資 料 の 部 屋

わざわざ図書館に行かなくてもいいように、なかなか手にはいりにくい資料を掲載します。すべて著作権の消滅しているものです。






[1] 英訳 『方丈記』 いわゆる南方熊楠 訳
Minakata Kumakusu and F. Victor Dickins "A Japanese Threau of the Twelfth Century, Notes froma a JoSquare Hut", Journal of the Royal Asiatic Sosiety of Great Britain and Ireland, April, 1905.
『南方熊楠全集 第10巻』(平凡社、1991年)掲載のもの。上の書誌は同巻の松村忍「南方熊楠の英文著作」による。  [1] PDF 版


 [2] 英訳 『方丈記』 夏目漱石 訳
漱石全集 第二十六巻』(岩波書店、1996年)掲載のもの。PDF版では、編集の段階でつけたと思われる〔訳注〕は削除した。
夏目金之助(漱石)が帝国大学文科大学の学生であった23歳のときに、お雇い教師 James Main Dixon の依頼で英訳したもの。Dixon はこれに手を入れたうえで Transaction of the Asiatic Society of Japan に "A Description of My Hut" と題して発表した(雑誌『文学』 2012年3,4月号の松井竜五「南方熊楠と『方丈記』」による)。
PDFファイルは『漱石全集 第二十六巻』(岩波書店、1996年)掲載のもの。で、上の Dixon のものではない。漱石の自筆稿は現存せず、旧『漱石全集』にあるものを 1996年版に翻刻したとある。
Dixon 訳については国立国会図書館のこちらの頁を参照ください。 [2] PDF 版


 [3] 英訳 『方丈記』 J. M. Dixon 訳
 "A Description of My Hut" , Transaction of the Asiatic Society of Japan .
vol.20 1892-93 pp.193-204. pp205-215
上記の国立国会図書館の蔵書によった。 [3] PDF 版


[4] 盤渓永琢 『心経抄』
 江戸時代になって初めて日本人の平生の言葉で「般若心経」を注解したもので、中村元先生が勧めている。『國文東方佛教叢書』からの転写版本文と、解説を加え、巻末に注釈を加えてある。
                            [4] PDF 版 解説  [4] PDF 本文・注釈
ad

[5] 佐藤春夫訳詞 『支那歴朝名媛詩鈔車塵集』
  美しい日本語訳詩とともに小穴隆一の装幀も楽しい。本文の画像ではWEBに載せても見にくいので、MS WORD で文字におこした。まずは[頁の見本画像] をごらんください。
                             
 そのうえで、すべてを文字おこししたもので読んでください(ただし、漢文脈の格調ある奥野信太郎「序文」は著作権が消滅していないので、冒頭の半ページほどのみ)。 →PDF版

   


[6] 津田雄次「Sir Gawain and the Green Knight における Old Norse 語彙と物語の解釈について」 The Tabard. vol. 1, 1986. pp.10-22 (関西外国語大学 水鳥研究室発行)PDF版