ひろがる草の根活動
ノー消費税 2009.3 第212号
「政治を変えるのは草の根の一人ひとりから」と
草の根の会の結成・準備が各地で


●福島・郡山市で再建 喜び合い、決意新たに
 郡山の会の再建総会・学習会が2月7日、市内で17人が参加して開かれました。
 県なくす会の服部雅事務局長が「社会保障のため消費税増税は本当に必要?」と題して講演した後、再建総会に。
 七海実準備会世話人(民商会長)は、「業者にとって消費税は赤字でも払わなければならない営業破壊税だ」「増税反対は当然だが、一刻も早くなくさなければならない税金だ」とあいさつ。
 丹治秀雄世話人から経過報告を行い、郡山の会が結成された当時、開成地域で塩田伊勢子さんを中心に100人の会員を集め、93年には1073人と県内初の1000人台を突破。
 さらに「開成の会」が3人よれば会と出発し730人の会員になるなど、その後も、常に会員を広げ、全国や福島県の運動の牽引車になってきたことが交流されました。
 消費税増税をめぐる情勢が急を告げる中、「もう一度会を」の声が高まり、昨年の9月から再建準備会を重ね、団体訪問に取り組み、今年1月には数年ぶりに宣伝を行い、会として今回の再建に至ったと感動的に報告されました。
 将来的には住民の過半数を会員にすることをはじめ、宣伝、対話、署名、学習、地域の会作り、『ノー消費税』の普及と手づくりニュースでのネットワークづくり、財政活動などを決めて、会の結成を喜び合いました。

●『ノー消費税』読者6人拡大 兵庫・長田区で会再建すすむ
 神戸市・長田区では、『ノー消費税』読者六人を増やすなど、会再建の準備がすすめられています。
 このほど長田区に移住してきた山戸義治さんが、年金者組合の活動で、月1回の定例宣伝にはなくす会として県の会の溝渕事務局長と共に参加。昨年の全国総会にも参加し、年金者組合の中で、仲間に会報『ノー消費税』購読や世話人になってほしいと呼びかけ、会再開の世話人も3人できて、正式の旗揚げは目前に迫っています。

●山形県の会、再建めざし『ノー消費税』読者集う
 「消費税増税は阻止! 今この運動を大きくするとき」と、2月14日、山形市内の『ノー消費税』読者に声をかけ、八人が集まりました。全国の会から杵渕智子常任世話人が参加、こもごも語り合いました。
 「なくす会もう1度。全県にひろげよう」と決意を新たのミーテイングでした。
 その後、米沢市の全国世話人島貫幸子さんは、入会とともに3人の女性の読者を増やしました。


●意見広告ポスター作成 広島の会が総会開催
 1月24日、広島市内で19回総会を開催、雪まじりの寒い中、39人が参加しました。
 第1部は「許せない消費税増税」と題してシンポジウム。
 第2部は活動の報告・提案・討論が行われ、「増税計画に抗議し、生活費非課税・減税を実現する宣伝、対話、学習」「世話人体制を強め、当面2万人の会員をめざそう」「意見ポスターをつくろう」などの活動を決めました。
 さっそく30人の方が入会しました。


●アピールチラシに反響続々
 全国の会から直送する『ノー消費税』読者のみなさんの2月号に、会員さんへのよびかけカラーチラシを同封してお届けしたところ、文中に掲載した署名やカンパが続々と寄せられています。ありがとうございました。

●2月15日 谷中の会
 谷中ぎんざでポスター貼り出し







全住民の目に留まってほしい 毎日、朝日などに意見広告チラシ折込み
 愛知・品野の会

 与党・公明党のポスターをもじって、「生活を守るのは、消費税増税に、反対することです」との意見広告チラシ運動を開始。
 第1次分で33名になり、「地域では、あまり人が集まるところがない」「新聞のチラシに折り込めば住民の目に行き届くのではないか」と、2月2日付の、毎日、朝日、読売、スポーツ、しんぶん赤旗を2000世帯に折込みました。
 3月中旬には第2次チラシ2300枚を折り込む予定で、50人の追加を目標に頑張っています。
 当初140人の意見広告を予定していましたが、「社会保障を目的とすれば10%は必要だ」など、“善意の気持ち”からの意見の壁にぶつかり、活動をつよめることにしました。
 会の代表の岩外雄一さんは、「一般的には増税反対が多いが、細部について話をすると皆さん真剣にいろいろ考えておられる。今後とも一人ひとりと丁寧に対話する草の根運動を大事にしていきたい」と語っています。