第一回  AMX−004 キュベレイ

まず始めに、この「キュベレイ」なるものが何かを御存知ない方のために、
ごく簡単に説明。
右の画像がキュベレイです。
特徴はニュータイプ専用兵器であるファンネルの装備。
アクシズの摂政である、ハマーン・カーンの専用機である。
(ちなみに、この画像はPS用ゲーム「ギレンの野望 ジオンの系譜」のものです。
 ちょっとバンダイのHPから拝借してきてしまいました。見つからないことを祈りつつ。)
では、ここから本題。
私が、この「キュベレイ」というMSが好きな理由は、「美しい」からです。

一般的に、テレビアニメにおけるロボットの類というものは、
「男の子が見るもの」という前提のもとに、
「かっこいい」ことがよいこととされていると思います。
尤も、そこには、「おもちゃを売る」という、ロボットアニメを作る上で、
避けては通れない問題があるのですが、それについては述べずにおきます。

最大の視聴者層である男の子たちに、
「かっこいい」と思わせるにはどうしたらいいのか。
個人的な嗜好で言わせてもらうと、全体に重量感を持たせ、
外見的に強そうな武器を持たせること。
その意味では、核武装したGP−02Aが、「かっこいい」という点では、
かなりの高得点だと思います。

では、その観点から見て、キュベレイはどうなのか。
重量感というよりは、全体的に流線型の部分が多く、
肩のバインダーも含めて、蝶をイメージさせます。
また、武器の点でも、手持ちの通常装備の武器はなく、
これが「兵器である」という、ものものしさを感じさせません。
ですから、「かっこいい」かと問われれば疑問がありますが、
それが却って、「美しさ」を感じさせるのです。

また、それと同時に気に入っているもう一つの理由が、白いこと。
かつて、初代ガンダムRX−78−2は「白いやつ」などとも呼ばれていましたが、
番組が作られた時代のこともあって、白以外の色がきついです。
それに比べてキュベレイは、他の色も白を汚さない程度のもので、
全体的には白いイメージで残ります。
(あくまで個人的な感覚ではありますが。)

そして、最後にもう一つ。
私がガンダムに興味を持ち始めた頃に流行していた、
「SDガンダム」で、キュベレイのバランスが非常に良かったことがあります。
SDとは、元来、人と同じバランスでデザインされているMSを、
2頭身にして、かわいらしくしてしまう、というものです。
普通のMSであれば、バランスがおかしくなってしまうこともあるでしょうが、
キュベレイはもともと頭が小さく、2頭身にしやすかったのかもしれません。
長々と、私のキュベレイに対する偏愛を述べてきましたが、いかがだったでしょうか。
感想、リクエスト、苦情等、お待ちしています。

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