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<外野席日記>
 
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3月16日

ドラフト続き

●榊原 諒:関西学院大学 投手 右投右打

新人王も狙える右腕。

重心の低いフォームから、しっかりしたオーバーハンド。 ストレートは140キロ前後で低めに集まる。 スライダーの制球も素晴らしい。

問題は他の変化球が今ひとつなところ。 このままだと左バッターには苦労するかな。

一番良いと思ったのはハート。去年の大学選手権で大幅なビハインドの場面で登板した時に、 プロのスカウトを意識したのか、連投にも関わらずに必死になって投げていた。 ああいう姿は見ている人の心を打つ。 紆余曲折を経てのプロ入り。頑張ってほしい。

●杉谷 拳士:帝京高校 内野手 右投右打

センスを感じる内野手。

まず、フットワークが軽くて、他の選手とは違う雰囲気がある。 スローイングが不安定なので、ここは要修正。

体は大きくないけど運動能力が高くて力もありそう。 スイングが意外と大きくて、 全身を使って思い切り振る意識を感じる。 良い悪いじゃなくて、あれだけ振れるというのはたいしたものだと思う。

見たのが2年生時で、3年生の時はスイッチをやっていたらしい。 早く負けたからどうなっていたのかわからないけど、 記事を見る限りは振れてるようだ。

プロからは指名されないと思ってたけど、 インタビューを読んだらすごい面白いキャラクター。 プロ向きの性格みたいなので、結構注目している。 もちろん、選手としての才能は十分にあると思う。


3月3日 ドラフト続き。

●高島 毅:青山学院大学 内野手 右投右打

173センチで78キロというガッチリとした体系のセカンド。

3年生までは強打でレフト方向への強い打球が目立ったけど、 4年生になって右方向へのライナーも見えるようになってきた。 良いと思ったのは当てるというよりも、しっかりとおっつけて打っていたこと。 やはりセンスは良いのだろう。

守備の動きは速くないけど滑らか。 スローイングは問題なし。

重さだけならこれくらいの選手はプロにもいるけど、 あの守備範囲で試合に出るのは難しい。 もうちょっと筋肉質に鍛え上げる必要があるだろう。 でも、軽量化も必要かな(笑)

●大野 奨太:東洋大学 捕手 右投右打

昨年の大学チャンピオンの捕手。

去年は大場がいたからわかるのだけど、 今年のチームで東洋大を春秋連覇に導いた功績は大きい。

スローイングの良さは定評があるのだけど、 そんなに肩が強い印象はない。キャッチングは良いかな。

配球に関してはプロとアマチュアでは違うので判定が難しい。 ただ、先輩の田中が苦労してるくらいだから、学ぶ力があるかどうかだろう。

このキャッチャーで良いと思ったのはバッティング。 大学でさほど打ってたわけじゃないけど、 バットをしならせることが出来るので、一歩間違うとすごい打ちそうな感じがした。


2月23日

さらに間が空いたけど、通常営業に戻ります。

ドラフト続き。

●野上 亮磨:日産自動車 投手 右投右打

体は細身に見えるのだが、 フィールディングや牽制が俊敏で、 印象に残るのは全身の運動能力の高さ。

体が軽いのもあるけど、投げる動作が全体的に速く、 腕の振りも速い。

真っ直ぐは軽さが気になるけど、ノビはそこそこあった。 変化球ではスライダーに自信があるのか、 カウント球にも決め球にも使っていた。

気になったのは、左打者に対応するための落ちる球が今ひとつなこと。 あとは左手の使い方。開いて投げているように見えた。 使えるようになればさらに良くなると思う。

まずは細い体を何とかした方がいいのかな? でも、西武得意の細い奴シリーズだから何とかなるかもしれない。

●浅村 栄斗:日産自動車 投手 右投右打

アスリートタイプのショートストップで、 体は細身ながらバネがあり、瞬発力が優れている。 守備は打球に対する反応が良くて、肩も十分なレベル。 ハンドリングは改善の余地がある。

打つ方では大阪桐蔭らしく足を上げてタイミングを取って、 テイクバックがやや高いのだけど、 手首を返さないで体で振れている。

バットのヘッドがなかなか返らないで面で出てくるようなスイングだから、 スピードに慣れれば何とかなるのではないかと思う。 運動能力という点では今年のトップランク。 まずは体のボリュームをつけていくことだろう。


12月10日

だいぶ間が空いたけど、ドラフト続き。

●松本 啓二朗:早稲田大 外野手 左投左打

六大の安打製造機。走攻守揃ったアスリートタイプの選手で、 前に野本を高評価したけど松本についても評価は高い。

腰をしっかり落として、足でタイミングを取る。 バットは体からやや離れているが、テイクバックでしっかり引ける。 始動も遅くない。あまり大きな動きなしでボールを柔らかくミートするのが打撃スタイル。 ちなみに距離は出ない。

大学レベルとはいえインコースも捌けるし、 左投手の外の球を引っ掛けることなく逆方向へライナーが打てる。

打撃の技術的には大学レベルはクリアしているが、特に素晴らしいのは足。 ゴロを打ったら常に全力疾走。マジの全力疾走で足自体が速いから 一塁を駆け抜けるスピードは本当に速さを感じる。 塁に出たら盗塁する意識は高く、上本同様よく走った。

守備の動きもスムーズで肩はコントロールも含めて大学で一番と評価している。

問題は体が細いこと。もっと筋力がないとプロの球は難しい。 ただ、そこさえクリアできれば変なクセもないので活躍の予感がする。 筋力がつくまでに打ち方を変えないことだろう。

●細山田 武史:早稲田大 捕手 右投右打

基本的にキャッチャーの良し悪しはあまりよくわからないのだが、 キャッチボールを見る限りもともとの肩は良い印象がある。(送球が良いという印象はない) もともとの肩さえあればプロに入って改善は出来る。

バッティングは手打ちなところがあるので、要改善。

配球についてはかなりの経験は感じる。 基本的に手堅いが、ピッチャーに応じて変えるくらいのことは出来る。

キャッチャーは正直あまりわからないのだが、 飛び抜けて何が良いという感じはしない。 ただ、何を考えてるのかわかりづらい顔は良いと思う(笑)


11月25日

ドラフトでかかった知ってる大学・社会人の続編。

●岩本 貴裕:亜細亜大 外野手 左投左打

体幹が大きく、身長もある堂々たる体格の左の長距離砲。 左右に打てるのが魅力だ。 4年生になってから一度も見てないので3年生までの話で。

タイミングを取り始めるのが早く、バットの位置も良い。 スイングがキレイで内側からバットが出ている。 これが逆方向へ大きな打球が出る秘訣。

気になったのは、逆方向への意識が強すぎて、詰まることが多い。 「逆方向に打つことが正しいこと」と思っているフシがある。

逆方向へ打つというのは「ボールを引きつける」という意思なんだろうけど、 引きつけた上でスイングスピードを上げ、 センター方向に大きな打球を打つという考え方の方が正しいのではないだろうか。

難しいことかもしれないけど、岩本に関してはこなせるだけの才能があると思う。 打席に立った雰囲気がホントに良い。これは誰にでも出来ることじゃない。

ちなみに肩はいいのだが守備の動きが悪く、守備範囲も広くない。 この辺が課題。

●小松 剛:法政大 投手 右投右打

未完の大器という評価が多く、その評価は間違っていないと思う。

2年生の時からローテーションに入り、当時は145キロ前後の威力のあるストレートで押すスタイル。 空振りが取れる真っ直ぐは注目を集めた。

3年生になるとボールが低く集まらない。ストレートはベルト付近に集まり、甘い変化球を痛打。 カウントを悪くするという悪循環を繰り返した。

体系は肩の幅が広く、いかにも上半身が強そう。太ってはいない。 フォームとしては上原(巨人)のように勢いで投げるタイプであるが、やや体が固いのかな。 気になるのはタイミングの取りやすいフォーム。ステップに粘りがないからタイミングが取りやすく、 ボールが浮く原因にもなっているように見える。気持ちが上半身に行ってしまっているのだろうか。

4年生になって、再びボールが低く集まるようになって安定感が出てきた。 2年生時よりも成長した感があるが、ただ一生懸命投げてるだけのような感じで、 能力の割にもの足りなさを感じることが多かった。

まずはストレートを磨くことだろう。それにつられて他のボールが良くなるタイプと見る。 先発としての適正は十分あると思うけど、調子が良い時のボールの勢いを見ると抑えでもいけるかもしれない。 この人の場合は良いコーチにめぐり合えるかが重要な気がする。


11月12日

ドラフトでかかった知ってる大学・社会人の続編。

●岩田 慎司:明治大 投手 右投左打

4年生になるまでパッとしなかったけど、 入学当時からずいぶんと印象が変わった。

下級生の時は思い切り腕は振ってるんだけど、体が前に出てこないので腕の振りが小さく、 スピードガンほどスピードが出ていない印象があったけど、 それ以来は強力な上級生に隠れて見かけなかったが、4年生になって登板するようになった。

まず腕の振りが柔らかく、大きく振れるようになった。もともとスリークォーター気味のフォームで、 決め球はスライダー、これを左打者のインコースにも投げ切れるキレもコントロールもある。

良いと思ったのが4年生まで実戦経験がほとんどなかったのに、 リーグ戦で結果を出したところ。

意識は上半身にあるのか、腰が前に出てこないので、ボールのボリュームがない。 今のところだとロングリリーバーあたりが働きどころになるが、 チェンジアップを磨きたい。

●小熊 凌祐:近江高 投手 右投右打

まず良いと思ったのが体の幅があるところ。 それを力強く使うのではなくて、投打に柔らかく使っているのが良い。

投げる方ではゆったりとしたフォームから スリークォーターでキレのあるスライダーで打ち取るタイプ。

ストレートはMAX146キロだったけどノビはない。 変化球はスライダーだけで左打者にはやっぱり苦労していた。 ゆったりはしてるんだけど、まだ腕だけで投げてる印象。

バッティングはまだ力のある子が振り回してるだけの印象。 でも、あまり足を上げないタイミングの取り方は悪くなかったし、 スイングも投げるのと同じようにしなやかで大きく振れてる。

どちらも魅力があるんだけど、まずは体を絞ってみたら面白そう。


11月6日

ドラフトでかかった知ってる大学・社会人をポツポツと紹介していこうと思う。

●上本 博紀:早稲田大 二塁手 右投右打

下級生の時から注目を集め、大学通算100安打を記録したが、 周囲の期待ほどは伸びなかった印象がある。

伸びなかったのはバッティングで、ずっとプルヒッティングのままだった。 早い話、外の球が打てない。

見た目が小さいから右打ちが出来そうなのだが、 外の球を逆方向に打とうとはしてるのだが、 バットが下から出てヘッドが死んでるから、 ファールになるかフライになることが多い。

守備は安定感があるが、本人も認めてるようにプレーが軽い。

要は精神的な問題なのである。良くも悪くも攻撃的でいいのだが、 プライドが高すぎて自分のプレースタイルを変えずに4年間きてしまった。

スローイング一つ取ってもセンスはズバ抜けたものがあるので、 プロでどこまで変わるのか。イメージとしては仁志とかぶるかな。

●野本 圭:日本通運 外野手 右投左打

三拍子揃った外野手。実は今年一番評価が高い野手。

打席での構えた雰囲気は、腰を落として背筋も自然に伸びている。やや足を上げて、 早くトップの位置に持って行くから力強さを感じる。 あまり動かないで、強く踏み込まないで打てるから、タイミングは崩されにくい。 イメージとしては西岡(マリーンズ)の左打席。

守備も動き出しが良いし、肩も強い。常に全力疾走で足も速い。

一番良いと思うのはガムシャラなプレースタイル。 ガツガツしてアピールしようとする気持ちを前面に感じる。 今のスタイルを崩さないでプロのスピードに慣れれば十分レギュラーを取れるだろう。


10月15日

東京六大編。ネタは溜まってるのでチマチマ更新。

●加賀美 希昇:法政大 2年生 投手 右投右打

豪腕投手。スピードのあるボールを投げる法政投手陣の中で今季台頭してきた。 肩周りが広くて足が太く、いかにも全身の馬力がありそう。

フォームは『豪快』という感じで、ノーワインドアップから走り投げのような感じで勢いよく投げる。 オーバーハンドで投げ下ろし。ただしフォームに止まるところがないので、ボールはバラつく。 スピードにもバラつきがあって、ストレートも135キロから149キロまで。

変化球ではカーブが大きくて目についたけど、 空振りを取れるようなものはない。

今のところは球威で押すだけの投手だけど、 この球威の魅力が大きい。多少のことは目をつむろうという気にさせてくれる。 とりあえずクイックはマスターしたいところ。 あのフォームなら出来ると思う。

ちなみに今日、負けはしたけど215球を投げたようだ。 是非はともかく、何か掴んだら素晴らしい球を投げそうだ。

●野村 祐輔:明治大 1年生 投手 右投右打

1年生で1戦目を任されるルーキー。 現時点で大学レベルではトップクラスだろう。

自然に背筋が伸びて片足立ちからゆったりとステップしてしなやかに腕を振る。 フォームがキレイで、実際にコントロールが素晴らしい。 ほとんどのボールは低めに集まり、球種によらず制球されている。

左打者にはカットボールとタテのスライダーが効いていて、 攻略が困難になっていて、決めに行くときはストレートの球威もある。

あとは今のフォームを見失わないことと、全体的なスケールアップだろうか。


9月25日

東京六大に行ってたんだけど、何も書いてなかった。 秋は法政の健闘が目立ってるので、とりあえず目についたところから。

●和泉 将太:法政大 3年生 内野手 右投左打

まずスイッチだったのが左打席だけになっていた。これはすごく良いと思う。

構えた段階で良い具合に腰が入っていて、テイクバックを深く取る。 春に比べて手が体についていて力感を感じる。 やや背中が入りすぎているけど、スイングの鋭さはある。

良くなったのはテイクバックを深くとるようになったところだけど、 体を開かせまいと背中が入りすぎてしまって、 返って体の開きが早くなっているような感じがする。

でも、左打席に専念したことで、雰囲気がグッと良くなった。 もともと運動能力も力もあるので、そろそろ打つんじゃないかな?

●加治屋 祐大:法政大 3年生 外野手 右投左打

ヒットメーカー。初めて見たんだけど、落ち着いた構えで左右にライナーを飛ばしていた。 「今が絶好調!」って感じだったのでピックアップ。

身長が175センチくらいで厚みのある筋肉質の体系。 左打席で背筋を伸ばして構えて、バットは寝かせて構える。 元中日の久慈を思い出した。

足だけ踏み込んで体の軸は崩さないでスイング。 そんなに力感はないけど、内外高低どこにでもバットが出そうな雰囲気があって、 打球は低いライナーで外野に飛んでいく。

今も好調は続いていているようなので、 是非このまま頑張ってほしいところだ。


9月10日

都市対抗は昨日で終わったけど、高校野球のところが少し残ってた。 もうあれから1ヶ月経ったのか…

今日は雨で流れたりした大阪桐蔭と日田林工の試合から。

この試合を見て、自分の甲子園優勝予想を大いに後悔した。 “去年より”小粒なだけで、一人一人のレベルがとにかく高い。

この試合も大量得点だったけど、大量得点ってのはだいたい相手のミスなのだが、 大阪桐蔭は完全に崩して取っていたのが印象的。

●浅村 栄斗:大阪桐蔭 3年生 遊撃手 右投右打

アスリートタイプのショートストップ。 体は細身ながらバネがあり、瞬発力が優れているように見える。

打つ方では足を上げてタイミングを取って、 やや高めながらしっかりとテイクバックを取って、 やや叩きつけ気味のスイングで、手首を返さないでしっかり体で振っている。 足を上げるのは気になったけど、全体的な印象は良い。

守備はハンドリングは微妙だけど打球に対する反応が良い。 肩はそこまで強くないのかな。

あと走るスピードはあるんだけど、足の回転が鈍いように見える。 これは悪い意味じゃなくて、 まだ伸びる余地があるということ。回転数が上がればすごいスピードが出そうだ。

詰まった当たりがヒットになることが多かったから、木のバットでは疑問が残るが、 バットのヘッドがなかなか返らないで面で出てくるようなスイングだから、 木のバットでも案外対応できるのではないだろうか?

運動能力という点では今年のトップランクだろう。 ただ、プロなのかな…?体の細さが一番気になるところ。 先輩の西岡(マリーンズ)とかぶるけど、西岡はもう少しボリュームがあったような気がする。

●奥村 翔馬:大阪桐蔭 3年生 外野手 右投右打

こちらも運動能力の高い外野手。 浅村ほどのスピードはないが、尻が大きく、打つのも投げるのも力強さを感じさせる。

バッティングは背筋を伸ばして構えて、足をかなり上げてタイミングを取ってスイングする。 全体的な動きは硬い。運動能力のある子が振ってるみたいなスイング。スイング自体の力強さはある。 タイミングが合ったらフルスイングできるのだが、下半身が硬いせいか外れると脆い。 上のレベルで当たりそうもないな(笑)

特に良いと思ったのは肩。一直線に伸びていく素晴らしいボールを投げる。 ピッチャーとしてもマウンドに上がってたけど、この子は外野手だろうなぁ。

特に根拠はないんだけど、体系が良いから伸びるんじゃないかなと個人的には思ってる。

大阪桐蔭はまだあるけど、続きはまた。


9月8日

都市対抗は明日がファイナルなんだけど、 先週観たNTT西日本と王子製紙の試合から気になった選手を。

●藤原 紘道:NTT西日本 24歳 投手 左投左打

速球派左腕。

まず良いのはフォームに躍動感があって、全身の瞬発力を感じさせるところ。

ややアーム気味の腕の振りながら、上半身のキレがあって、腕の振りは速い。 ストレートは力があってスピードも出てる。 制球はそんなにないけど、カーブとスライダーのキレも悪くない。

気になったのはボールのバラツキが大きいこと。 ストレートで145キロくらい出たと思ったら、138キロだったり、 場面によって使い分けてるわけじゃなくて、単純にバラついてる感じ。

踏み込んでからのタイミングがつかめてないからなのかな。 パッと見ではそう思えた。

ただ左打者には自信持って投げれてるから、 ワンポイントだったらプロでもいけるんじゃないかな?


9月4日

昨日、今日と都市対抗に行ってて(18:00〜の試合)、 今日はHondaとJR東日本の試合を見た。

それにしてもHondaはリコールがあったせいか、客が少ない気が(笑)

アマチュアのゲームだと、つい選手の能力に目が行ってしまうのだが、 両チームとも2回目なので、ある程度ゲームに集中できた。

ゲームはHondaがチャンスにたたみかけて一気に逆転すると、 そのリードをタイミングの良い継投で逃げ切り。 JRは9回表に数字に出ない守りのミスが重なっての失点が痛かった。

でも、選手の紹介。

●川戸 洋平:Honda 25歳 内野手 右投左打

再評価。

タイミングの取り方がすごく良い。 スイングもバットのヘッドがすぐに返らないから力が抜けてない。

打順が2番、守りはショート。方向性はどこへ?

