックになることをお断りしておきます.先ずミヤ
ザワというメーカー.長年愛用してきたサンキョウと同じくらいの歴史があるんです
ね.つまりサンキョウの創立者と同様,村松をスピンアウトした技術者が作ったメー
カーなのかも知れません.とすれば腕は確かかも.たまたま私がサンキョウの楽器
を買った時にその店に置いてなかっただけなのかも知れません.ミヤザワさん,失
礼しました.
第一印象.美しい.音のことではありません.見かけがなんです.金と銀のコンビネ
ーションの美しさは絶妙.さて肝心の音は.第2,3オクターブは明らかに“金の音”.
まるで気分はランパル.これが発音部分の金のせいなのかどうか(腕前のせいと思
いたい)はもう少し時間を掛けて実験してみなくてはなりませんが,期待通りで一応
満足.但し,第1オクターブは現有のヤマハ,サンキョウ品に響きの点で負けている
かも.音色はよく分かりません.第1オクターブの音色が重要になることはさほどあり
ませんし,余り使わない音ではありますが,特に最低音のC(ド)は貧相です.調整不
十分なのかも知れません.6ヶ月点検の時にクレームを付けてみます.ま,全般的
には十分に合格点ではあります.他にも書きたいことは沢山ありますがマニアックに
なりすぎるのでこれだけにしておきます.確実に言えること.ミヤザワさんは偉い.そ
れに技術力も確かなようです.
それにしても,時間が欲しい.
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