


生徒が潜在的に有している力(適切な指導を受けないとそのまま埋もれてしまう力)を引き出すことにあります。さらに、それを着実に育成し、将来にわたって、その力を発揮して自立できる生徒を育てていくことが私どもの責任だと考えております。
これを実現するためには、次の2つのことが不可欠だと思われます。
まずひとつは、お子様に『できるだけ高い目標(志望校など)』を作っていただくことです。勉強に限らず、何事に関しても人間は何か具体的な目標を掲げなければ、全力で取り組もうとはしません。もちろん何の創意工夫もしようとは思わないでしょう。したがって、そういう状態では何の進歩も期待できません。具体的な目標がないお子様に、ただ勉強しなさいと口で言っても勉強するはずがありません。
保護者の方とお子様の間で一緒に頑張っていける共通の目標を作ることが非常に大切です。そうすれば、ご家庭で『勉強しなさい。』と言う必要がなくなります。目的意識を持った生徒は、誰に言われなくても自分から自然と家庭学習をしたり、わからないところを講師に質問するなど結果を出すための自主的な勉強を始めます。『勉強しなさい。』と言われて勉強する生徒に、成績の良い生徒はいません。お子様の勉強に対する姿勢を『受動的』なものから『能動的』なものに変革する必要があるのです。

特に中学生の段階での成績の優劣は、『能力の差』では決してありません。それは、『勉強に対する姿勢の差』にあります。言い換えれば、高い目的意識を持ってどれだけ努力したかの差にあるといえます。どの生徒も必ずやればできるのです。したがって、お子様の成績を伸ばす最良の策は、一見遠回りに見えますが『お子様と共通の目標(志望校など)を作っていただくこと』だと私どもは考えます。
2つめに大切なことは、『やればできる』という喜びをお子様に経験していただくことです。一度この経験をした生徒は、その後の勉強も自信を持ってやっていき、コツコツと努力を積み重ねていくことができるようになります。しかしここで問題になるのは、いくら目的意識を持っていて、やる気に満ちあふれているお子様でも、『経験豊かな指導者』『すぐれた教材』のもとに学習をしないと、成績の向上は望めないということです。つまり、ある環境(生徒が持っている潜在的な力を引き出せない環境)においては、一番大切な『やればできる。』という経験を努力しているにもかかわらず味わえない生徒がいるということです。
また、保護者の皆様に意識していただきたいことは、成績の向上は学習時間には比例しないということです。成績の向上は学習の方法・内容に比例すると私どもは考えます。東進学院が、開校当初からテキストやプリントを完全オリジナルで作成してきた理由もそこにあります。『生徒に遠回りの勉強はさせたくない。』という考えから私どもは日々教材を作成

し、研究をしてきました。例えば、中学3年生の生徒に、中学1・2年生時の内容の積み残しがあるとします。その2年間の積み残しを1年間で取り戻すには、洗練された(ムダのない・効率的な)教材と、優れた指導がなければ到底間に合いません。
私どもは開校当初からやる気はあるけれども、前学年までの内容の積み残しが多くて成績の伸び悩んでいる生徒を志望校に合格させたいという気持ちで、現在まで努力してきました。お蔭様で以来、熱心な生徒さんに恵まれ、ほとんどの生徒さんが着実に成績を伸ばしてそれぞれの志望校に合格していきました。もちろん、志望校に合格することが勉強の最終目的ではありませんが、受験をひとつのハードルと考え、そのハードルを越えるためにいかに悔いが残らない努力をしたかどうかが大切だと思います。これが将来(高校・大学)の学習につながり、ひいては社会に出られた時のお子様の自信につながるのだと思います。
私どもの究極の使命は、前段で述べました『自立できる生徒』を育てるために、受験を通じてではありますが、『物事に取り組む真摯な姿勢』をお子様に身につけさせることだと思います。しかし、これは『私どもの学習指導』と『保護者の皆様のご協力(共通の目標作り)』があって初めて実現することです。今後も、私ども東進学院が、お子様にとってより優れた学習環境になれるよう、職員一同努力してまいりますので、保護者の皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。