●筑川 利希也:Honda 26歳 投手 右投右打

第一印象はロッテの荻野と投げ方が似てるところ。

背を少し丸めて、テイクバックを取ったまま踏み込み、踏み込んだらすぐ投げるようなフォーム。 ピッチングスタイルはノビのあるストレートとフォークの高低で勝負する。

良いと思ったのは投げている姿で、強気というか、自分の気持ちを保ちながらバッターを見て投げれているところ。 他のピッチャーと比較してもその点は優れていると感じた。

ただし、社会人なら今の高低のスタイルで行けるだろうけど、 プロでやるには球威が足りないかな…


9月3日

土曜日に見た都市対抗のHondaと日本新薬の試合。

試合はHondaが日本新薬の右サイドハンド・田中大の両サイドに散らす投球に見事にハマったが、 序盤から逆方向を意識して打っていたのが終盤に爆発。5点差をひっくりかえした。

Hondaは補強選手がいないせいなのか、士気が高いように見えた。

●長野 久義:Honda 25歳 外野手 右投右打

2年前にドラフトで指名されながら拒否。その後は順調に成長しているようだ。

まず肩が素晴らしい。特徴のある投げ方をするのだが、ボールが一直線に伸びて、コントロールが良い。 スピードも十分に感じる。

バッティングはこれまで積極的に打ちに行くスタイルであったが、 何でもかんでも打つことはなくなった。この辺は4番を打ち続けているからなんだろうけど、 スタイルを変えられるというのは悪いことじゃない。

バッティングも両サイドに散らす先発に対して、外の球をしっかりと逆方向に叩いていた。 こうやって状況に対応できるのも良いこと。

長打力なんかはよく書かれているけど、社会人でしっかりと成長しているところが良いと思う。 今度はプロに行ってね(笑)

●川戸 洋平:Honda 25歳 内野手 右投左打

日大で長野と同期だった選手。当時は4番を打っていた。

確かサードだった気がしたんだけど、ショートを守っていてビックリ(笑) 動きは大きくてスピード感がないけど、183センチあるから一歩が大きい。 とはいっても、他に人はいないのだろうか? とはいっても動きの滑らかさは大学時代から変わらない。 左打席で突っ立ったような構えから、そんなに踏み込まずにバットヘッドを走らせて左右にライナーを飛ばす。

この日はインコースに甘く入った変化球を前で打ってライトスタンドまで飛ばした。 あの打球が切れないのがいい所。

今すぐプロって感じじゃないけど、 2年目で社会人でバリバリにやれてるんだから才能は十分あるのだろう。 スイングに力強さを出していきたい。


9月1日

まだ高校野球の話もあるんだけど、 土曜日に都市対抗を2試合見たので、その中からJR東日本と日本生命の試合でも。

1回戦の中では好カードにあたる1戦。JR東日本が勝ったんだけど、 タイムリーエラーをした選手が次の打席で勝ち越しのホームランを打ったり、 故障で抜けたセンターの替わりに入った選手が9回のピンチにスーパーキャッチを見せるとか、 なんとなくJRにツキがあるような試合だった。

●石川 寛行:JR東日本 27歳 内野手 右投右打

強打の内野手。 4番を打ってて、力強いスイングが目についた。

多村(ソフトバンク)のように真っ直ぐ立って構えて、肩口でバットを構える。 真っ直ぐボールに踏み込んで、強烈なボディターンでボールを巻き込むようなスイングをする。

巻き込むと言っても引っ張るわけでなく、打球はセンター中心。 詰まっても振り切れる。良いと思ったのは反動で打つわけでなく、 踏み込みと体の回転でボールを飛ばしていたところ。 打つときにもあまり手が動かないから、ぎこちなさがない。

守備はどこでも守れるみたい。スローイングはあまり良くなかったな。 評価は高い。それにしても去年も見てたはずなんだけど、ちゃんと見てなかったのだろうか…

●川端 崇義:JR東日本 25歳 外野手 右投右打

打力のあるドラフト候補。 こっちは去年から覚えてる(笑)

テイクバックを取った状態から踏み込んでスイングする。クセのないキレイなスイングで、 下半身がどっしりしてきて、去年よりスイングが力強くなっている。

始動は遅いけど、悪いところが少ないタイプの選手なのかな。 ドラフト候補ではあるけど、肩の悪さも含めて守備が気になった。

●清田 育宏:JR東日本(NTT東日本)24歳 外野手 右投右打

アスリートタイプの外野手。 東洋大時代から気になっていたけど、良くなっていた。

大卒1年目で3番を打ってるんだから大したもの。 打撃の幅がないのが気になっていたけど、背中を伸ばしてやや膝を曲げて構えている。 外にもバットが届くようになり、コースに逆らわないスイングが出来きるようになっていた。

もともと筋肉質で大きい印象があったけど、さらに大きくなっていた。 長打力をつけるか、細かいことを出来るようにするかがプロ入りに重要になってくるだろう。

ただ、このゲームで守備の時に足を痛めてタンカで運ばれていった。 大丈夫だろうか?

●木村 雄太:JR東日本(東京ガス)23歳 投手 左投左打

大型左腕。初めて見たけど、未完の大器の印象が残った。

まず良い所は190センチあるのにオーバーハンドの投球フォームに瞬発力があって迫力があるところ。 イメージとしては石井一久(西武)が大きくなった感じ。

スライダーもシンカー(?)のキレは悪くない。

ただ、「ありがち」というか、コントロールは不安定。 踏み込みが淡白なので、ボールのノビもなく、外野から見ててもリリースが安定してない。 まずは立った時点で背中が丸まってるので、伸ばすことかな。

とにかく、フォームを安定させること。能力的には非常に素晴らしいと思う。

●大島 洋平:日本生命23歳 外野手 左投左打

ヒットメーカー。駒沢大時代はあまり注目してなかったけど、 すでに活躍してるということは適応力は高かったのだろう。

オープン気味に構えて、無駄な手の動きもない。バットコントロールが良くて、 ミートが上手い。柴原(ソフトバンク)のようなイメージだろうか。

気になったのはバットを振りすぎているところ。 あと外の球をひっかけるところがあるので、肘をうまく使って逆方向に打てるようにしたい。


8月29日

甲子園ネタの続き。

今日は1回戦の東邦と北海のゲームから気になった選手を。

そういえば、都市対抗が開幕したな。

●鍵谷 陽平:北海 3年生 投手 右投右打

今年の北海道NO1。

力のあるストレートが魅力で、 調子が良くなさそうな中でスピードも146キロ出ていた。 そこそこのノビも感じた。

良いのは左手の使い方で、良い具合に体の開きを抑えられている。 全体的に投げる動きは悪くない。

踏み込んでから投げてはいるが、足をストンと下ろしてしまうので、 タイミングが取りやすい所とこれといった変化球がないことだろうか。 体系的にもフォーム的にもまとまりすぎてるのも気になった。

●小宅 広大:東邦 3年生 外野手 右投左打

振りの大きな2番打者。

打順こそ2番でバントもしていたが、スイングが前に大きく振れていたのが印象的。

背筋を伸ばして腰は引き気味に構える。構えた感じは良い。 ボールをしっかりとひきつける時は大村(ソフトバンク)のようなスイングで、 引っ張るときは前に大きく振って左右にライナーを飛ばす。

体系も悪くないし、今後もあるかな。守備はちゃんと見てない。


8月24日

甲子園ネタの続き。

今日は1回戦の清峰と白鴎大足利のゲームから気になった選手を。

清峰はスタメンが2年生中心なので来年は相当行きそうだ。

●今村 猛:大府 2年生 投手 右投右打

来年の目玉選手。

体幹が太いがバランスの取れた体系。左手の位置が低くて体の開きが早いけど、 昔の槙原(巨人)のような投げ方でノビのあるストレートを投げる。 変化球はカーブが良かった。

とにかく全身の力が強くて、マウンドでの態度もふてぶてしさがある。 バッティングも良くて、力があるからとにかく飛ぶ。 カウント0−3から打って行くあたり自分の能力に自信があるのだろう。 ただしこの人はピッチャーをやるべき。

足の下ろし方が急なのでもう少し粘って投げれたら空振りが取れるようなストレートが放れそう。 これからの成長が楽しみ。


8月22日

オリンピックは準決勝で敗れて優勝はなくなった。 テレビでは見てないけど、今日については『完敗』だったのかな。

この前の韓国戦の負けは継投ミスというより、やっぱり点が取れなかったことだと思っていた。 和田を替えなかったのは「いける」という判断の元でやっているわけで、 打たれたのは単なる結果だから。

今日については継投がまずかった。まず、杉内のスイッチのタイミングは良かったと思う。 その後、川上→成瀬とつないで7回から藤川。 7回から藤川ということは、8回は岩瀬が投げるということ。 結果が出ていない岩瀬を投げさせるのは疑問が残った。

確かに7回から岩瀬、藤川、上原で勝ちに行く形ではある。 ただ、本当に勝ちに行くのであれば、 ずっと内容の悪かった岩瀬を使うべきではなかったと思う。 なぜかというと一度打たれたダルビッシュは準決勝から回避させておいて岩瀬を外さないのは不自然だからだ。

長いシーズンでなく短気決戦なわけだから形にこだわる必要はない。 それはWBCで王監督が見せている。 俺自身が岩瀬は投げさせないと思っていたから、 成瀬が2イニングで8回から藤川→上原のリレーを予想していた。

前回に和田を引っ張ったのは「勝つための」継投だった。 しかし、今日の継投は「後悔したくない」ための継投に思えて仕方なかった。

確かに一番の要因は怪我人だった。確かに打てなかった。 ただし、打てないなら守るのが野球。今日は2−1で逃げ切らなければならない試合だったと思う。 選手を信じるのは悪いことではないけど、他に手があったのにそれを選択しなかったことは残念だし。悔しい。


8月20日

これまで触れてこなかったけど、オリンピックは明後日から準決勝。 ここからが勝負である。

相手は韓国、日本の先発はおそらく杉内。 オランダ戦での投球を見る限り、投手陣の中では出来が一番良い。 あの調子ならばそうは打たれないだろう。

問題になってくるのは攻撃陣。ここまでは西岡と川崎の故障が響き、 スピード不足でつながりを欠いている。

今日のアメリカ戦は攻守ともにひどい内容であったが、 スピードのある青木と中島を上位に置くことで攻撃の形は作れてきている。 中位から下位にかけて打撃の内容が悪いので、稲葉まででどうにか点を奪える形を作りたい。

まずは守ることが大切。セカンドは荒木、 サードには不振の村田に替えて宮本を入れるのも一つの手ではある。 宮本なら守れるし、2番に入れることで攻撃のバリエーションも広げられる。 個人的にはここまで使ったのだから村田で通してもらいたいけど(「そろそろ当たるだろ」という思いが強い)

お互いに簡単なゲームにならないのは間違いないところ。 これまでのゲームのようにミスをしないことが大切になってくる。 「怪我人が多かった負けた」なんてオチにならないように願う。


8月17日

甲子園。

今日は1回戦の大府と高岡商のゲームから気になった選手を。

●大野 彰之:大府 3年生 投手 右投右打

力強さを感じされる選手。

ピッチャーで先発したけど、 サイドからの投球はそこまでの魅力を感じなかった。

バッターとしてはまだまだ荒削りで、 力のある子がバットを振り回してるような感じなんだけど、 バットに乗せて運ぶのが上手くて、当たった時の打球の強さは魅力を感じたし、 走る姿もパワフルで馬力がある。

ピッチャーとしてよりも打者として先があるのかな。

ちなみに、外野の間を抜けた当たりで三塁を狙ってタッチアウト。 その次のイニングの投球でストライクが入らず試合に負けた。

●横川 文一:大府 3年生 外野手 右投左打

運動能力の高い外野手。 身長は低いが、全身から溢れるスピードが印象に残った。

センターの守備での動きが素晴らしく、一歩目の速さ、打球に一直線追う判断の良さは際立つ。 肩も良くてセンターゴロを狙って一塁へ送球したのはノビのある送球をしていた。

打撃も左打席から体に合わないパワフルなスイングをする。 ただ、木のバットになったらつらいかもしれない。


8月16日

甲子園はベスト4が決定。この中で大阪桐蔭がすごく印象に残っている。

「黄金集団」と言われた去年のチームの印象が強すぎて、 去年と比較して「今年は小粒」と言われてきた。

でも、俺が見た中で一番印象に残ったのが大阪桐蔭で、 俺の知識が不足していたせいもあるけど、これがすごく強かった(笑) 去年に比べて破壊力は劣っても左に偏ってた去年と比べて左右の打者のバランスは良いし、守備も良い。 「スーパースター」はいないけど、浅村、森川、萩原、奥村と「スター」はいる。

ピッチャーだってすごくはないけど、特徴のあるピッチャーが配置されてる。 明日の横浜とのゲームは楽しみ。今大会で一番観たいカードかな。

今日は1回戦の慶応と松商学園のゲームから気になった選手を。

●田村 圭:慶応 3年生 投手 左投左打

大柄な左腕。体の幅があって、マウンドでの立ち姿が大きく見える。

踏み込むときに左肩が大きく下がり、勢いをつける。 そこから肘を使うというよりアームで投げ込む。

アームではあるけど球質は悪くない。140キロ行くかどうかくらいだけど、そこそこキレもある。 チェンジアップも良い落ち方をしてる。

アームが一概に悪いとは思わないけど、フォームをどうするのかな。 全身の力は相当ありそうだ。おそらく神宮でも出てくるだろうから、そこで成長を見届けたい。

●只野 尚彦:慶応 3年生 投手 右投右打

キレイなフォームの右腕。

こちらはバランスの取れた体系で、マウンドでの立ち姿が良い。

上記の田村のリリーフでマウンドに上がり、 ゆったりとしたフォームであまり力を入れないでリリース時に力を入れて投げていた。 テイクバックの小さい腕の振りで、コントロールも良いし、ボールの質も良い。 体が突っ込まないようにすればもっと良くなりそう。

課題は変化球、あともっと力感が出てこないと上のレベルでは苦しいかも。 こちらも神宮で成長を見届けよう。

●林 哲也:松商学園 3年生 投手 右投右打

MAX146キロ出てたので気になった。

去年までいた佐藤(仙台育英→ヤクルト)と同じようなフォームで、 キレの良いスライダーが武器。

抑えられるかと思ったけど、タイミングが取りやすく、 ボールの伸びもあまりないので浮いたところを痛打されていた。

背丈もあまりないし、体つきも細いので今後はどうなのかな。


8月14日

今日は1回戦の日本航空と青森山田のカードから気になった選手を。

●北野 駿人:日本航空 3年生 投手 右投左打

しなやかな腕の振りの右腕。

体系は幅があって、腕の長さもあって良く見える。 肘が柔らかく、打者からすると腕が遅れて見えるタイプ。

投げる動きはあまり良くなくて、踏み込む前に投げていて、言い方悪いけどバタバタ投げてる。 抜け玉も目立った。

それでもほとんど打たれなかったのは決め球のスライダーのキレが素晴らしかったところ、 左バッターが次々に空振りしてたから、よほどキレがあるのだろう。

まずはフォームをしっかりしたい。あれだけバラバラでも抑えられるのだから伸び代は大きいだろう。

●下山 雄輔:日本航空 3年生 投手 右投左打

打つ時の体の使い方が良いと思ったので目についた。

左打席で大きく構えて足でタイミングを取る。足を少し上げてステップ。 ボールに対する反応が良くて、内にもにも外にもスムーズにバットが出る。

ちなみに、ショートの守備はよろしくない(笑)体が細いのが惜しいかな。

●木下 龍二:青森山田 3年生 投手 右投右打

フォームがキレイなので目についた。

やや踏み込みが浅い感じもあるが、体の軸が崩れずにしっかり上から腕が振れてるので、 内にも外にもしっかりとコントロールできる。 フォームがまとまっていて、悪いところがあまりない。

体全体の力感がないので、この先は苦しいかもしれないけど、 良い印象を持った。


8月11日

清峰が負けたか〜東邦はピッチャーが良くないからあっさり勝つと思ってたんで意外だ。

今日は1回戦の千葉経大付と近大付のカードから気になった選手を。

●斎藤 圭祐:千葉経大付 3年生 投手 右投右打

馬力が溢れる大型右腕。 この試合は立ち上がりが悪かったけど、3回から良いフォームで投げるようになった。

体つきは上体が大きく、足が細く見える。 実際に上半身に頼るところもあったけど、足を使っている時は良いボールが行ってた。

しっかりと踏み込んでそこから投げ始める。体が低く沈み、そこから低めに力のあるボールを投げる。 フォームのバランスは良い。球速は140キロくらいでコントロールも良い。左手が開くのが早い時があるので、 上手く使えるようになればさらにいいだろう。

バッティングも4番を打っていて、タイミングの取り方も雑でまだまだ脆さがあって力に頼っている印象。 腰高に構えて高いテイクバックから遠回りしてるけど、当たった時の打球の速さは素晴らしい。

投げるフォームは悪くないので今後もピッチャーとしてかな。プロって感じには見えなかった。

●重谷 祐弥:千葉経大付 3年生 遊撃手 右投左打

強打のショート。打ち方が良かったので印象に残った。今年のイチオシ。

左打席でオープンに構えて、膝でピッチャーとタイミングを合わせ、肩口までしっかりテイクバック、 スイングはボールに一直線で、左右にライナーを飛ばすようなバッティングをする。

イメージとしては鳥谷(阪神)で、打つ動きが全体的にスムーズ。 とんでもない走塁ミスをしてたけど、ムラっ気のある選手なのだろうか。

守備の動きは今ひとつだったけど、 スローイングはテイクバックの小さい力が抜けたスローイングをしていた。 ボールは鋭かったのでたぶん肩が強い。

今後もあるだろうから楽しみな選手。

●安達 和宏:近大付 3年生 遊撃手 右投左打

小柄なショートストップ。 160センチと小柄だが、守備については見た中ではNO1。

小坂(巨人)を連想させる動き出しの早さ、 グラブ捌き、速いスローイングと、見ていて楽しい。

努力をしたことが伝わってくるプレーぶり。 ちなみに、セカンドの苑樹も同様の素晴らしい守備だった。


8月10日

今、浦添商が試合してるけど、沖縄のチームは口笛がうるさくて気になる(笑) それにしても千葉経大をあそこまで振り回すとは素晴らしいスピードだ。

今日は1回戦の飯塚と浦添商のカードから気になった選手を。

●伊波 翔悟:浦添商 3年生 投手 右投左打

プロ注目の右腕。俺の評価も高い。

上背はないが、バランスの取れた鍛えられてる体つき。 体の軸がしっかりとしたフォームでスリークォーター気味の腕の振り。 スライダー、カットボールの制球が実に素晴らしく、高校生レベルでの攻略は困難なように見えた。

