お昼どきとなったので、最初の駐車場横の「ドライブイン赤目」で昼食をとることにした。 お店のおばさんに 「かわいいい柴犬さん、一緒にお店に入っていいよ! どうぞ!」 と言われ、ボクもみんなと食堂に入った。 (注:駐車料金=800円) |
|
”ボクの昼食も一緒にたのんでよ!・・・” 「コボル〜 食べるのないからジャーキーあげるね。」 お店のおばさんが、ボクへのサービスに水をくれた。でもボクは飲みたくなかった・・・・・ ”ありがとうね、おばさん!” |
|
昼食を終え、さあ、赤目四十八滝の滝巡りに出発! ボクはお姉ちゃんと一緒に真っ先に飛び出した。 ”おっと! ユニークなお名前!” ”へこきまんじゅう”だって・・・うふっふ なになに? さつまいもで出来ているんだって!・・・・ ”美味しいよ!”っておじさんが言っていた。 |
|
”みんな〜 早く来てよ〜” 滝の入り口に着いたよ。 (注:入場料=300円/大人一人) 中に入ると”おおさんしょううお”がいた。 ぼくの半分ぐらいの大きさだった。 ”何かすっごいグロテスク・・・・” |
|
最初の滝 ”行者滝(ぎょうじゃだき)” 落差約5m、滝壺の深さ約10m、修験者の祖と言われる役の行者(えんのぎょうじゃ)が修行したといわれる滝。 ”雨のあとで滝の水も多いよ” ”涼しいねぇー お姉ちゃん” (台風の余波で、各滝本来の趣は増水の勢いに奪われた感であった。 以下の滝はすべて同様) |
|
すっごい高い所まできた。 ”う〜ん眺めは最高だよ!” ”ここは霊蛇滝(れいじゃだき)って言うんだよ!” 落差6m、幅3m、滝壺の深さは約7m。霊蛇滝の名は白蛇が岩をよじ登る趣があり、滝の流れの中に顔を出す岩が竜の爪痕を思わせるので付けられたとのことです。 |
|
ここのスポット不動滝(渓谷にかけられた不動橋からの眺め) 高さ15m 、幅7m、滝壺の深さ10m 。滝参りとは、不動明王にちなんで名付けられたこの滝にお参りすることをいい、明治の中頃まではここより奥は原生林で、入ることができなかったそうです。 ”どどどどお〜ん”と大きな水しぶきをたてて流れる豪快な滝 男の滝だね。感動したよ!” |
|
”この滝の流れはやさしいねぇ お姉ちやん!” ”何と言う名前の滝なの?” 「乙女滝って言うんだって・・・コボル!」 ”う〜んやっぱりね・・・・” 滝も渕も小さくやさしく、清純な乙女のような滝。 滝の中に深さ1mくらいの壺があり、乙女滝と名付けられたそうです。 |
|
千手滝(せんじゅたき) 高さ15m 、幅4m 、滝壺の深さ約20m 。岩を伝って千手のように落水するところから名付けられたとも、千手観音にちなんで名付けられたとも言われているそうですが、増水で趣なし。 |
|
天狗柱岩 ”わああ〜 おねえちゃん! すごく大きく高い岩壁!” 「ほんとだねっ コボル!」 |
|
竜ケ壷(りゅうがつぼ) 大きな滝が落ちる姿を見ることはできませんが、水の力が一面の岩盤を石臼のように掘り抜いて、底無しと言われるほど深い壺となっており、ここには竜が棲んでいるという言い伝えがあり、そこから名付けられたそうです。 |
|
”コボル! ちょっと一休み!・・・・これが 陰陽滝 だよ” 陽とは滝の流れを指していて、長さは20m、岩石を浸して斜めに流れ、一方、滝壺は陰をあらわし、深さ3m、広さは20m2あるそうです。 |
|
コボル、ちょっとお疲れ?!で、小休止。 「コボル、あれが 姉妹滝 だよ」 ”・・・・・・・・・・” 大小ふたつにわかれて落ちる滝で、右を姉滝、左を妹滝と言うそうですが、増水で趣なし。 |
|
急流の上は、穏やかな流れ・・・・・ ”おねえちゃん、何やってんの?!・・・・” 「水遊びしてるの、冷たあ〜い・・・・・・コボルもする?」 ”やだよおっと!” |
|
やがて、壮観な 荷担滝(にないだき) についた。 高さ8mの滝が岩を挟んでふたつに別れて流れ落ちるさまが、荷を担っているようで荷担滝の名が付き、滝の前方の高所から見ると、すぐ上にも深さ10mほどの滝壺とそこ に落ちる滝があり、渓谷随一の景観といわれているそうです。 増水で流れは壮観! |
|
琴滝 高さ3m、滝壺の深さ4mほどの小さな滝ですが、静かに耳をすませて聞くと、滝の音 がまるで琴の音が深山にこだましているように聞こえるので、この名がついたようですが、増水で趣なし。 「コボル、何かきこえるかいっ?」 ”・・・・・・・・” |
|
琵琶滝 赤目五瀑の最後のひとつで、高さ15m 、絶壁に囲まれた岩風呂のような滝壺は、深さは10m。滝の形が琵琶に似ているので琵琶滝と名付けられたそうです。 |
|
途中、土砂くずれの箇所があり、ぬかるんだ回り道に苦しめられたが、最後の 岩窟滝 についた。 赤目四十八滝最後の滝で、滝の中腹に深い石穴があるので岩窟滝と呼ばれ、高さ7m、滝壺は小さく深さ3mほどです。 (出合 まではここから27分ほどかかる距離) 「これで滝めぐりは終りだよ・・・」 ”ワンワンわん・・・・・・・・・” |
|
「コボル! なごり惜しいけど、もと来た道を帰るよ!」 ”ワン・・・・・!・・・・・・・!” ”じゃあかえろっか!・・・・今日は疲れてないワン!” ”今日の滝めぐりは、星四つ〜 ★★★★ ” |
|
出発点に着いた頃には、店先の明かりが夕暮れどきに映えてほっと安らぎを感じさせてくれた(往復約4時間) そこから少し下った右手に湯元 赤目温泉”隠れの湯”の「対泉閣」があり、温泉に入って帰ることにした。 ”ボクだけ残して、みんなゆったり露天風呂を楽しんでいたよ” ”なかなかいい湯だったって!・・・” 2002/08/19 コボル ![]() |