
あれやこれや
月に2回くらい勤め帰りに逆方向電車に乗って鎌倉の実家に帰ります.鎌倉駅から
江ノ電に乗り替えるのですが,この江ノ電,首都圏にありながらローカル線の見本の
ような電車(2006.05.06境川係留まで)です.江ノ電に関する話題だけでも10や20
は出てきそうなので,いずれ色々書くことがあると思いますが今日は最新の話題.
いつものように自慢のS社のノイズキャンセルヘッドフォンをしてオペラを聴きながら
江ノ電に乗っていました.座席の右端に座っていたので私の更に右側はドア付近の
空間.そこにガムが似合いそうなおじさん(2006.05.24臭いヤツ,2006.11.01ガムおじ
さん,等)が3人立っています.その3人と私のおじさんカルテットは当然ながら,相
互に無関係.でも少なくとも共通点が一つありました.4人ともヘッドフォンをしている
のです.携帯オーディオは一昔前なら若者の専売特許で,おじさんが使っているとす
れば,英会話の練習か補聴器に決まっていたのですが,今やガムおじさんの友.で
も私以外の3人はおそらく歌謡曲と演歌と民謡でしょう.オペラなどを携帯オーディオ
で聞いているのは間違いなくマイナーで,しかも陰気なちょっと変態っぽい感じがす
るので,見栄っ張りの私としては極力ヒトに知られたくない.このノイズキャンセルヘ
ッドフォンのおかげで音量を絞って聴くことが出来るようになってから安心して外でも
オペラを聴けるようになったという次第です.それにしても,4人のおじさんがそろい
もそろって携帯オーディオを聞いている姿って,異様なモノを感じませんか?
学生時代から今に至るまで常に電車を利用する長距離通学(通勤)でした.あっとい
う間に勤務先に到着できる近距離通勤の方をうらやましいと思うこともありますが,
電車通勤のメリットは読書時間を確保できること.しかも半強制的に.ほぼ確実に毎
日1〜3時間安定して読書が出来るのは大変嬉しいことです・・・が,このところは本
とはご無沙汰.目の老化により本を読むのが億劫になってきたことと相俟って携帯
オーディオを聴いていると本など読めません.特にオペラの場合は人の声ですの
で,これが思考の邪魔をするので本との両立は殆ど出来ません.ノイズキャンセル
ヘッドフォンの弊害です.いやいやヒトのせいにしてはいけません.でも,この辺が最
近のちょっと贅沢な悩みの種ではあります.
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