速球派という触れ込みだったけど、低めに集めて打たせ取る投球。 たぶん力を入れて投げればスピードは出るんだろうけど、勝ちに行ってる感じ。 ライバルの東浜(沖縄尚学)と同じように投球術に優れている。 フィールディングもスピード感があって巧い。

バッターとしても良くて、小笠原のようにバットを前に出して構えて、 投球に合わせてテイクバック。パッと見で隙がない。 インコースを引っ張り外の球はレフト方向へライナーを飛ばせる。 もう少し膝を曲げてコースに対応できるようになれば、安打製造機になりそうな雰囲気がある。 足が速くは見えなかったけど、走り方も良い。

ピッチャーとしては完成度も高いし、良いと思うんだけど、 プロに行くにはピッチャーとしてはボリュームが足りない印象。 俺の目にはピッチャーとしてよりもバッターとしての方が伸び代があるように見えた。

●宮平 卓:浦添商 3年生 外野手 右投左打

バッティングが印象に残った。

左打席で膝を自然に曲げて背筋を伸ばして構える。 スイングも柔らかさと強さがある。左投手のインコースも振り切れてたのでセンスがあるのだろう。

守備はレフトで動きは良くなかった。

●辛島 航:飯塚 3年生 投手 左投左打

角度のあるサウスポー。

体系からは細さを感じるが、思い切り踏み込んで投げるタイプで、腕を振る角度が良い。 ストレートにはスピードを感じて空振りが取れる。スライダー、チェンジアップもキレがある。

クロスファイヤーには自信があるようで、特に腕の振りが良くて、バッターも苦労していた。 この日はアンパイヤと相性が悪かったのか、そこから失点をしたのが惜しかった。

気になったのはセットになると球威が落ちるところと、 投げる時に左肩が下がりすぎることだろうか。

体を大きくすれば大学でも出来るような気はする。 ただ、ボールの角度は良いけど、このままだとよくいるサウスポーになってしまう気がする。 変化球に魅力を感じたので、必殺のボールを身につけてもらいたい。
8月9日

しばらくは甲子園ネタで

●安岡 瑞葵:鳴門工 2年生 遊撃手 右投右打

馬力のあるショート。

体格を見たら3年生かと思ってたんだけど、2年生だった。 力強いプレーが印象に残った。

大きな腰周り、太い足、骨格の太さを感じる。 守備位置はショートだけど、スローイングの動きが大きく、サードの印象が強い。 ただし、将来性を見越してのショート起用と考えられる。 足の速さはよくわからなかった。見た目は速そう。

バッティングは右打席から足を振り子のように振って、ゆったりと踏み込んで打てる。 2打席目にランナーなしの場面で明らかに一発狙いの雰囲気。 そこで甘い球をバックスクリーンまで運んだのだから才能は感じられる。

足を振るのはともかく、ゆったりと踏み込めるのは良いところ。 守備はまだまだだけど、体つきを見る限り素材は良さそうだ。

鳴門工は他のメンバーも2年生が多く、この安岡を中心に来年も期待できる。


8月8日

しばらくは甲子園ネタで

●近田 怜王:報徳学園 3年生 投手 左投左打

1年生時から注目を集めたサウスポー。 もともと良い印象を持っていて、やはり良いなという印象。

ゆったりとしたフォームで、体重移動もしっかりしている。杉内(ホークス)を連想させる。 スライダーもチェンジアップも低めに制球できて、決め球に出来るキレがある。

気になったのは投げる時に上体が落ちていて、制球の不安定さにつながっているところくらい。 真っ直ぐも空振りを取れるわけでないけど、ノビのある球質は今後が期待できる。

このままのフォームで順調に育てば良さそう。本人の意思があればプロに行けると思う。


8月7日

日曜から今日の2試合目まで甲子園で観て来た。

試合の紹介をするかは別として、例年通りに目についた選手の紹介を観た順番にダラダラと。

●小熊 凌祐:近江 3年生 投手 右投右打

腕の振りが良くて、去年から投げてる右腕。

まず良いと思ったのが体の幅があるところ。 それを力強く使うのではなくて、投打に柔らかく使っているのが良い。

ゆったりとしたフォームから スリークォーターでキレのあるスライダーで打ち取るタイプ。

ストレートはMAX146キロだったけど、結構当てられていたので、 ノビはないのかな。変化球はキレてるんだけど、左打者にはやっぱり苦労していた。 ゆったりはしてるんだけど、全身の力を使いきれてなくて、 腕だけで投げてるように見えてしまった。

どっちかというと打つ方に魅力を感じた。 タイミングの取り方もしっかりしてるし、 スイングも投げるのと同じようにしなやかで大きく振れてる。 今後は何をやらせるかが難しいかも。

●阪本 優人:智弁学園 3年生 外野手 右投左打

運動能力が高いので目についた。

コントロールはともかく、肩がかなりが良い。 バッティングはまだ上から叩くだけという感じ。

動いてる姿は良いんだけど、どこかだらけた感じにプレーしてるのが惜しい。 やれば出来そうな雰囲気はあったんだけど。

●土井 翔平:智弁学園 3年生 捕手 右投右打

去年から活躍している捕手。

まず、肩は良いという感じ。 バッティングでは体を捻りすぎの反動打ち。「飛ばしたい」という気持ちが強いのかな。

プロはともかくガタイも良いし、能力的には確実に次のステップに進むだけのものは持っていると感じた。


7月27日

毎週、東京都予選には行ってて、昨日、一昨日と決勝に行ってて更新をサボっていた。

とりあえず昨日の西東京のファイナル。

早稲田実業 13
日大鶴ヶ丘 5

開始30分前に球場に着いたらすでに外野を開放していた。 個人的には外野の方が見やすいのでありがたく外野に着席。 ワセダは人気あるなぁ。でも、個人的には甲子園に行ってまで『紺碧の空』を聞きたくないのが正直な思い。

ゲームは早実が四死球とエラーで自滅した。早稲田といえば守りの堅さが特徴なんだけど、 こういうゲームは残念だった。

ただ、後で調べてみたんだけど、早実の先発・小野田と2番手の鈴木は共に135キロくらいを放ってたんだけど、 二人とも1年生。しかも小野田は4番を打っていて、力のあるライナーを飛ばしていた。 まだ手打ちなところはあるけど、運動能力の高さを感じる。この子はピッチャーだな。

ピッチャーとしてはオーバーハンドでボールの角度も悪くない。 ただ、この日はフィールディングで二つミスをしてしまった。 課題はここになるだろう。

2番手の鈴木はピッチャーというよりバッティングが素晴らしい。 左打席で背筋が自然に伸びていて、外の球にもヘッドが下がらずに強いライナーが打てる。 これは良い意味なんだけど、カウントによって打ち方を変えたりしないで打てていた。 かなり良い素材だろう。

あとは2年生の森。6番だか7番を打ってたんだけど、体格がまず良い。 構えた感じは高校時代の清原みたいに力感がなく、 スッと立っている。純粋なスラッガータイプだろう。 バットが下から出るところはあるけど、外の球をおっつけてライトに打つ技術もある。 まずはバックスクリーン目がけてスイング出来るようにすれば相当打ちそうだ。

1,2年生に良い素材が揃っているので、来年以降は早実の時代が来るのかな。

日大鶴ヶ丘では3番の内ノ倉が4度敬遠されていた。 バッティングは見れなかったけど、守備では強肩を見せていた。 でも、そこまで強いって感じじゃないかな。


7月17日

北京オリンピックの野球日本代表が発表になった。

内訳はニュースの通りで、特に大きな問題はない。 とりあえず、思うところ。

<投手>

気になるのは左投手。中継ぎは岩瀬だけで、成瀬、和田、杉内の3人は先発タイプ。 実績で選んだんだろうけど、今年の出来と中継ぎ適正、 気持ちの強さを考えれば、3人のうちの1人が石川(スワローズ)でもよかったのかなと。

田中将に調子の上がらない涌井を入れたのは賛成。今後の代表を考えれば必要。

上原は難しいところ。岩隈の方がやっぱりいいのではないかと思う。

<野手>

守れる外野手が少ないから赤星を入れたい。 守備・走塁要員に荒木を入れてるけど、ユーティリティに森野がいるし、 内野手の守備能力は外野に比べれば不安は少ない。

打撃と走塁に優れ、攻撃のアクセントも作れる赤星の方がいいかなぁと思える。

あとは村田は打撃の幅が狭いので、実戦向けの栗原の方が好き。 そうなるとサードが中島だけになることを危惧したのかもしれないけど、 栗原と新井もサードが出来る。

新井の状態が難しいようだと栗原。 または左の強打者が少ないから松中を入れるのもアリ。ただ、松中はないだろうな。


7月13日

今日は昼から神宮へ行ってた。 まだ2回戦でレベル的には期待してなかったけど、そこそこの試合もあった。

城北 4
駒場学園 6

駒場学園といえば那須野(横浜)の母校で、都内では割と強い部類にあたる高校。 練習や体格を見た感じだとコールドでも不思議じゃないくらいの差はあったんだけど、 初戦ということもあったのか、ややこしいゲームになってしまった。

城北は普通の人の集まりのチーム。立ち上がりに気後れがあったのか連打で2点を失う。 しかし、その後は毎回のピンチを迎えながら「取れるボールは取る」という具合で守りのミスをせずにしのいでいくと、 徐々に流れは城北へ。

4回に駒場学園の先発ピッチャーがカウントを取りにきたストレートをレフトスタンドに叩き込む。 ピッチャーとしてはさほどじゃなかったけど、バッターとしての能力は感じた(9番だったけど)

6回終わって4−0で駒場リード。おそらく、城北ナインもコールドを覚悟していたはずが思わぬ善戦で手応えを感じ、 駒場には焦りがあったのだろうか、7回に先頭打者にセンターオーバーの3ベースを食らうと連続フォアボールで満塁に。 ここで守りのミスとタイムリーで3点を失う。大いに盛り上がる城北応援団(笑)

その裏に駒場が2点を追加したが、8回に城北がまた1点を返す。 城北最後の攻撃は先頭打者がフォアボールを選んでどうなるかと思ったが、

後続が続かずゲームセット。 力の差があっても思わぬ善戦。高校野球は面白い。

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早稲田 4
駒込学園 5

早稲田といっても早実じゃないのでちょっと並より強いくらいのチーム。 対する駒込学園は野球で聞いたことなかったけど体格はガッチリしてるし練習見ても強そう。 前の試合の駒場学園より強そうだ。

駒込の先発ピッチャーは立ち投げ気味ながら角度のあるストレートで序盤から三振でアウトを重ねていく、 結局10くらい取ったんじゃないだろうか? 目測だと身長180、MAX135キロでカーブ、スライダー、フォークがある。良い変化球はスライダーかな。

早稲田が3回に連打で1点を先制、4回表に駒込が連打と相手のミスで3点を奪って逆転するが、 早稲田が5回に再び連打で同点に追いつく。駒込のピッチャーはランナーを出すと返してしまう。

早稲田は5回からピッチャーを左に。この左がMAX110キロくらいで打ち頃のはずなんだけど、 駒込のバッターが力んでフライを連発。このまま9回まで同点でいったんだけど、 いくらなんでも二順はもたず、9回に2点を失う。

早稲田はその裏に1点を返して、さらにサヨナラのチャンスだったけど、駒込がピッチャーを替えて、 このピッチャーが以外と良かった。最後は三振でゲームセット。

駒込ってそこそこ守れるからあと1回は勝てるんじゃないかな。 ちなみに、もう1回勝つと帝京(笑)


7月3日

パリーグはまだもつれそうな雰囲気があるが、 セリーグはここで中日の3連敗で決まってしまった感がある。

中日についての印象を書くと、一番の原因は朝倉と中田のアテにしてた先発2枚の不振だけど (川上はストレート主体の自分を思い出しつつある) 怪我人が多いとかよりも、今年に入ってチーム全体の野球が重い。

昨シーズンに福留が抜けて、入れ替わる形で和田が加入。和田自体に問題があるわけじゃないし、 結果も出てるんだけど「いらない」という気持ちが強かった。

春先のチームのスタメンを見ると、5人が外から来た選手で、いわゆる生え抜きの選手が3人。 加入させていくのはいいのだけど、ファームから選手が上がってこない。 練習させて競争を勝ち抜かせる理論は悪くないと思うけど、1軍でやらなければ上手くはならない。 なんとなくチームが硬化している印象が拭えない。

そんな中で小池をトレードで獲得。選手のセレクションとしては申し分がないのだけど、 ファームから誰かを上げて使う気持ちの余裕もないのだろうか…?

もう一つはスピード不足。井端が故障している中で、走れる選手は荒木だけ。 春先からホームランでしか点が入らない状況が続き、交流戦に入って攻撃が破綻してしまった。

そこへ森野を欠いたことで「重い右打者打線」が出来てしまい、 さらに連打で点が取りづらくなってしまった。

そう考えると、点が取れず守りきれずで、ここでの3連敗は必然だったのかもしれない。

とにかく、チーム全体に重苦しさを感じる。一気の打開を図るよりも「作り直し」を選ぶのもアリじゃないのだろうか? 原点に立ち返って、しっかり守って取るところを取る野球。 どうせ点が入らないなら、守って勝つ方がドラゴンズらしくて良いと思う。


6月22日

雨で野球を観に行けなかったので、先週の大学選手権で見た選手について。

●横田 崇幸:東海大 4年生 三塁手 右投右打

東北高校時代から大型スラッガーとして注目を集めていたが、 当時からあまり印象が変わらない。

肩の幅よりやや広めにスタンスを取って、バットは肩口で構える。 タイミングは足を小刻みに動かして取る。

悪くなさそうなんだけど、左足を少し上げるだけで、打ちに行く。 なんというか、ステップしないでその場で振るようなイメージだから、 外がすごく遠い感じがする。

スイングの力強さはあるけど、対応力がない。 これって高校時代と変わらない。このままだと先が苦しい感じがする。

●菅野 智之:東海大 1年生 投手 右投?打

後で1年生と知ったんだけど、良いイメージを持った。

右のオーバーハンドで投げ下ろしのフォーム。 角度のあるボールの走りも良く、イメージとしては元横浜の佐々木のようなフォーム。

変化球の精度は今ひとつだけど、スピードも出ている。 あとはタイミングの取りやすいフォームに間を持たせられるようにしたい。


6月15日

大学選手権のファイナルに行ってきた。

日中に派遣の仕事に行ってる関係で、今年は決勝しか行けなかったのは残念だが、 決勝も互いのミスが多かったものの、緊張感のあるゲームだった。

そんなわけで選手の紹介は気が向いたら今度ということで、今日はゲーム主体。

全日本大学野球選手権決勝

東海大 5
東洋大 7

神宮球場

ファイナルまでは来るのにここで勝てない東海大。応援席やベンチを見ても意気が上がっているのがわかる。 対する東洋大は去年は大場頼みのチームだったのが、一変して総合力の高いチームに変わって、 秋の明治神宮大会に続くファイナル進出。

東洋大の先発はここまでそんなに投げていない2年生左腕・乾。対する東海大は4年生右腕の杉本。 乾の立ち上がりは固く、制球も定まっていなかったが、変化球は決まっていたのでしのぐ。 対する杉本は低めにボールを集めていたが、いかんせん球威がない。

東海大は連打で4回までに4点を失い、東洋大はエラーから2点を失う。 東海大の打線は乾の変化球を東海大の打線が捉えきれない。 大柄の選手が多く、打力はあるのだが、基本的に打つだけなのでヒットが続かないと点にならない。

4−2で東洋大リードで迎えた7回、東洋大は2つのエラーから同点とされる。 この試合2つ目のエラーをしたショートの鈴木啓は交代となり、ライト前ヒットを後逸したライトの坂井も交代となる。 この交代が試合を動かす。

同点で迎えた7回裏、東海大は5番手にエースの小松崎を送るが、持ち前の低めの制球が定まらず、 先頭の8番・鈴木大に四球。これが結果として致命傷。 続く林崎の2球目にランエンドヒットをしかけるが、これはレフトフライ。 東海大に流れが行きそうな雰囲気になる。

続く打者は前の回にライトの坂井の替わりに入った瀧本。 構えを見た感じだと小松崎の真っ直ぐを引っ張れそうな感じはなかったが、 追い込まれてから浮いた変化球を引っ張られてしまい、誰もいない右中間をボールが転々とする間に一塁走者が返り勝ち越し。 瀧本は三塁へ。さらに続く打者は前の回にショートに入った柘植。こちらも追い込まれてから真っ直ぐを叩いて、 前進守備をあざ笑うように弱い打球がセンター前に。交代選手が大きな仕事をした時点で東洋大の流れになった。 さらに連打で1点を追加してこの回3点。

東洋大の乾は投げ続けていて、8回にホームランで1点を失い、1アウトを取ったところでマウンドを4年生の上野に譲った。 上野は一人目の横田にヒットを打たれるが、そこからが凄かった。

上野は能力的には今年の大学生の中でもトップクラスだが、気持ち的に不安定さがあるピッチャー。 しかし今日は気迫を前面に押し出していて、フォーム的にあまり良いとは思えなかったが、 ボールは走っていた。MAX146キロで威力のあるストレートに高速スライダーとフォーク。 昨日、1イニングで16点を奪った東海大打線を最後は力で捻じ伏せた。

ゲームとしては、ミスを連発した東洋大にゲーム終盤に追いついた東海大が勝つゲームだったが、 7回裏に先頭打者に出したフォアボールで流れを返してしまった。 最後の打者が三振に倒れ、大騒ぎの東洋大サイド。反対側の東海大サイドではうなだれ、倒れこむ選手もいた。 ファイナルの壁は厚い。


6月8日

昨日、東都1部の入れ替え戦を見てきたのでその話。

入れ替え戦第1戦 駒沢大 4 − 2 中央大

カラっと晴れて心地よい野球日和。大学野球のゲームの中でも最も白熱する入れ替え戦。 3年生の能力のある主力を軸に、優勝しても不思議ではなかったのに何故か入れ替え戦に回ってしまった駒沢。 そういえば2部でも優勝候補の國學院が入れ替え戦に回ってたな。

攻める中央に守る駒沢の図式。中央は4回までに10安打だったけど、2点しか奪えず、 駒沢は4回まで2安打ながら3点を奪った。

ランナーが溜まったところで外野に抜けそうな当たりを内野手が止めて得点を防いだのがポイント。 駒沢の粘り強い守りが勝利を呼び寄せたところだった。

●林 裕也:駒沢大 3年生 二塁手 右投左打

高校時代は駒苫の優勝メンバーとして有名で、大学入学後は苦労していたが、かなり良くなってきた。

まず、体つきが変わった。去年までは細い印象が強かったが一回り大きくなって力感を感じられるようになった。 守りでは怪しかったショートスローが苦手そうだったけど、 ちゃんと腕を振って投げられるようになった。

バッティングは首位打者にこそなったけど、まだ課題がある。 タイミングの取り方は悪くないけど、打つ直前に引いてしまって無駄な動きがある。 スイングもボールに真っ直ぐ行ってるから悪くないだけに、ここは矯正しておきたい。

ただ、この日は2安打で3点絡む活躍を見せた。 こういうビッグゲームで仕事が出来るのは悪いことじゃない。

●澤村 拓一:中央大 2年生 投手 右投右打

2番手で出てきて、登板してすぐは今ひとつだったけど、 いきなり147キロを出して、その後は145をコンスタントに超える球を投げていた。

右のオーバーハンドで、 タイミングの取りやすいフォームではあるけど変化球も真っ直ぐも同じ腕の振りで投げられるのがいい所。

真っ直ぐはMAX149で軽い球質には見えたけど、ノビは悪くない。 下も使って投げられてるので、今後に注目したい。


5月31日 ゲームレビュー

ライオンズ 3
ドラゴンズ 4

西武ドーム

朝、家を出たら寒かったので、1枚上着を増やして出発。

ドームに着くと、雨にもかかわらず多くの客。結果的には満員御礼になっていた。 内野指定を購入したけど、混雑具合を察すると良い席は期待できない。 でも、行ったらネット裏近くの良い席だった。

中日先発の川上はスタイルを模索している。球威がないのを気にしていたのか、 走者がいない時はふりかぶって投げている。球速は145キロ前後と出ているんだけど、 コントロールがメチャクチャ。

西武先発の岸は初めて見た。イメージどおりのボールを投げるピッチャーで、 低めにノビのあるストレートと切れ味鋭いスライダーを軸に、左バッターにはチェンジアップもある。 まだ、ボールの威力だけって感じなので、もうちょっと成長が必要かな。体のサイズも含めて。

ゲームは最初の3イニングで1時間半かかる長い展開。 西武は3点を奪ったが、2回に川上を捉えきれなかったことが最後に響いてしまった。

川上は3回以降立ち直り、4回から7回まで3人ずつで抑えた。 ややスピードを抑えた低めの真っ直ぐを中心にフォークとカーブが決め球。 本人が苦闘してる姿が印象的だったけど、俺はこのスタイルで良いと思う。 少なくとも力のないカットボールで誤魔化しながら投げる姿よりも好きだ。

ゲームは川上が立ち直ったことでアドバンテージがドラゴンズに傾く。 6回に荒木のヒットから1アウト2塁にすると、 ウッズが初球の浮いたスライダーをバットに乗せてレフトスタンドへ運んで1点差。 ここからドラゴンズの打者が岸を捉え始める。

7回に先頭のデラロサが左中間を破り無死二塁。英智が送って、 ここで岸から星野にスイッチするも代打・立浪の犠飛で同点。 ここで大沼にスイッチしたが、荒木にフォアボール。これが余計だった。

続く井端を追い込むが、井端がフォーク拾って打球は左中間へ。センターのボカチカ回り込んで打球を取りに行く。 スタートの良かった荒木は三塁めがけて疾走する。ボカチカが捕球する際に足を少し滑らせた瞬間、 自分は思わず立ち上がった。ドラゴンズの野球はこれはホームまで行くと確信した。

荒木は少しもスピードを緩めず、ホームに行く勢いで三塁へ向かう。 三塁コーチャーが腕を回すのが当然のように荒木は三塁を駆け抜ける。 この時すでにショートの中島がボールを受けていたが、 ホームまで行くと思っていなかったのか握りなおしたのか振り返ってホームに投げるまで間があった。 返球は間に合わず、荒木の足が先にホームについてドラゴンズ勝ち越し。 荒木のスーパープレーだった。

この後は、8回を吉見、9回を岩瀬が抑えてドラゴンズの逆転勝ち。 センターに英智、サードにデラロサがいて、打力は落ちるけど守りは固い。 俺はこういう野球でいいと思う。

気になったのは李の状態。始動は遅いし、 テイクバックからトップに入るまでが遅くて振るまでに間がないから直球に振り後れて、変化球に突っ込む。 全く打てそうな感じがない。本来のレフト方向へのスタイルに戻せばいいと思うんだけど、 そうは簡単に戻せないよな・・・


5月13日

スポニチにタイガース・平野の記事があった。 2番スタメンでの安定した活躍を高く評価されていて、 実際に俺もすごく評価している。

もともと大学時代から才能とセンスは評価されていたが、 身長は169センチと小柄。 プロ入り後は自慢の守備も打撃も苦労した。(アマチュアの守備力とプロの守備力は全然違う)

ポジションは安定しなかったが、 内外野を守ることでユーティリティとしての役割を見出し、 打撃もしっかりとしたスイングで左右にライナーを飛ばせるようになった。

野球センスと言っても、運動能力的なセンスもそうだが、 状況判断の正しさこそがそれを表す言葉になる。平野にはそれがあると思う。

状況判断が素晴らしく、ランナーが二塁にいればライト方向へ転がしにかかり。 点差が開いていれば粘ってアウトにならないようにする。 とにかく相手からすると邪魔な選手である。

どこのチームにもこういう選手は必要であるが、 タイガースは2番に苦労していた。 新井の加入が一番大きな要素であると思うが、平野も負けないくらい大きな貢献をしている。


5月11日

引き続き5/6に行った東都の続き。

第1試合 立正大 3 − 0 青山学院大

両先発が踏ん張ったが、チャンスで点を取った立正大が逃げ切った。

負けはしたものの若いメンバーの多い青学で、2年生が力をつけてきたところが目立った。

●南 昌輝:立正大 2年生 投手 右投右打

細身のオーバーハンド。先輩の西武・西口のようなよろよろしたフォームで、 立ち上がりは心配だったけど、2回から見違えるようなボールを放っていた。

投げ終わった後にバランスを崩すので見栄えはよくないけど、 片足を曲げながら立って、踏み込んでから思い切り腕を叩きつける。

左手をうまく使うのでコントロールが意外と良くて、低めに145キロくらいのボールを集める。 変化球はあまり判別がつかなかったけど、おそらくスライダーはなかなかのキレがある。

惜しいのは球威があまり感じられないところ。まだ体が細いので今後の成長に期待できる。

●井上 雄介:青山学院大 4年生 投手 右投右打

今年のドラフト候補の右のオーバーハンド。 体が出来てきて全体的にスケールアップした印象がある。

パッと見で上半身が大きい。だからといって下半身に物足りなさを感じないバランスの体型。 足を地面近くに下ろしてからゆっくりとステップして、踏み込んでから力感を感じる。

球速もあって、ノビというより力強さを感じる。 変化球はカーブ、スライダー、フォーク。スライダーが決め球のようで、 右打者は苦労していた。ただし、打たれたヒットはほとんど左打者だったので、 対策は必要になってきそうだ。

この日は全体的に球が高くて不安定だったが、コントロールは悪くない。 プロに行けるだけのボールの力は感じた。あとは上で挙げたように左打者対策。 カットボールらしき球も放っていたけど、まずは落ちる球の精度かな。

●長島 一成:青山学院大 3年生 内野手 右投左打

やっと結果が出るようになってきた左の強打者。

1年生から4番を打ってきて、全然当たらず通算打率が1割台。 とにかくタイミングを取るのが下手で、まともにスイングをしてるところを見たことがないくらいだった。

構えた時に力が抜けすぎてるような印象があったのが、 今年は下半身に力感を感じた。そんなに足を上げずに踏み込んで、 突っ込み気味ながら右足のあたりで回転してスイング。

今年はボールを呼び込んでいるので、左の方向に強いライナーが飛ぶようになっていた。 やっとまともになってきたので、今後に期待。もう3年生だけど(笑)


5月7日

昨日行ってきた東都の続き。

●岩見 優輝:亜細亜大 4年生 投手 左投左打

力のある球を投げる左腕。この日は調子が悪かったんだろうけど、 あれこれ悪かった。

踏み込んでから投げれてないのもあるけど、気になったのはテイクバックの動き。 上手く表現できないけど、不自然な動きに見えた。

その後の腕の振りは速くて、ボールも球速(135キロくらい)の割には力がある。 時折良い球は行くんだけど、変化球の精度が悪く、真っ直ぐもばらついていた。 調子がいい日に見たかったかな。

一番気になったのは態度の悪さ。 自分の調子が悪くてイライラするのは仕方ないとは思うけど、 相手に集中できず、自分の中で消化出来てなかった。 ピッチャーの姿は皆が見ている。せめて自分には負けないように。

●今村 健二:亜細亜大 4年生 内野手 右投左打

小柄ながら力のある内野手。去年悪くて心配したけど、復調してきた。

胸の辺りでバットを構えて、ピッチャーの動きに合わせてバットを上げていく。 去年は上げるのが遅かったけど、今年はさっさと上げてトップの位置を作っている。 また、悪い時は左の肘を上げたまま打ちに行ってたけど、 今はしっかりと締めて打ちに行ってるのでバットの出が良い。

背筋も伸びた構えで、雰囲気も良い。 バットを短めに持って、ボールをひきつけて左右にライナーを飛ばしている。 体つきもしっかりしててスピードもあるので上も見えてきた。

あとは守備。この人は内野に向いてない気がするんだよね。

●赤嶺 慎:日本大 3年生 外野手 左投左打

小柄ながら力強いスイングをする外野手。 上で挙げた今村とは違うタイプで、打撃センスの良さを感じた。

肩口でバットを構えて、あまりバットを動かさないで大きく踏み込んで、 体の軸で回転して打つ。イメージとしてはホークスの大村で、 当たりどころでは長打も出そうな雰囲気。

スピードはある。肩の良し悪しはちゃんと見てないから保留。


5月6日

今日も東都へ行ってきたので、今度こそ少々。

第1試合 亜細亜大 0 − 7 日本大

大本命の亜細亜だが、攻守に全く良いところがなく完敗。

荒いなぁと思わずにはいられない。 同じ大本命でも早稲田ならこういう試合はしない。

●服部 大輔:日本大 4年生 投手 左投左打

甲子園を沸かせた投手で、ここまではパッとしなかった。 今日は見事な完封を見せた。

ゆったりとした体重移動で、左腕を伸ばし気味にテイクバック。 ちなみに右腕も伸びている。そこから踏み込んで投げるのだけど、 体の回転が横回転で、悪くない体重移動がもったい感じがする。

あれだと横のコントロールが定まりずらいのだけど、 今日は素晴らしいコントロールだった。

今のままだと球威もないから苦しいかな。 去年トヨタ自動車からマリーンズに入った服部のイメージに近づけたいところ。

●石井 大輔:亜細亜大 3年生 遊撃手 右投左打

同じ大輔つながりでピックアップするわけじゃない。 動きが良かったのでめについた。

良いと思ったのはショートの守備で、足さばきは良いし、スローイングの動きも良くて安定している。 一言でまとめると「センスが良い」足も速い。

バッティングは非力な割りにスイングが大きいのが気になったけど、 バットコントロールは悪くない。案外プロに行くんじゃないかと思えた。

続きは機会があったら。


5月1日

火曜日に東都に行ってきたので、そのネタを少々。

第1試合 東洋大−日本大

意外と言っては失礼だけど、東洋大が強い。 若いピッチャーが頑張って、経験のある野手陣が盛り立てている。

日本大は相変わらず体が小さい選手がめにつく。

●乾 真大:東洋大 2年生 投手 左投左打

キレイなフォームの左腕。左のオーバーハンドで、 腕の振りにひっかかりがないのが良い所。

体が細いからそう見えるのかもしれないけど、 全体的なボリュームがなくて、ストレートも変化球もバッターが怖がる球ではない。

このまま体を作っていけばいい球になるかもしれない。

●鹿沼 圭佑:東洋大 2年生 投手 右投右打

躍動感溢れるオーバーハンド。 リリーフで出てきたんだけど、4イニングをほぼ完璧に抑えた。

慌しい投げ方だけど、動きは悪くない。 腕の振りの速さはかなりのもので、上から放った時のストレートは勢いがあり、空振りを奪うノビがある。

時々腕が横振りなるのは気になるけど、 とりあえずもう少し上手に下半身を使えたらいいかなと思う。

●林崎 遼:東洋大 2年生 外野手 右投右打

去年はセカンドを守っていたが、今年はセンターになっていた。 個人的には注目している。

身長は175もなさそうだが体の幅がある。 バッティングが良くなっていて、体の近くでバットを立てて構えて、 ボールをひきつけて、体を軸にバットを振っている。 足に固さがあるので外が打てなそうだけど、当たったら飛びそうな気がする。 実際にレフトに目の覚めるようなライナーを打っていた。

センターの動きは悪くない。肩の良し悪しはちゃんと見ていない。

●十九浦 拓哉:東洋大 4年生 一塁手 左投左打

この日4打数4安打と絶好調だったせいなんだろうけど、 非常に良くなったように見えた。

骨太のガッチリした体系で、太い足を見てるといかにも力がありそう。

腕の位置は肩口でバットを立てて構える。 腕とか足ではなく、しっかりと全身でタイミングを取ってテイクバック。 全身にエネルギーが溜まっているように見えて、やや前目でボールを捉える。

打球の上がり方は長距離砲のもので、インローのボールをライトポール際に運んだのは素晴らしかった。 追い込まれたらしっかり振って逆方向へ打つ器用さもある。 プロが視界に入ってきた感じがした。

●十亀 剣:日本大 3年生 投手 右投右打

右のサイドハンド。 気にかけてる選手だけど、非常に悪かった。故障したのか?

●武藤 大将:日本大 2年生 内野手 左投左打

甲子園で見て以来、久しぶりに見た。

以前より体が絞れてきている。前は縦にバットを振り下ろしてすくい上げるようなスイングだったのが、 今はバットを寝かせて構えて、ボールを面で捉えようとしていた。

スイングは良くなったと思うけど、 バットを寝かせて、肩にコツコツ当ててタイミングを取っていたところは気になった。 それが悪いというより、そこからの動き出しが遅い。あれだとまだ苦労しそうだ。


4月27日

ゲームレビュー

ドラゴンズ 4
スワローズ 2

神宮球場

昼間が暖かかったので油断していたら今日も寒かった。 もっとも、昨日に比べればマシだったので問題はなかった。

試合の構図は昨日と逆で、攻めるドラゴンズと守るスワローズの構図。 もっとも、ドラゴンズの攻撃がおそまつだったからもつれる形になっただけなんだけど。

スワローズの先発は増渕。立ち上がりから制球が定まらず初回こそしのいだが、 2回にフォアボールを出した後に森野に不利なカウントから甘い変化球をライトスタンドに叩き込まれる。 中日はその後もランナーを出して攻め立てるがつながらない。

対する中日先発の吉見は素晴らしい立ち上がり。 角度のあるストレートのノビが素晴らしく、変化球のキレもあって、低めのフォークでスワローズ打線を翻弄。 3回まで一人のランナーも出さない。あれだけ良ければどうにもならない。

吉見があんまり良くて、攻撃も毎回走者を出してたもんだからリードが2点しかないことを忘れていた。 4回に先頭の川島に一発を浴びると(トイレに行ってて見てなかった)レフトスタンドの弛緩した空気が引き締まる。 しかし、吉見はここで崩れずに後続を断ち続ける。

追加点が入ったのは6回、増渕はひどい内容ながらまだ投げ続けていた。 先頭の森野がセンター前、中村の内野ゴロの間にセカンドへ。谷繁の打席のワイルドピッチでサードに進み、 谷繁がデッドボールで一死一、三塁で吉見となる。

スクイズのあるシチュエーションの中、吉見はバントの構えで打席に入る。 様子を見てくるかと思っていたら、やや高めに外してきた。これを吉見がバントで一塁前に転がす。 転がり方を見て三塁走者の森野がスタート、リグスがホームに投げるが“全然”間に合わず生還。 ドラゴンズらしい難しい点の取り方で1点を追加。しかし、この後のチャンスで止めを刺せなかった。

7回に吉見が連打で1点を失って再度1点差。試合のポイントは次のイニング。 8回裏も吉見はマウンドに上がり3人で抑えきったところ。序盤に球数を使ってなかったのが効いた。 球威は最後まで衰えていなかった。

9回表に荒木のファールフライを福川が落球。次の球をレフトスタンドに運ばれてゲームが決まった。 一度死んだ後だったからヤケクソ気味に振ったように見えたが、そんなことはよしとしよう。 ゲームはドラゴンズの一方的な展開だったが、少ないチャンスを点にしたスワローズも悪くなかった。

ドラゴンズは吉見の力投が全て。攻撃はスピードがないのが気がかり。 谷繁が二死二塁からヒットで返ってこれないとか、 ウッズがセンターオーバーの当たりでセカンドでアウトになったり、打力が生かせてない。 あとは3番の李。5回に一死一、三塁から内野フライはいただけない。叩きつけて併殺崩れでも1点を奪う場面のはずだ。

言いたいのはさ、チーム防御率1点台なんだから1点を積んでいく野球をしろってこと。 とりあえず、みんなバットが振れてきつつあるから、今度はピッチャーを助けておくれ。

<その他>
増渕は変化球の制球が悪かった。特に左打者へのシンカーは気をつけて投げた方がいい。 それよりも真っ直ぐの精度を上げるのが先かな。サイドハンドだから左右の打者のインコースに投げきれるようにしたい。


4月26日

ゲームレビュー

ドラゴンズ 1
スワローズ 0

神宮球場

イチゼロとはいえ、試合が終わったのは10時半。 雨がぱらつき、時に強く降って試合も一時中断するタフなゲームで、 攻めるスワローズに守るドラゴンズの構図。

勝敗を分けたのはスワローズのミスだったが、 キーになったのは中日先発の小笠原と青木の対決だった。

1回裏、先発の小笠原は球威がなく苦しい立ち上がり。先頭の川島慶のヒット、 続く田中が送り、チャンスで青木が登場。球威はないが制球は良かったので、 谷繁は3球続けてインコースを要求して、カウント2−1から最後はカーブを引っ掛けさせて内野ゴロに打ち取る。

インコースを攻めるってのは聞こえはいいが、青木はインコースを打つのが上手くリスクも大きい。 ここで重要なのはインコースにボール球を投げてファールを打たせること。 3球全てボール気味で、青木は二つをファールにしている。ここで3球続けたのが後で生きてくる。

3回裏、1アウトから川島慶と田中の連打で1,3塁のチャンスで青木が2度目の打席。 初球に外のスライダーが外れ、2球目も外のスライダーを要求。しかしこれがインハイに抜けて青木が反応。 ところがボールが曲がって青木のバットは空を切る。これが余計な空振りだった。 ここで谷繁は続けてインコースを要求、青木は一つファールにして、一つはよけるほどの苛烈な厳しい球。 青木は一度打席を外していたが、その様子を見るだけでインコースに意識があるのは明らかだった。 次の外のスライダーにバットは空を切る。

4回に中日が村中の高めのストレートを捉えてレフトスタンドへライナーを突き刺して中日が1点を先制。 青木は5回裏も一死二塁のチャンスで登場したが、ここは初球のストレートを打ち損ねてセンターフライに終わる。

6回が終わった所で雨が激しくなり試合が20分ほど中断。スワローズはピッチャーを替えたが、中日は小笠原の続投。

集中力が切れやすい中断後の7回裏、小笠原は先頭の福川にフォアボールを出してしまう。 飯原が送って一死二塁、さらにワイルドピッチで一死三塁。川島慶はサード横への弱いゴロで、 これを中村が何とか止めたが内野安打、三塁ランナーはそのまま。一死一、三塁で好調の田中となる。

一塁ランナーも気にしなくてはならず、スクイズも考えられる非常に難しいシチュエーション。 そんな初球は高めのインハイのボール球。見送るもんだと思っていたら、田中は打ち上げてキャッチャーフライ。 これが試合を分けてしまった。

別に初球を打っても問題はないと思うが、 守る側に難しいシチュエーションなので、初球は様子を見る意味でストライクの可能性は低い。 もし振るにしても甘い球ならわかるが、難しい球を打つ必要はない。明らかな攻撃のミスだった。

そしてさらに二死一、三塁と続くチャンスに青木の4打席目。小笠原はキレも制球もなかったが、 前の打席の攻めが効いていた。アウトハイの球を二つファールにして、カウント2−1。 次のスライダーにはバットが止まりカウント2−2。ここまでインサイドは使っていない。

勝負球で谷繁がインサイドに寄る。小笠原が一度牽制を投げる。 気持ちを整えて青木と対峙して再び谷繁がインサイドに寄る。小笠原のボールに勢いはなかったが、 渾身のシュートは青木の懐へ。窮屈そうなスイングの打球に力はなくピッチャーゴロ。 ここが試合のハイライトだった。

小笠原と谷繁のバッテリーも素晴らしかったが、その前の中村がゴロを止めたところといい、 チーム全体で素晴らしいディフェンスを見せた。見てる方も疲れたけど、いいゲームだったと思う。

<その他>
・スワローズの村中は初めて見た。キレというより145キロを超える威力のあるストレートで押して、 スライダーをフォークで打ち取る典型的なパワーピッチャー。 制球はアバウトだけど、個々のボールの威力はある。

時々肘が下がり気味になるのは気になったけど、 疲れが出るまでは大丈夫だろう。


4月23日

ヤフーのトップに、テレビ朝日が巨人戦から撤退してパリーグの試合の中継をするというニュースがあった。

土日のデーゲームなら時折やっているのを見かけるけど、 これは平日の7時くらいの話であろうか。 だとすると面白そうだ。パリーグには予告先発があるので比較的合わせやすい。

セリーグと比較すると若いスター選手が多くて出やすい状況だし、 そもそも球場の雰囲気はパリーグの方が明るい。時代の変化を感じる。

もっとも、テレビ朝日には解説者のレベルアップをしてもらいたいのだが(笑)


4月21日

今日は東京ドームで成瀬を見ようかと思ったんだけど、 混んでそうだから東京六大に行ってきた。

珍しくしっかり起きて1試合目から観戦。

第1試合 法政大−立教大

法政大が二期続けて立教から勝ち点を落として、 早くも優勝争いから脱落。

ちなみに今年の立教の左打線はなかなか手ごわい。

●二神一人:法政大 3年生 投手 右投右打

ノビのある速球がウリの右腕で、去年はボールがどこへ行くのかわからなかったけど、 今年に入ってまとまってきた。

片足で立った時に反ってたんだけど、そういうところもなくなって、 バランスが良い。腕の振りはおとなしくなったけど、コントロールは悪くない。 スピードが出なくなったから真っ直ぐで空振りは取れなかったけど、ボールの回転は良い。

他の変化球はスライダーとカーブ。スライダーは浮いて危ないけど、 カーブは落差があって打者が面食らってて良かった。

イメージは阪神の福原。 落ちる球が欲しいところだけど、チェンジアップがいいのかな。 とりあえずは真っ直ぐのスピードを上げることだな。このまま行けばたぶんプロに行くと思う。

●和泉将太:法政大 3年生 内野手 右投両打

センスや運動能力の良さは感じるんだけど、なかなか上がってこない。 今年はどうかと思ったけど、悪くなってたな(笑)

左打席だけで、構えた感じは良いんだけど、打つときに一度手を下げてからトップの位置に持っていってスイングする。 あれだと高めの速球を打ち上げやすくなるし、インコースに詰まる。実際にそうなってた。

守りはショートなんだけど、グラブさばき以前に動きがよくない。 試合の途中でサードに回ってた。迷いがあるんだろうなぁ。頑張れ。

●長谷川祐介:法政大 1年生 内野手 右投右打

上であげた和泉の替わりにショートに入ったのがこの長谷川。 常葉菊川の3番・ショートの方が馴染みがあるだろうか。

今日は1打席しかなくてよくわからなかったけど、高校時代から印象は変わらない。 反動打ちで打球が上がるタイプなので、木のバットを持ってるのを見たら苦労する予感を感じた。

良いと思ったのはショートの守備。スローイングは怪しいけど動きは良い。 大引の1年生の時より遥かに良い。あれならうちの大学はしばらくショートに困らないな(笑)

●田中宗一郎:立教大 2年生 外野手 右投左打

実は先週一番気になった選手だったんだけど、 もう一度見たいと思って保留しておいた。バッティングが良い。

背筋を自然に伸ばしてやや腰高。バットを引いてトップの位置に近い位置で構える。 パッと見はインコースに強そうなんだけど、外にもバットが届きそうな構えで悪くない。 そこから軽くステップしてスイングする。

動きは大きくないんだけどスイングは鋭い、 ボールを面で捉えるようなスイングをする。 捉えた打球は左右に低いライナーで飛んでいく。 今日は2本のタイムリーだったけど、 2本目のタイムリーは外のストレートをレフト前にライナーで弾き返す素晴らしい内容だった。

ケツが大きい割りに足も速い。センスの良さを感じた。立教から強打者って久しぶりに見たかも。


4月16日

ゲームレビュー

ベイスターズ 16
スワローズ 4

神宮球場

職場の早帰りデーということで、お言葉に甘えて5時半退社。 花粉も多少は楽になったし、寒さを気にしつつ神宮へ。 試合中は思ったほど寒くはなかった。

ゲームとしては日大の先輩後輩にあたる館山と那須野の先発。 早くも長い試合を予感させる(笑)

先に捕まったのは先輩の館山。立ち上がりからボールの威力は悪くなかったが、 二死一塁から村田へのインコースのストレートが見事に外への逆球。 村田はライトへ押し込むようなスイングで、打球は低い弾道でライトスタンドまで飛んでいった。 村田も上手く打ったけど、あんな逆玉ないよな。

那須野は先頭の飯原にいきなりカウント0−3になったが、なんとか三振に打ち取る。 この飯原を三振に取ったのがインコースのストレートで、これでなんとか切り抜けることになる。

館山は球威があるのだがつながりがない。気になったのは福川の配球で、 追い込んでからのアイデアが不足しているというより、追い込むまでに良いボールを使い切ってしまっている。 シュートとスライダーの横の揺さぶりが売りなわけだから、どちらかをバッターに強く意識させたい。 対する那須野は右打者へのクロスファイヤーだけが良かった。敢えて続けることで打者に意識させていた。

ゲームの分かれ目になったのは3回裏、 スワローズが3点を追う攻撃で0アウト2塁から館山がバント失敗したところだろう。 あそこで3点差を大きく感じさせてしまった。

5回にスワローズは加藤をマウンドへ送ったが、制球がままならず、 アンラッキーな当たりもあって連打を浴びて降板。 大学時代のようにカッカした時に勝負に行ってしまってはプロでは通用しない。 もっとも、加藤は頭の悪い奴じゃないからきっとわかっているだろう。

5回表が終わってスコアは12−0。その裏に那須野は3点を失ったのだが、 間にフォアボールが入る内容で誰が見ても気分が悪かった。 那須野は時折良いフォームで凄いストレートを投げるのだがそれが続かない。 印象としてはデカイ割にはフォームが慌しくこじんまりとしている。 なんだろ?腕を上げるタイミングとかなのかな?何とかできそうなんだけどなぁ。

途中で帰ってしまったのだが、佐藤祥万が投げたと聞いて非常に悔しかった。

<その他>
・横浜のビグビー、体格と雰囲気は良いけど、柔らかさが感じられないなぁ。
・上で挙げた那須野は左打者に苦労してるな。


4月14日

土曜日に東京六大を観てきた。東大の試合は見てないので、 例によって1試合だけ。

第2試合
立教−慶応

立教は4年生が少なくて、メンバーの若さが目についた。 3番から7番まで左打者を揃えたということは、早稲田対策なのだろうか。

慶応も今年は力を蓄える年になりそうだ。

●戸村健次:立教大 3年生 投手 右投右打

去年は下半身がヨロヨロで投げてたけど、今年は『ヨロ』くらいになってた。 相変わらずボールの角度は良いし、スピードも感じる。 フォークもスライダーもキレが良い、あとは何だ?コントロールだ(笑)

多少は鍛えたのか少しは良くなってたが、 ヒット1本打たれただけで落ち着きを失い、四球を連発して3回途中であっさり降板。

開幕投手に選んだ監督の気持ちも考えなくちゃいけない。 完成度が低いなら低いなりの投球をすればいい。 要はバッターに集中することだ。

●中林伸陽:慶応大 3年生 投手 左投左打

こちらは順調に見える。 体重移動がゆったりとしていて、タイミングが取りづらく、 フォームが見た目にもキレイ。 踏み込んでからしっかり投げれてるので、ボールの力強さも感じた。

4回までは安心して見てられたけど、5回から急にフォームが悪くなった。 体重移動の間がなくなり、肘が上がりきらない。球威もなくなり、 立教の左打者に引っ張られる打球が増えて、3点のリードを守りきれなかった。

スタミナなのか、気持ちの問題なのか、本人がわかるのかな。

●大林賢哉:立教大 1年生 三塁手 右投左打

去年のセンバツ準優勝の大垣日大の4番打者。珍しく有名どころの立教(笑)

緊張から地に足がついてないようなプレーが目についたけど、 徐々に落ち着いてきた。とりあえずスローイングが悪い。

元日本ハムの片岡みたいなオープンの構えから、重そうにバットを振る。 パワーはあるので打球は速い。でも、外はまるっきり打てなそう。

いい所はケツがデカイところかな、 鈍重な感じがあるので瞬発力をつけていきたい。


4月6日

西武ドームに行こうかと思ったんだけど、 寝坊したりしたので、神宮の六大と社会人の対抗戦に行ってきた。

第2試合
明治−鷺宮製作所

明治は開幕を来週に控えてベストメンバーで、鷺宮は若手中心のラインナップ。 スポニチ大会が終わった後で、鷺宮のやる気のなさが笑えた。

今回は選手の紹介で。

●池田樹哉:明治大 4年生 外野手 左投左打

良い雰囲気の割には今まで見たことがない選手だったので、 下級生かと思っていたけど、4年生なんね。

長身で均整も取れた体系。背筋を伸ばして構えるから大きく見える。 バットを寝かせ気味に構えて、右足でタイミングを取る。 そこからボールを引きつけて逆方向へライナーを飛ばす。

バットコントロールも良く、早いカウントから打っていくアベレージタイプ。 引っ張れば距離も出そうな雰囲気がある。

タイミングを取るのが下手なのが気になったところで、打つ動作はなかなか良かった。 守備はちゃんと見てないからコメントなし。

●荒木郁也:明治大 2年生 遊撃手 右投左打

今回印象に残った選手。高い運動能力とセンスを感じた。

細身で身長が180ある。1打席目にいきなりセーフティーバントを見せて俊足を見せた。 走る姿が良く、ショートの守備では足の運びが良かった。

バッティングは非力さを感じることもあったが、バットコントロールは悪くないし、 ライナーを打とうする意思を感じる。タイプ的にはホークスの川崎。

問題はスローイング。肩は良さそうだけど、そろりと投げているので非常に危なっかしい。

●大越遼介:明治大 3年生 投手 左投左打

日大三高時代に見たことがあるけど、そのときからあまり印象が変わらないかな。

腕の振りが良くて、真っ直ぐも力感を感じる。ただし球速があまりないので、 大学レベルでは空振りが取れない。右打者の足元へのスライダーは相変わらず良いボール。

もうちょっと下半身を使って投げられればいいんだけどなぁ。

●野村祐輔:明治大 1年生 投手 右投右打

ブルペンにいる時に「良い投げ方してるな」と思っていたら広陵の野村。 強烈なインパクトを残していった。

片足立ちでエネルギーを溜めて、力強い踏み込みから素晴らしい腕の振り。 スライダーは133キロで切れ味鋭く、真っ直ぐも力強くスピードはMAX146キロ。 何がいいかってコントロールも良かったことで、今日投げたピッチャーの中では1番良かった。

あれだったら春から出番があるだろう。


4月1日

MLBが開幕して、福留が爆発して開幕。

総じて見れば心配の方が多い日本人選手の中で、 一番心配なのは井川である。

ヤンキースに入ったはいいけど、とにかく去年は結果が出なかった。 内容を見ると球威がある日はそこそこ抑えるんだけど、 ない日は全くダメ、コントロールは終始定まることはなかった。

とはいっても、それは去年に始まったことではなく、 阪神在籍時も最後の2年間くらいはいつも内容が悪かったような気がするし、 良い投球ってのを見た記憶もない。

良かった時はノーワインドアップから自然に右足で立って、ゆったりと右足をステップ。 踏み込んでから左腕を加速させながらスイングさせ、 リリースの瞬間に一番力が入っているようなフォームで、 力、スピード、コントロールの全てを揃えたストレートを投げていた。

今は立った時にやや後方に倒れ気味で、ステップの幅も短い、 下半身の力を十分に溜めきれず、立ち投げになるから球が高いという結果になっている。

以前、野茂が日本にいる時に最後の方は太り気味でひどい投球をしていたけど、 MLB移籍後は体を絞り結果を出した。 井川の良い時の映像を見ると、今とは別人のように上半身が細い。

井川が結果を出せない理由については『ボールが合わない』『マウンドが堅い』ということが挙げられがちだけど、 俺が思うのは『単なる太りすぎ』。井川復調についてはシェイプアップではないかと思う。


3月29日

セリーグプレビュー後編

横浜は上積みが見られない。クルーンがいなくなったことで、 中継ぎ以降が苦しく、そもそも先発の数も不足している。 苦しい戦いになるだろう。

打線は村田と吉村が中軸に座り、1,2番の出来次第ではかなりの攻撃力になるだろう。 ニ遊間の世代交代が進むようだと、さらに面白くなりそう。 不安定な戦いになるだろうが、才能を生かして面白い野球を期待したい。

カープは投打の軸を失った。黒田が抜けた投手陣は、 返って個々人に自覚が出るから案外良い結果が出るかもしれないが、 それにしたって人がいない。期待したいのは2年目の前田健。いいフォームで放っている。

攻撃陣は栗原が軸になれるからまだ救いがある。 梵、東出が上位を打ち、阪神から加入した赤松がラインナップに入るようだと、 スピード感のある攻撃が見れるだろう。

スワローズは一気に若返りそうな雰囲気がある。 先発陣に村中、増渕という若い力が加わり、ルーキーの加藤も期待できる。 リオスはやりそうだし、これまでの先発陣も気持ちが変わってきて好結果につながりそう。

野手陣も移籍の川島、レギュラーを掴んだ田中浩が内野に入り、2年目の川端にも期待がかかる。 外野では唯一空いているレフトの競争があり、ここに福地が加入。 ただし、外野のうち、飯原、武内、宮出は内野でつぶしがきく強みがある。 スピードがある選手が多く、勝ち負けはまだだろうけど、昨年までとは違うチームになっていきそうだ。


3月27日

セリーグプレビュー

ドラゴンズを本命視する声が多い。 確かに強いが、上位3強の力は相変わらず拮抗している。

投手陣はセットアッパーの岡本の抜けた穴を不安視されるが、 人材は十分にいるので、そこまで不安はない。というのは豊富な先発陣がいて、 川上がダメだった時に全体が崩れる傾向こそあるが、吉見、チェンといった伸び盛りのピッチャーもいる。 そこまで中継ぎに負担がかかるとも思えない。

むしろ岩瀬が去年から不安定なことや、外野の守備レベルが下がったことの方が気になる。

野手は和田が加入して、打力は上がった。ただし走力が下がったので、 1点を争うようなゲームには不安が残る。野手で期待してるのは2年目の西川。

大補強を敢行したジャイアンツは攻撃力に目が行きがちだが、むしろ投手陣の充実に目が行く。 上原が先発に戻り、グライシンガーが加入したことで安定したラインナップになった。 中継ぎ以降には不安があり、クルーンがコケた時にどうするのかに注目。

攻撃は打力はすごいことになった。 ただしスピードがないので、クロスゲームには不安が残る。 また、守備力が非常に低いことに不安がある。

タイガースは目立ってはいないが、上で書いた2チームと変わらない戦力がある。

チームのシンボルであるJFKの久保田が不安定ではあるが、 中継ぎの力は12球団でも突き抜けている。 先発が多少不足したところでさほど問題はないだろう。

新井が加入した攻撃はバランスが良くなった。 というのは、去年は中軸のところで返せないことが目立ったためだ。 3番に誰が入るかによるが、赤星、鳥谷の二人は力があり、 得点力は確実に上がっている。

残りの3チームは明日。やっぱり開幕後。


3月25日

ホークスの大隣が完投した。

去年は怪我もあって活躍できなかったけど、もともとストレートの伸びは素晴らしいものがある。 変化球が今ひとつというイメージがあったけど、今日は右打者への外のチェンジアップが素晴らしかった。

そういう技術的なところもあるけど、変わっていたのは表情。 ちょっと甘いようなところがあったけど、目つきから戦う姿勢になってた。

ホークスに入って意識の高い投手陣に入って意識が変わったのかな。 良いチームに入ったのかなと思った。


3月24日

ゲームレビュー

バファローズ 0
ライオンズ 6

西武ドーム

土曜日の試合だけど、とりあえず更新。

春の所沢は東京よりも2〜3℃気温が低く、花粉症の人間にとっては危険地帯。 1枚多く着て、花粉の薬を飲んでマスクにメガネ、目薬も持って行く。 俺もすっかりベテランだ。

チケットが200円(?)値上がりしてたのは残念だが(今までが安すぎ) 西武ドームは芝を張り替えて、ちょっと雰囲気が変わった。 バックスクリーンの画面は特大でちょっとすごい。

ライオンズの先発は新加入の石井一。立ち上がりは制球に気を遣い、非常に丁寧に入り。 初戦ということで緊張感もあるのだろうか。でも打たれそうな感じはない。 バファローズの先発は若手先発陣の一人、左腕の中山。初めて生で見たけど立ち上がりは手と足が一緒に出てて、 フォームがバラバラ。俺がわかるくらいだからもちろん失点。

石井はその後も安定した投球。右打者のインコースに真っ直ぐとカットボールを織り交ぜてながら、 同じところからスライダーで空振りを取りに行く。 試合後に石井も褒めてたけど、細川は本当に配球が上手くなった。 特にカブレラとの対戦は意識にない球を常に選択して、三振を取るのに二重三重の仕掛けをしていた。 (もちろん石井の制球が良かったからだけど)

中山は2回以降本来のフォームになっていて、今中タイプのオーバーハンド。 角度のある直球に落差のあるでかいカーブにスライダーも良い。 あとは真っスラ?のような球を投げてた。

ただし、この試合は4失点だったんだけど、打たれたのはほとんど右打者。 落ちるボールがないからどうしても打たれやすい。この辺が課題。

ゲームは石井の出来が素晴らしく、バファローズ打線を沈黙させてライオンズが完勝。 ライオンズの攻撃は初回こそ片岡のスチールから崩したけど、 あとはバントで送ってリードを広げる堅い戦法。黒江ヘッドの影が見え隠れした。 この日は2番に栗山が入ってて、送りバントもしてたけど、 あれだったら赤田を2番に入れた方が攻撃の幅が出るような気がする。

あと変わったところで、ライオンズでは期待のアスリートの松坂がスタメン。体が強そうで、肩も足も素晴らしい。 スイングも中島のようにあちこちに飛んで行きそうな幅を感じた。 結果が出てないので焦りも見えて、内容の悪い三振を続けてたけど、 首脳陣は我慢して使うべきだろう。

中村は構えた時にバットの位置を下げて、バットを気持ち寝かせることで、 バットの出が良くなってて、去年よりも良さそう。ただし、インコースは相変わらず打てそうもない。

バファローズでは坂口が1番センターで出場。 打ち方が変わっていて、ボールを引きつけてパチンと当てるような打ち方になった。 「当てる」というと悪いイメージがあるけど、ヘッドを利かせているので意外と鋭い打球が飛ぶ。 なんとなくプロ野球選手になったような感がある。足は抜群に速いので今年は期待できそう。

勢いで書いたけど、結構書いたな…
今年は遅れても書くことをしようと思う。


3月20日

イーグルスは去年とさほど変わらない印象。 投手では岩隈は不安が残り、2年目の田中もどうなるか。 層は相変わらず薄いので苦戦が予想される。 気になってるのは永井、林の良い才能を持っている二人。

攻撃陣も山崎が2年続けて打つとも思えず、中軸に不安がある。 高須、渡辺直、鉄平、草野がいやらしい攻撃をしてくるだろうけど、 プレイオフは難しい気がする。

ライオンズは逆に上がり目。 イーグルスのプレイオフが難しいという理由はここにある。

先発陣に石井一を加えて枚数が揃い、 中継ぎ以降も去年使い込んで経験を積んだところに岡本が加入。 抑えはいないけど、それは他のチームにも言えること。 そうなると先発の数がモノを言う。 キャッチャーの細川がしっかりしてるのも大きい。

攻撃陣は和田とカブレラが抜けたのは確かに痛い。 中軸は中島1枚で、あとはどうなるかわからない外国人頼み。 毎日オーダーが変わることになりそう。

去年は大砲に頼るところが目についたけど、 個人的な期待は赤田、片岡、松坂のスピードのあるラインナップ。 こっちの方が面白い。

バファローズは平野、金子、岸田若いピッチャーが出てきて面白い。 その一方で実績がないという不確定要素もある。ちなみに中継ぎ以降は意外と人がいる。

コリンズ監督は若手を使う傾向があるけど、 フロントはベテランの外人大砲を揃えた。 健康でいれば強力だろうけど、3人とも故障がちなところが心配。 チームの方向性が見えないチームが上に行けるとは思えないけど…


3月18日

パリーグプレビュー前編。

前は1チームずつプレビューしてたけど、今年は簡単に。 まずはホークス、ファイターズ、マリーンズ。

ホークスが頭一つ抜けてる感がある。 怪我人は多いけど、戦力は去年より上がっていて、 野手もタレントを見る限り、どのチームよりも揃っている。 大場はクセがなければ新人王を取るだろう。 サイドハンドの久米は力を抜いて投げると相当いい投球をするだろう。

昨季のチャンピオン・ファイターズは先発投手が不足している。 自力がもともとあるわけでもないメンバーの上に、 凄腕の佐藤ピッチングコーチが抜けたのが気になる。

投手力だけが頼みのチームだっただけに、 投手力が少しでも落ちると苦しいと見る。 中田については打ち方は良くなった。目がプロの球に慣れてからだろう。 注目選手はアスリートの糸井、アメリカ帰りの多田野。

マリーンズはYFKが解散。 チームの屋台骨を支えてきただけに痛いが、先発投手は5枚いる。 小林雅も不安定だったし、他のチームと比較すれば強い。プレイオフは入るだろう。 ルーキーの唐川は評価してる。

攻撃陣は上げ潮、西岡、早川の1,2番コンビからスピード感のある攻撃があり、 メンバーも変わらず多彩な攻撃は健在、 今年も面白い野球が見れそうだ。 スラッガー組の竹原、大松のどちらかがそろそろ出てきてもらいたい。

続きはあさって。開幕後じゃん(笑)
3月15日

オープン戦

ドラゴンズ 3
ファイターズ 4

東京ドーム

今年の花粉は強力で、こういう時はドームでの観戦が良い。 1時間前に球場入りすると、外野は8割方埋まっていて、意外と賑わっている。 応援団が楽器を使えなかったようで、なんだか物足りなかったけど。

ドラゴンズの先発は川上。良かったのは右打者のインコース真っ直ぐで、 威力も精度も良かった。カットボールは初回は良い曲がり方してたけど、 以降は今ひとつだったかな。

新戦力についてはドラゴンズでは西川が良かった。

もともとバットを振る動きが良いバッターで、バットを良い意味で重そうに振れていたけど、 バットの出が悪く、またバットヘッドの返りが早かったので、ボールを点でしか捉えられなかった。 それを構えの所で青木(スワローズ)のようにバットを寝かせて振ることで、 ボールを線で捉えられるようになって、スイングスピードも速く可能性を感じられた。

あとはもう少し早く構えられればいいのかな。ただしポジションがセカンドなので、 外野を守れるようにしておきたい。

注目されている平田は打つときに足の動きが固く、外に逃げる球についていくのが難しそう。 ただし、上半身の動きは良くて、スイングはどこにでも鋭い打球が飛んでいきそうな雰囲気があった。 構えるのが早く、やる気は感じた。

上で西川が外野を守れると良いと書いたのは、平田に物足りなさを感じたから。 ただし、平田を使うことには賛成。森野に無理をさせる必要はない。

あとは新外人のデラロサ。 バッティングはライナーを打つタイプなんだけど、荒さがある。 ライト方向ライナーを打とうと思えば打てそうなんだけど、 飛ばしたい欲求があるみたい。

守備はグラブ捌きは良い。スローイングが横投げで不安定。 サードを守ってたけど、本職はセカンドだな。

ファイターズでは糸井にインパクトがあった。

背は185くらいあんのか?体は大きいが鈍い感じがなく、むしろ俊敏さを感じる。 守備で見せる強肩はリーグトップクラスだろう。

バッティングは左打席から鋭いスイングを見せる。とにかくスイングスピードが速く、 清水(ジャイアンツ)みたいに点で捉えるようなイメージ。 引きつけて叩くタイプで、詰まっても振り切れるのが良い所。

工藤も悪くないけど、スケールの大きさを考えると糸井かな…

あとは新人の宮西。左のスリークォーターで、キレ味鋭い球を投げる。 ボールの勢いはあるけど制球が怪しい。 これは慣れの問題なのかな、ちょっとバタバタしたフォームだった。 ちなみに、左打者は相当抑えそう。

今年初の観戦ということもあったけど、 まだ変化球の区別がちゃんと出来てない。 もう1試合くらいオープン戦を観たいけど、どうかな…


3月10日

昨日はリニューアルした神宮がお披露目となったけど、 甲子園もリニューアルとなった。

神宮は両翼が広がって、 甲子園はファールゾーンが狭くなったとのこと。 神宮については反対の立場だったんだけど、 試合が早く終わるからいいのかな(笑)

大リーグでは屋根なしの球場が主流となる中で、 日本もそういう流れが強くなっている。(広島の新球場もそうみたいだし) 個人的な意見を述べさせてもらえば、屋根がある球場は別に嫌いじゃない。 やっぱり天気を気にしなくていいからね。

それに冬の時期の球場って使い道がないから、やっぱりもったいない。 屋根のある東京ドームなんかはイベント会場として使ってるから、 それはそれで有効利用できてると思う。

客席だけ屋根がついてるっても悪くないんだけど、 サッカーのスタジアムなんかは夏のライブで使った後は芝がボロボロで、 肝心の競技の質を落としてしまってるから、一概に良いとも言えない。 (これは屋内球場の人工芝にも言えること)

で、思いついた究極のスタジアム。

屋根は開閉式で基本的に空いてて雨が降った時だけ閉まる。 天然芝は札幌ドームみたいに普段は外にあって、使うときだけ中に入れる。 開閉式の屋根に移動式の天然芝。これだったら何でも使えるだろ。

東京ドームも20年になるからいっちょ作ってみたらどうだろ?


2月26日

カープがしんどい。

エースと4番が抜ける非常事態。 ドラゴンズで言うとウッズと岩瀬がいっぺんに抜けたみたいな話。 考えるだけで恐ろしい。

エースは苦しいだろうけど、幸いにも4番になれる人材はいる。 昨年3番を打っていた栗原だ。

今いる右の長距離砲だと村田なら右に打つ技術があり、 新井は足から連動して回転する豪快なスイングで、 吉村はバットヘッドをしならせて遠くへ飛ばすといった特徴があるけど、 栗原の場合は形容し難い。

デカイ尻、分厚い体だが長距離砲にありがちな前に大きいスイングではなく、 コンパクトなスイングでレフト、センター方向へ飛ばすしてはいるが、 上で挙げた3人のような具体的な型を持っている感じではない。

というのは、栗原には上で挙げたメンバーとの決定的な違いがあって、 それは“起用さ”
横文字を使うとシチュエーションバッティングを意外とやるのだ。

ランナーが得点圏にいる時は、体に漲る力を小出しにするような当てるスイングで ライト方向へおっつけて打つときもある。(あれこそ“おっつける”という打ち方) 体に見合わずつなぐのが上手い。

状況に応じた打ち方が出来るバッターだからタイプ的には3番か5番だと思う。 新井が後ろにいたから数字が稼げた部分もあっただろう。 4番を打つには一人で打開する力が必要になり、栗原にそういう力があるのかは未知数だ。

栗原に期待したいのは、自分に求められていることを知ること。 思い切りプレッシャーを感じて、4番に座ってほしい。 そういう状況を考えた行動を出来るタイプだと思うのだ。

どうせ最下位は避けられない。注目度は極端に低い。 ブラウン監督はどうせ解任。やりたいことをやれるシチュエーション。 なら『4番・栗原』で我慢してみるのだってアリだと思う。


2月21日

落ち着いてきたので、ボチボチ更新再開。

新人では中田の情報が先行していが、 個人的に面白いと思っているのはスワローズの加藤。

慶応のプロ野球選手というと、故障が多いイメージがあるのだけど、 この加藤はちょっと毛色が違う。パッと見故障をしそうな投げ方をしているのだけど、 大学時代は目立った故障もなく、とにかくタフだった。

そういうところも面白いのだけど、俺が良いと思うのは精神性。

マイペースというか、どんな時でも飄々としていて、 例えば、2戦目の終盤の同点の場面のように、投げなくてもいいような場面でも、 迷いなくマウンドへ向かっていくようなところである。

プレッシャーのかかる早慶戦なんかでも、もちろん本人は燃えているんだろうけど、 燃えすぎていない。変に力んだりしないで、プレッシャーがかかればかかるほど良い投球をしていた。

そんなわけでプロ向きの性格をしてると思うし、 スライダー回転のストレートは慣れるまで通用するだろうし、 同じ腕の振りで変化球を投げるところも良い、 スワローズはチャンスも多いだろう。

他の新人を知らないから断言は出来ないけど、 俺の中ではセリーグの新人王候補の1番手だ。


12月29日

ベストゲーム2008

マリーンズ 0
ホークス 1×

ヤフードーム 6/29

今年はプータローの期間にとにかく野球を見たので、 印象に残るゲームはたくさんあって、 その中でも一番最初に思いついたのがこのゲーム。 渡辺俊介の好投が印象に残った。

交流戦明けの初戦は上位チーム同士の重要な一戦。 先発はホークスが杉内、マリーンズが渡辺俊。 どちらも交流戦に調子を崩していた。 特に風のないドームでしかもアウェイ。 ゲームを面白くするか渡辺俊の出来にかかっている。

そんな中で両先発は立ち上がりから素晴らしい投球を展開する。 杉内は真っ直ぐのノビが素晴らしく、 特にスライダーはボールが何かにぶつかったみたいに曲がっていた。

対する渡辺俊はコントロールは意外とアバウトながら、 ベルトの高さには決して投げず、 高い球か低い球かのどちらかという『高さを間違えない投球』を見せる。

渡辺俊は特殊なピッチャーである。 スピードは130キロくらいのプロの選手にしてみれば打ちごろのスピード。 しかし、下から投げるからボールの軌道がそもそも違う上に、 ボールの速度はなくてもボールがミットの手前で死んでない。

だから思い切り振ると一瞬目が切れて打ち上げてしまう。 ホークス打線は見事にハマっていた。

そんな中、何回も空振りをしてるバッターが二人いた。川崎と柴原である。

二人の特徴はギリギリまでボールをひきつけていたこと。 しかも本当にギリギリまでひきつけて、 方向はとにかくボールを上から叩いてライナーを打とうとしていた。 かなり不細工な打ち方だが、理にかなっている。 振り遅れしてるくらいで実はちょうどいいのだ。

渡辺俊は彼らにはいい当たりをされていたが、 連打を許さない。ストレートでフライを打たせ、カーブで泳がせて、 シュートでゴロを打たせる。投じる一つ一つのボールに意思があって、 高さを間違えないからホームランの予感はない。

対する杉内も見事だった、カットボールが決まらずに苦労することもあったが、 5回の一死一、三塁のピンチでも厄介な堀をストレートで詰まらせて浅いレフトフライ、 売り出し中の青野をこの日キレまくっていたスライダーで三振で討ち取る圧巻の内容。

ピッチャーが替わるまで点が入りそうもない雰囲気が漂う9回裏、 松中、小久保とホームランバッターがあっさりと打ち取られ、バッターは柴原。 前の打席では打っている。「サヨナラには塁に出て…」と誰もが考える。

カウントは1−0、里崎のミットは外。投げた瞬間は真っ直ぐかと思ったがカーブ。 ボールはゆっくりと真ん中低めに入ってきた。柴原は例によってギリギリまでスイングを待ったが、 それでも思ったよりも前でボールを捉えたように見えた。

打球はライト線の上をフラフラと高く上がる。本人のイメージした打球ではなかっただろうが、 ヘッドをギリギリまで返さないで打ったボールはそのまま切れることなくポールに直撃。 結果は意外なものだったが、プロの技術のぶつかり合いが生んだ見事な一発だった。

打たれた渡辺俊はマウンドで立ち尽くし、 喜ぶホークスナインを横目にゆっくりとマウンドを降りた。 負けはしたけど今日の主役は間違いなく渡辺俊だった。

アマチュア野球たくさん見たけど、一球も目を離せないプロのプライドのぶつかり合いは見応え十分。 球場の雰囲気も良く、ちょっと渋めのチョイスだけど今年最高のゲームはこれ。


11月23日

今年はFA市場が賑やかで、スワローズの石井一のライオンズ移籍がほぼ決まり。

「らしい移籍だなぁ」と思った。

石井一って面白い人で、口で言ってることとやってることが違うタイプ。 傍から見ると飄々とやってるようだけど、本人は考えてやっている。

古田が監督を辞めることが決まった後の登板で完封勝ちをしている。 本人は「関係ない」と言ってたけど、そんなわけはない。

そうやって口で言うよりも態度で示す人、 この移籍も球団に対する反抗の意味合いが小さくはないのではないだろうか。

そういうことは置いといて、ライオンズはピッチャー不足。 実績のある選手は西口だけ。しかも西口はあまり他人に言うタイプではない。 そこへ石井一はリーダータイプで、若手を引っ張っていける。

今年の石井は、シーズン中にチームが連敗してる時
「僕が入団してから弱いヤクルトを見たことがない。昔の弱小球団には戻したくない。」
と、コメントしていて、正にライオンズも今その状況。 才能のあるピッチャーとキャッチャーがいるライオンズにはうってつけかもしれない。

それにしても石井一、ムラッ気だけはどうにかならないものだろうか。 もともと才能に溢れ、体のバランスも良く、 力感と滑らかさを備えたフォームで放れるピッチャーで、 素晴らしいストレートを持っている。

(MLBへ行って自分のストレートを打たれて変わったとこもあるけど、 そうあってほしくないのは俺の願望。)

俺が見てると20勝しても不思議じゃないくらいの才能があるんだけど、 勝ち星は伸びていかない。ハッキリ言ってこれは昔からのムラっ気。 やはり手本を示さねば下はついてこない。ここは改善してもらいたいところ。


11月19日

大学・社会人のドラフトがあった。
来年はタレントが揃ってるけど、今年は不作。 それでも、思ったより指名が多かった気がする。

ピッチャーでは日本生命の下敷領がマリーンズに指名されたのが嬉しかった。 大学時代はダメかと思ってたけど、努力の甲斐があったんだろうなぁ。 タイプは違うけど、アンダースローの先輩・渡辺俊から教わることも多いだろう。

面白いのはホークスに指名された久米。 サイドから投げるストレートはダラダラ伸びていく面白いボールで、 バッターのタイミングが合わない。もちろん変化球のキレも良い。

指名されなかった中では、明治の水田は良いと思ってたけど、故障があったのかな。

目についたのは野手の指名の少なさ。 確かに今年は野手がいないから、妥当ではあると思うけど。

指名された野手の中では九国大の松山は評価高い。

國學院の聖沢は走攻守揃っていて、バッティングも逆方向にライナー打つのが上手い。 でも、体の線が細いから、指名されたのは少々以外だった。

中央の村田はバッティングはともかく、スピードという特徴があるのが良かった。

あとは東海大の荒波が指名されなかったのは意外。 走攻守揃ってて、バッティングも自分が知ってる限りはライナーを打つのが上手くて評価高かったのに。

それにしても四国ILから1人指名、6人育成枠で入っている。

これは四国ILにとって大きい。 4チームの中からこれだけプロに入ってるということは、 プロを目指す人材が集まりやすくなってくる。

あと、多田野。東大に勝ち点を許した男(笑)
回り道が長かったけど、やっと帰ってきた。 大学時代は好きなピッチャーだったので(変な意味じゃなくてね)活躍を期待したい。


11月18日

社会人野球の日本選手権をやっている。

社会人の全国大会だと都市対抗が有名だけど、 あれは助っ人がアリで、純粋なチームではない。

その点、日本選手権は純粋なチームで、しかもクラブチームも入ってくる。 純粋な日本一を競えるイベントになっている。

こんな良い大会なんだけど、開催期間中にドラフトがある。

これには疑問符がつく。プロ側にもアマ側にも。 選手権を前倒しするか、ドラフトを後にするだとか、 どっちも譲るって発想がないのだろうか。

チームとして競う大会の中で、
「チームの誰かがドラフトで指名されて試合に集中出来るのだろうか?」
という疑問が沸いてくる。

もちろん
「そんなことに流されてはいけない」

ちなみにこのクラブチームが入ってる日本選手権なんてすごい面白いと思うんだよね。 これに大学混ぜて、アマチュア最強のチームを決める大会にすればさらに面白そう。

そういうことを考えてる偉い人はいないのかね。

なんか愚痴っぽいな。


11月14日

明治神宮大会の大学の部は東洋大が制した。

大場が3連投で、今日は早稲田を完封。 学生とはいえ、早稲田の打線はタレントが揃っているので、完封は純粋にすごい。

大場は何試合か見て、印象としては堂々としていること。 確かにボールの力はアマチュアの域を超えた凄まじいものがあるけど、 投げるボールに迷いがなく、投げっぷりが良い。

マウンドでの姿には綺麗さはないけど純粋さを感じる。 もちろん、ただ純粋に投げるだけで勝てるわけもないけど、 勝負師的なものよりスポーツマンの印象が強い。

どこのチームに入るか楽しみで、癖がなければ勝てるだろう。 課題としては、力を抜いて投げる時にもう少しボールが走るようにしたいこと、 ストレートが棒球気味だから、ツーシーム系を覚えてカウントを稼げるようになれば、 ということかな。


11月9日

自宅のPCが故障のため、しばらくお休みします。


11月8日

中日がアジアシリーズ初戦敗退…

と、思ってたら、 とりあえず総当たり戦をやってからなのね。

全く試合を見てないけど、 やる気のないオーダーだなぁ(苦笑)

このイベントを盛り上げる方法ってなんだろ? 閑散とした東京ドームよりも、 韓国や台湾でもやるのが大切だと思うんだよな。


11月5日

土曜日に東都の入替戦に行ってきた。br>
結果は日大が国学院大に連勝で1部昇格を決めたようで、 能力はあるけど、流れを取り戻せないチームの若さがあったのかな。br>
■東都1部入替戦:日本大 3 - 0 国学院大

日大先発の篠田が完封。br>
国学院大は1安打しか打てず、チャンスがなかった。br>
●篠田純平:日本大 4年生 投手 左投左打

大型左腕。

投げ方を見ると先輩の横浜・那須野に似てるけど、 体のバランスは那須野よりも良い。br>
去年の入替戦以来で、直球の力は相変わらず良かったが、 変化球でストライクが取れるようになった。 今日は低めにボールが集まってて、1安打完封と見事な投球だった。br>
背中を丸め気味にセットして、右手を高く上げて大きくステップ。 体が突っ込んでるけど腕が遅れて出てくるのでタイミングが取りづらい。br>
186センチから投げ下ろす直球は角度があって、 打者が押し込まれていた。 真っすぐは140キロ強が平均で、145キロがMAX。 変化球はカーブとスライダー。大した事ない。br>
素材としては今年の中ではトップクラス。 プロの指名があっても不思議ではない。br>
●高橋広志:国学院大 3年生 投手 右投右打

150キロ右腕。br>
肩幅のあるガッチリした体系で、 力のある球を投げそうな雰囲気がある。br>
後輩の村松に似た感じのフォームで、右手で体の開きを抑えながら、 踏み込んでから力強く投げる。br>
ストレートは145キロ前後だけど、あまり速さは感じられない。 力強さはあるんだけど、動き全体が連動できてなくて、 しなやかさには欠ける感がある。(うまく表現出来ない)br>
ストレートはとにかく、変化球が一つほしいところ。br>

10月31日

日本シリーズ4戦目もドラゴンズが奪い、 日本一に王手がかかった。

今日はロースコアゲームで、 ファイターズが得意とする展開。

しかし、勝負を分けたのはファイターズの失点の仕方。

初回は四球と失策。
5回は先頭打者への四球と暴投。
7回も先頭打者への四球から失点。

ファイターズの昨日と一昨日の負けは、 先発が崩れて追いつけないので、ある意味“らしい”負け方だったが、 今日はロースコアを売り物にしてるファイターズの“らしくない”負け方だった。

1点差でのファイターズとの戦いは相当の緊張を強いられるが、 2点差で終盤になると、 ホームランがないので考えればプレッシャーは軽い。

7回裏にノリのタイムリーで失点したけど、 5点目を森本の返球と鶴岡の素晴らしいブロックでしのいでいたので、 8回に1点でも入ればファイターズの流れになるかと思ってたけど、 その裏に無死1塁で紺田が打席に出てくるあたりにファイターズの苦しさが見えた。

ドラゴンズでは9回の岩瀬がもの凄かった、 本人も「今年一番の出来」と語るように、 初球のストレートの勢いとコントロールを見た後は、 ケラケラ笑いながら投球を見た。
(あれでアウトにならなかったら凄い打者)

ドラゴンズは川上を立てるだろうけど、 後がなくなったファイターズはダルビッシュを立てるのだろうか? それとも、6戦目に万全を期すのであろうか?

ドラゴンズファンとしては、今日はこの程度書くのが限界。 頭が回らない(笑)


10月30日

東京六大学は早稲田が3連覇。

来年の早稲田は成熟期で対抗する相手もいないから、 今年早稲田に勝たないと、 当分勝てそうもないと思ってたけど…

それにしても斎藤が15奪三振完封。 注目度が下がったけど、これは興味があるな…

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日本シリーズ3戦目はドラゴンズが大勝。

今日は初回の7点で9割決まり。朝倉の出来を考えてれば、 2、3点で1回を終わらせらせれば反撃も出来ただろうけど、 7点はいかんともしがたく、 そうしてるうちに朝倉は立ち直った。

武田勝は「そりゃないよ」という出来で、 高橋信の配球もあれこれ言われたけど、 あれだけ制球が定まらないと、どうしょうもなかった。 (その高橋信の配球は、 前の試合から中途半端な印象を受けてるけど。)

むしろ、プレイオフでの武田勝の出来を考えれば、 炎上はありえない事態ではなかったはずで、 スクランブルの準備をしておくべきだった。

ドラゴンズは初回の攻撃が今日も冴えた。 先頭の荒木が気迫の死球(よけなかった)すぐに走って、 牽制とクイックに自信のある武田勝の動揺を誘った。 スコアは大味になったけど、あれがビッグプレーだった。

中盤以降、ドラゴンズの攻撃が雑になったところは気になったけど、 ファイターズも同様に雑だったので、あまり影響はないだろう。

明日の先発は相変わらず読みずらい状況。 ドラゴンズは山井か小笠原、ファイターズは…? 難しいゲームは続く。


10月28日

日本シリーズ2戦目はドラゴンズが快勝。

グリン攻略(?)に成功して、ドラゴンズが大量得点を奪って、 ファイターズの負けパターンに持ち込んだ。

初回の得点は荒木のスチールから奪ったもので、見事な取り方で、 4回には森野、ウッズ、立浪のフォアボールから、 中村紀が素晴らしい右打ちで走者を返した。

意識は「外野フライ」だったように見えたが、 腕が伸びたところで当たって、 ファイターズ得意の前進守備の頭を越えた。

ここで3点差、その後に再び満塁から藤井が押し出しの四球を選んで、 これがゲームとしては大きく、ゲームのアドバンテージを持ってきた。 (初球の甘い球を見逃した時はぶん殴ってやろうかと思ったけど)

先発の中田は球威があって、今日は変化球がストライクになってたのと、 追い込まれるのを嫌がったファイターズ打線の早打ちにも助けられて、 いい内容だった。

ファイターズは攻撃陣が厳しい状況。 特に稲葉がノーヒットは意外。(セギノール爆発も意外だけど)

稲葉に対する攻め方はここ2戦は徹底されてて、 基本線が外勝負にして、インコースにはボール球。 ベーシックな攻め方ではあるけど、 インコースにはボール球を投げるというのが心憎い。

ドラゴンズとしては稲葉を眠らせておきたいけど、 技術が高い選手なので、そうはいかないだろう。 それよりも、セギノールは確実に抑えられるようにしたい。

1勝1敗で明後日からナゴヤ。 先発投手もお互い読みずらいので、 そこから楽しみ。


10月27日

日本シリーズ初戦はファイターズが先勝。 ゲームとしては締まった良いゲームだったが、 ドラゴンズとしてはダルビッシュ相手に初回に3点は苦しい。

川上は初回が痛恨だったが、2回以降は守りにも助けられて無失点。 ゲームが進むにつれて内容が良くなったのは、 次があったら生きるだろう。

ダルビッシュは立ち上がりこそすごかったけど、 中盤以降は打てそうな球があった。 でも、あのストレート見せられたらやっぱり難しい。

ファイターズは攻撃こそ2安打だったけど、 いつも通りのゲームでロースコアゲームをものにして、 いいスタートであっただろう。

ドラゴンズは中村ノリの状態が心配だけど、 今日は相手が相手なので、参考にはならない。

重要なのは明日、明後日のゲーム。 今日のような好ゲーム…なんてキレイ事言わない、頑張れドラゴンズ。


10月25日

日本シリーズ プレビュー

ファイターズとドラゴンズの対戦となった日本シリーズ。

ファイターズのロースコアゲームは、 チームで徹底されていて、意思の統一も出来ている。 ドラゴンズは投手陣が相変わらず不安定で、 打線の力で勝ってきた。

有利なのはファイターズという考え方が多く、 実際にはそうだろう。

ファイターズには絶対的な存在のダルビッシュがいる。 ドラゴンズに対抗できる投手がいないことを考えれば、 おそらく2つ取るだろう。

その一方で、他の先発陣にはやや不安が残る。 武田勝は心配な内容だったことを考えると、 カギを握るのはグリンになるのだろうか。

ファーストステージで一番良かったのはグリンであったが、 シーズン終盤の内容は良くなかった。 外国人投手ということを考えるて、 ドラゴンズが何も対策をとらないのも考えにくい。

ドラゴンズはもっと投手陣が心配ではあるが、 ファイターズから大量失点も考えにくい。 とにかく先発を崩して大量点を奪うのが勝利への近道。

ドラゴンズはとにかく点を奪うこと。
ファイターズは守ること。

去年のように勢いで終わらないシリーズを期待したい。


10月22日

昨日は六大学へ行ってた。

だいぶ気温も下がってきて、 今年も終わりが近い感じがする。

斎藤フィーバーも去りつつあって、 スタンドはだいぶ座りやすくなった。

混んでるのも悪くないけど、 大学野球はこうやってダラダラ見たい。

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■第ニ試合:法政大 0 - 3 明治大

来週の早慶戦を考えると、 法政が勝った方がわかりやすくなって面白いんだけど、 そこは空気の読めないわが母校。 そう簡単には勝てない。

4年生はもうすぐ引退なので、プレーから緊張感が漂っている。 そんなわけで、4年生を何人か。

●福本真史:明治大 4年生 外野手 右投左打

どっしりとした構えの左打者。

腰周りが大きくて、足も太く見える。ジャイアンツの阿部を連想させられて、 実際に構えも阿部のような構え方をしている。

タイミングも悪くないけど、スイングが小さくて、打球が飛びそうな感じがしない。 だけど、ライナーの飛んで行き方は悪くない。

この秋にやっとスタメン出場がかなった選手で、 外野の動きをみてるとやっぱり鈍い、 これだと使うのは難しいかな。

この先どうなるかわからないけど、可能性は感じた。

●白石守:明治大 4年生 投手 右投右打

右のサイドハンド。

体の横回転を使って投げるタイプのサイドハンドで、 シンカーがあるので左打者にも対応できる。

変化球のキレはいいのだけど、 力感が足りないように見えて、実際に球威があまりない。 ストレートを高めることが今後続けるなら必要。

●大澤裕介:法政大 4年生 外野手 右投右打

法政大のキャプテン。

筋肉質の体で、いかにも力がありそうな体をしている。 外野手と書いたけど、ファーストを守ってる事も多い。

長打力が魅力で、春には2打席連発もしている。 でも、大学のトップレベルの投手との対戦ではあっけなく抑えられてる。 基本的なスイングの構造が良くない。

なんというか、当ててるだけみたいなスイングに見えてしまう。 それは打つ時に手から出てしまうからで、 実際に変化球を引きつけきれず、 弱いスイングになってしまうことが多い。

左手で巻き込むようなホームランが出始めたら、ホンモノだと思ってたけど、 最後まで見れなかった。 でも、出てきた頃に比べたら打ちそうな雰囲気は出てきたので、 なんとか続けていってほしい。


10月20日

セリーグのCSはドラゴンズが3連勝で日本シリーズ進出を決めた。

シリーズを通してジャイアンツにミスが多く、 それが最大の要因だったと思う。

ドラゴンズは初戦で小笠原を先発させる奇襲。 単独スチール、ピッチャーにバスター、 8回からの岩瀬登板と、
いつもの「きれいな野球」(=ドラゴンズの野球)
をかなぐり捨てて勝ちに行った。

これは自分たちがチャレンジャーであるという意思表示でもあったのだろう。 仮に優勝していたら、初戦は川上で、きれいな野球を捨てなかっただろう。

ジャイアンツは何の対策もとれず、初戦の小笠原に抑えられると、 ペースを失ったままシリーズを進めてしまったが、 とにかく守りでミスが目立ち、その失点がそのまま点差になっていた。

最後に古城が走塁ミスをしたことが、 ジャイアンツのシリーズを象徴していたように見えた。

ドラゴンズでは今日投げた中田が凄かった。 いつもはあまり感情を出さないのに、 闘志剥き出しで相手に向かっていた。

ムチャクチャというか、 制球よりもとにかく思い切り投げていた。(いつもそうだけど)
「絶対に悔いは残さない」
という気持ちが伝わった。

ルーキーの頃から気になる選手で、 度が過ぎた度胸というか、 何か抜けてるような精神性があって、 思うところもあるピッチャーなので、 上手く書けたら取り上げてみたい。

あと、岩瀬が本当に素晴らしかった。 シーズン中は苦しむこともあったが、 ここへきて球威が戻り、 スライダーのキレで右打者を詰まらせて、 左打者のバットは空を切った。

4試合で8回から登板し、全て抑え切る。 その技術と精神力には脱帽だ。 マウンドでの姿が大きく見えた。


10月18日

パリーグは日本ハムがプレイオフも制した。 スコアだけを見れば毎試合差が開いたけど、 内容は競った内容。

成瀬はプレッシャーだったのか、制球が悪かった。 それでも立ち直る可能性はあったのだが、 セギノールに打たれたのは、 完璧に近い良いボールだったのでアンラッキーだった。

ただし、森本にフォアボールを出したのがそもそもの始まり。 相当悔しい思いをしただろうが、 ホークスとの1stラウンドで完封したことに胸を張って、 また頑張ってほしい。

ダルビッシュはむしろ成瀬より悪かったが、 ボールの力でごかましていた。 でも、精神状態を上手くコントロールできているように見えた。 そこが成瀬との差で、それがホームの良さなのだろう。

ゲームを決めたセギノールの一発はA.ロッドみたいだった。 去年の日本シリーズでも川上のカットボールを運んだけど、 なまじ力があるからあんなことが起こる。 でも、上手くは打ってた。

シーズン前にはファイターズがここまで来るとはまったくの予想外。 一発に全く頼らない、徹底的なロースコアのソリッドな野球が浸透してる。

逆のタイプのジャイアンツと当たると面白そうではあるけど、 そんなことを言ってはいけない(笑)


10月16日

今日のマリーンズとファイターズのゲームは 「どっちが勝っても関係ない」と、 思ってる俺が見てもジリジリしたから、 両チームのファンは相当疲れるゲームであっただろう。

それにしても、 里崎のホームランは接戦とは思えないような失投だったなぁ。 もちろん、打った里崎が見事だったけど。

四球の後の初球。そんなことはわかってるのに、 先頭打者にフォアボールを出した武田勝の頭の中は

「初球は気を付けないといけないけど、ストライクもほしい」

という心境だったのだろうか。 普段だったら

「ボールでもいいから厳しいところ」

という発想の場面だけど、 いかんせん状況が状況だから冷静さを欠いて、 半端な球になってしまったのかな。

そのホームランよりも、 ロッテの2番手の川崎が大きかった。 前回は球の勢いだったけど、 今日は冷静にコーナーを突いた見事な内容。

それだけじゃなくて、 守備で2つも連携ミスをしたり、 バントのミスもしてるのに、 逆転を許さなかったマリーンズの投手陣全体の勝負強さが光った。 ちなみに、逆転できなかったファイターズの攻撃だが、 内容としてはさほど悪くなかった。

いよいよ明後日、ダルビッシュと成瀬が激突する。 調子が良ければ、 どちらも有無を言わさず打てない球を放るタイプ。

まずは立ち上がりの出来に注目。 そこを抜けたら一球も目を離せないゲームになるだろう。

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松井稼頭男すごい!

シーズン前はこんなこと誰も考えてなかっただろう。


10月15日

ファイターズとマリーンズの3戦目。 投手戦で見応えがあったけど、 グリンの出来が全てだった。

それにしても、日本ハムの『1点』のとり方が何とも憎たらしい。

無死から稲葉の二塁打、高橋信が四球、 ここで工藤が追い込まれてから叩きつけて内野安打、 続く坪井も叩きつけて三塁走者が生還。 これでゲームのアドバンテージがファイターズに傾いた。

7回の集中打自体も素晴らしかったが、 2アウトから森本のタイムリーで1点を追加した後、 セカンドに残った森本、田中賢がセカンドからワンヒットで返ってくる走力にホレボレした。

渡辺俊はそんなに良くなかったけど、丁寧に投げてた。 ただ、今日はグリンの球威が上回っていた。

これでファイターズはダルビッシュを残した状況で王手、 明日は小野とスウィーニー、ファイターズファンには悪いけど、 ここは是非ともロッテに勝ってもらって、 成瀬とダルビッシュの対決を見せてもらいたい。


10月13日

マリーンズとファイターズのCS初戦は、 1点を奪い合う攻防で見応えがあった。

重苦しくなりがちな短期決戦で、 どちらも動きが激しく、 エンドランを攻撃的に活用して、 チャンスを広げていった。

2回裏、マリーンズ1点リードの場面で、三本のヒットで一死満塁。 その前一死一塁から金子のエンドランでチャンスを広げたのが大きかった。

満塁から森本で、外野は前進守備。2塁ランナーは返さない布陣。 それは間違っていないと思うが、カウントが2-3になったところで外野を下げておくべきだった。

1点をめぐる試合なので、2-3になると、押し出しが気になる。そうなると自然とストレートが多い。 森本が食らいついた打球は、 不幸にもその外野手の頭の上を越えていった。

ただ、ゲームとしては3回表のマリーンズの無死一,三塁のチャンスを、 ファイターズが1点でしのいだのが効いた。 ここでの内外野の動きは本当に素晴らしかった。

ダルビッシュは調子が悪そうだったけど、 右打者へのスライダー、 左打者へのチェンジアップが効果的だった。 あれで完投してしまうあたりはすごい。

マリーンズの久保の調子は悪くなかったが、 不幸な当たりもあって崩された。

どちらもフォアボールから崩れるわけでもなく、 見ていて気持ちの良いゲームだった。 こんな調子でいってほしい。


10月10日

パリーグのファイナルはファイターズとマリーンズ。

シーズン中もロースコアのクロスゲームが多く、 勝敗は全くの五分。 一番観たい対決になってくれた。

観どころはマリーンズのオフェンスと、 ファイターズのディフェンス。

マリーンズの特徴は幅のある攻撃で、 西岡と早川の1・2番コンビのスピードは球界屈指だが、 それだけでなく、 誰でもバントやエンドランを仕掛け、スチールも積極的。 どっからでも何でも飛び出す攻撃が売り物。

対してファイターズのディフェンスはリーグ屈指で、 野手の守備力についてはこれといった穴がない。

マリーンズの揺さぶりを、 ファイターズがどう守るかは楽しみ。

投手成績は五分だが、 マリーンズは先発が強く、後ろが弱い。 ファイターズは先発がやや不安だが、後ろが強く、 単純に比較はできない。

攻撃力を比較すると、 単純に得点力を比較すればマリーンズがあるが、 ロースコアの展開でモノを言うのは1点を取れるかどうか。

ファイターズは"かなり"足の速い選手が多く、 手堅くランナーが進めるので、 1点の取り合いは強い。 攻撃力も互角とみていいだろう。

どっちが有利かといえば、 マリーンズは一番強い成瀬が今日完封したので、 下手すれば出番がない。

ファイターズはダルビッシュが上手く行けば 2回投げることを考えれば、 ファイターズ有利は否めないだろう。

1点をめぐるジリジリするような展開になってくれると面白い。 セリーグも中日が出るから気にはなるけど、 こちらは目が離せない。


10月9日

パリーグのプレイオフを観てると、 リーグ戦のことなど忘れたような熱気のあるゲームが続いている。

でも、リーグ優勝が決まった後でプレイオフは、 やっぱり変な感じがする。 リーグ戦に重きを置くってのは理屈としては悪くないけど、 観る側にしたら違和感がある。

興行的に盛り上げるなら、 リーグ優勝とプレイオフは切り離してはいけない。 リーグチャンピオンをプレイオフで競って、 そこでチャンピオンを決めるのが、 盛り上がると思う。

で、もっと言うなら、 2リーグでプレイオフやろうとするから無理が生じるわけで、 プレイオフとリーグ再編ってのは切り離せない問題。

いろいろ話を読んだ中で面白そうなのが、 新潟と四国と沖縄に1チームずつ増やす。

2リーグ制をやめて、5チームを3リーグに振り分けて、 上位3チームとワイルドカードのプレイオフ。 で、優勝パレードが出来るのは日本一の1チームだけ。 この辺がキレイな形かと思う。

例えば、プロ野球機構がこういう理想をぶち上げたら、 野球ファンのテンションが上がってくるし、 各都市もテンションが上がると思う。

ドラフトもそうだけど、 プロ野球機構はあちこちの意見に振り回されて (というかオーナーの意向に振り回されて) 観る側のことを考えないで、 ややこしいルールばかり増やしている。

現行のシーズンだって、 プレイオフまでの日程が2週間空いたり、 プレイオフもセパ一緒にやらない。 毎年言われてるのに、一向に改善しようとしない。

プロ野球機構はどんな形であっても、 理想の絵を描くべき。 もちろん全く考えちゃいないだろうし、 そういうメンバーが運営してないことも大きな問題。

最近は問題にならないけど、 真剣に考えるべきじゃないかなぁ。


10月8日

ゲームレポート

ベイスターズ 6
ドラゴンズ 4

神宮球場

消化試合だからガラガラかと思ってたけど、 外野席は1時間前で立ち見の様相。

確かに状況によっては優勝の可能性もあったけど、 こんなに来るなんて頭おかしいよな。

来てる俺も頭おかしいけど(笑)

ゲームは気の抜けたドラゴンズがミスを連発して敗戦。 調整試合の意味合いが大きいので、 ミスをするのもあまり気にはならない。

それ以上に気になったのは投手陣の出来の悪さ、 朝倉、山井、岡本、岩瀬と、 主力が誰もまともに抑えてなかったから、 来週のCSが心配になってくる。

ドラゴンズでは高卒2年目の平田がスタメン。 非常に興味のある選手で、肩の故障があったけど、 とりあえずは投げれるみたい。

バッティングはマリーンズの里崎みたいなイメージ。 テイクバックでヘッドを揺らすところはなくなってた。 右中間から左中間を破るようなライナーを打つ選手で、足は速い。

この日は3安打で、基本的な動きは良くなってたけど、 まだスイングがプロのボールに負けていて、 差し込まれたようなファールが目立った。 なので、フォローは中村紀をイメージして、 もっと強く大きく振れるようになれば良さそう。

そんなもんかな…


10月5日

マリーンズの黒木が戦力外となった。 本当に故障から立ち直れていないのだろう。

黒木には忘れられない試合がいくつかあるけど、 6、7年前にマリンスタジアムで、 当時ブルーウェーブ相手に完封したのが忘れられない。

とにかくストレートの速さが凄かった。 ゆったりとしたフォームから放たれたボールは、 スピードを落とすことなくミットに一直線に突き刺る。 球速では140キロなのに空振りかファールで、 誰も前に飛ばせない。

アウトの半分は三振で二塁すら踏ませず。

ヒーローインタビューでのコメントが 「ベンチを見ると、みんなニヤニヤしてた。」 味方が見てもどうしょうもないボールだったのだろう。

今思うと、最後の輝きだったのかもしれない。 その数ヵ月後に黒木は長い故障生活に入る。

故障が癒えてもボールが戻ることはなかった。 前と同じボールは投げられないにしても、 プロの水準の球威に達する事が出来ず、 戦力外も仕方ないところ。

イチローと同じ世代で、ピッチャーでは横浜の三浦が同期。 中村紀も頑張っている。 あれだけの球を投げたピッチャーが辞めるにはまだ早すぎる気がするのだ。

本人はどこでもやると言ってるけど、 国内の球団で手を差し伸べるところはないのだろうか? 「まだやれる」なんてとても言えないけど、 マリーンズから出るところで何か光明があるかもしれない。


10月3日

今日は高校生ドラフト。

今年はピッチャーのレベルが高めだったので、 どこもピッチャーを多く取っている。

注目してた中では帝京・垣ヶ原と今治西・熊代が、 プロ志望届を出してなかったので指名なし。

意外だったところでは、京都外大西・本田と、 見たことはなかったけど福岡第一・郭恆孝もいいと思ってたかな。

それにしても、大阪桐蔭・中田がファイターズで、 仙台育英・佐藤由がスワローズ。 思いはそれぞれだろうけど、成田・唐川も含めて、 彼らは事前に12球団どこへでも行くと宣言していた。

これまでだったらそういうことがなかった。 つまり、これまで何かあったということだ(笑)


10月2日

ドラゴンズは連覇ならなかった。 今シーズン通してドラゴンズらしいゲームがなかったなぁ。

何をもって“ドラゴンズらしい”と言うのかといえば、 先発投手が三者凡退でリズムを作りながらリズムを作り、 攻撃は1点を積み上げてリードを広げていくところ。

今年のシーズンはピッチャーでリズムを作れなかった。 とはいっても、一概にピッチャーの責任とも言い切れない。

シーズン前、アレックスを放出し、李が加入。 中村紀が加入して、森野がレフトへ。

攻撃のオプションは確かに増えたが、 代わりにディフェンスが低下した。 目立つほどの低下ではないが、 チームの方針が変わっていくことは全体への影響になる。

当時はそれもアリかと思ったけど、 思い返すと、やっぱり3年続けたものをやめたのは大きくて、 全体のリズムが壊れてしまった。

あとは川上で勝てなかったこと。 川上から連勝がスタートするのがパターンなのに、 連勝がストップすることが多かった。 (もちろん、本人が一番苦しかっただろうけど)

朝倉と中田は力をつけたし、 エースになりうる素材ではあるが、 まだ本当の力がついてるわけではない。 そんなことはみんなわかっている。

最後の巨人戦では川上と朝倉を入れ替えて臨んだ。 その前の週に朝倉と川上を入れ替えたところで、 シーズンが終わった気がした。 エースで勝負が出来ない状況で勝つことなど出来ない。

オフには川上、岩瀬、福留がFAになる。 今年勝てなかったら、当分勝てないかなとも思ってた。

リーグ優勝の嬉しさって替え難いものがある。 (プレイオフで日本一を決めるのに、勝率一位がリーグ優勝ってのが、そもそもどうかと思うし。) まだ日本一の公算はあるけど、正直、気持ちは複雑。 シーズン終わってもいいかなって気持ちもある。


9月29日

昨日は東都1部へ行ってきた。

暑かったな…

今日は東京六大学があるけど、雨に降られてやめた(根性なし)

■第一試合:東洋大 3 - 2 亜細亜大

3点を追う9回、二死一,二塁から左中間への飛球をレフトとライトがお見合いして、 1点差でなおも二死二塁。

盛り上がったけど、あと1本出ず、大場の連勝は続いていく。

東洋大の野手の弱さは目につく。 再三、得点のチャンスがありながら追加点が奪えず、 ゲームを苦しくしていた。

狙い球を絞ったら、どこへ打つのかまでイメージして打ちたいところ。

●岩本貴裕:亜細亜大 3年生 外野手 左投左打

来年の目玉となる左のスラッガー。 ガッチリした腰周り、太い足、幅のある体、 柔らかそうな筋肉。おまけに顔が小さい(笑)

今日は大場に苦労してたけど、 昨日は2発叩き込んでチームの勝利を呼び込んだ。

左打席でやや手を肩の位置でバットを立てて構える。 足でタイミングを取り、モーションと同時にやや足を上げる。 早めにしっかりと踏み込んで、足からスイングしている。 かなりキレイなスイングで、イメージとしてはジャイアンツの阿部。

今季は意識がレフトへあるようで、 素振りの段階からレフトへ押し込むようなスイングをしていた。 昨日の2本はピッチャーが暴投で1点を失い、ストライクがほしい所で、 外野よりの直球を狙い打ち。 快音を残して、打球はバックスクリーン左へライナーで飛び込んだ。

2本目はフォアボールの後の初球、 左腕のスライダーをレフトスタンドへ押し込むようなスイングで運んだ。

いずれもパワーと技術がミックスした素晴らしい本塁打。 今季の外攻めを意識していたのだろう。 意識の高さを感じさせる。

1年生の時から見てるけど、良い意味で変わりがない。 ちなみにセンターの守備の動きは悪い。この辺が課題。

●今村健二:亜細亜大 3年生 三塁手 右投左打

ライナー系のアベレージヒッター。 本来は1番か3番かと思うけど、2番を打っていた。

今季は打席の中で無駄な動きが多いのが気になった。 バットを低く構えて、ピッチャーの動作と共に少しずつ上に上げて、 そこからスイングする。ピッチャーのモーションによって、違うリズムになって、 トップの位置が安定しない。

それより気になるのが左の肘を上げて構えて、そのまま打ちに行くので、 バットの出が悪い。おそらくボールを押すイメージが強いのだろうけど、 あれだとストレートにバットが間に合わない。 もっと癖がない打ち方で、左右にライナーを飛ばしていた気がすんだけどなぁ。

あとは、守備位置。今は三塁を守っているけど、 大学より上のレベルでは守るところがなくなってしまう。

●清田育宏:東洋大 4年生 外野手 右投右打

運動能力の高い外野手。

ゴツゴツした体系で、 いかにも速そうな足をしている。

去年までピッチャーだったらしく、 東都の場合はDHなわけだから、 いきなり主軸を打ってるのはすごい。

バッティングは低めが打てなそうな腰高構えとスイングだけど、 真ん中に投げればスタンドまで持っていきそうな雰囲気がある。

これ、慶応の青池と同じタイプで、 守備は劣るけど、こっちの方が運動能力がある。 ドラフトはひっかからないだろうけど、 今後に期待したい。

●引本浩太:亜細亜大 3年生 外野手 右投左打

小柄でパンチ力のある外野手。

167センチと小柄ながら、ガッチリとした体系で 良い打ち方をしてるなぁと思ったのでピックアップ。

腰は低く、バットの位置は高く立てて構える。イメージはドラゴンズの立浪。 腰を低くしたまま前にステップして、前でミートするように打つ。 打球の質は左右へのライナー。

高校野球でこういう打ち方してる選手はいるけど、 木のバットでこの打ち方は難しいと思っている。

あとは、ベンチの前でいつも選手と話しているのが印象的だった。

■第ニ試合:駒沢大 3 - 1 青山学院大

同点の9回、駒沢が勝ち越しに成功して、そのまま逃げ切り。

青学大の打線の弱さが目につく試合だった。

●海田智行:駒沢大 2年生 投手 左投左打

技巧派左腕。

左のオーバーハンドで、上体がブレないバランスの良いフォームから、 丁寧にコーナーに投げ分ける。意外と大学生左腕にはいないタイプかな。

悪い意味じゃなくフォームがおとなしく、 スライダー、カーブ、シンカーを使いこなす。

今日は制球が乱れて、5回途中の時点でノーヒットながら6四死球で降板。

まだ体全体が細いけど、しなやかなフォームで今後が期待出来そう。

●榊原浩司:駒沢大 4年生 遊撃手 右投左打

運動能力の高い内野手。

あちこちで高い評価の選手で、確かにキャッチボール一つ取ってもセンスのよさを感じる。

バッティングについてはスイングスピードは速い。 ややかがむようにして、腰を低く構える。 タイミングの取り方は良い。

ミートする意識が強いのか、前で小さく振り、左右へライナーを飛ばす。 もうちょっと強い打球を飛ばしたい。

守備の動きの速さはあるけど、気になったのはスローイング。 完全に腕が横から出てるので、右や左へそれることが多い。ここは要改善。

プロはどうなんだろ?指名されるほどの力があるとは思えないけど。

●高島毅:青山学院大 3年生 二塁手 右投右打

ガッチリとした体系のセカンド。 173センチで78キロで内野手という珍しい体系の二塁手で目についた。 そういえば、シーズン当初は1番打ってたな。

その割には動きは重いけどスムーズ。スローイングもちゃんと投げられる。 軽量化すればかなり良さそう。

バッティングはスラッガーみたいな打ち方をする。 バットを引き気味に構えて、そのままステップして打ちに行く。 イメージはドラゴンズの谷繁。当たったらレフトスタンドへ行きそうな雰囲気がある。

ただし、打球をあちこちに打てるような雰囲気はない。 ライトはフライになりそうで、出来ればライナーを打てるようにしたい。

それが出来るようになれば、センスは良さそうなので、プロも見えてくる。 あ、軽量化も。


9月27日

今日は東都1部へ行ってきた。

12時くらいに球場に着いたけど、 待っていたように雨が降り出す。

怒って空を見つめていたら、すぐにやんでくれた。 これからはこれがいいのかな。

■第一試合:青山学院大 2 - 3 駒沢大

8回まで青学が1点リードも、8回2死から四球→3ベース&エラーで逆転負け。

いかにも学生野球らしいゲームだった。

●笹田尚史:駒沢大 3年生 投手 右投右打

スライダーの良い小柄な中継ぎ。

167センチの身長で、ファイターズの武田を意識しているように、 低い踏み込みから投げる。

ストレートは140キロくらいだけど力強さがある。 スライダーはスピードもキレも制球もある素晴らしいボール。

左打者に非常に苦労しているので、まずは直球の精度を上げたい。

■第ニ試合:東洋大 5 - 6 亜細亜大

東洋大が3点を先制して優位にゲームを進めたけど、 その後の追加点が取れず、逆に岩本に2本の2ランを浴びて逆転を許す。

一旦は追いついたけど、勝ち越せず、最後は四球から自滅。 やっぱり大場じゃないと勝てない(笑)

●上野大樹:東洋大 3年生 投手 右投右打

良い球は持ってる右腕。

やや足が細く見える体系ながら、 スラリとして才能がありそうに見える。

フォーム的には足を上げるまでの動作は良くて、 そこから慌しい感じで投げる。 もうちょっとゆっくりと投げたいところ。

大場には劣るけどストレートの力がかなりあって、 140キロくらいながら、球速表示よりも速く見える。 しかも力強さもある。ただし、全体的に高い。

変化球はスライダーとフォーク、 スライダーでストライクが取れればいいのだけど、取れない。 フォークは決め球になるキレはあるように見えたけど、 あまり振ってくれてなかった。

つまるところ、スライダーでカウントが取れれば何とかなりそうだけど、 そうじゃないのかな。

今日は5回まで無失点だったのに、 6回にフォアボールからピンチを招いてワイルドピッチ、 その後の甘いストレートを岩本に叩き込まれるといった具合。

この人に一番必要なのは結果な気がする。

●鶴川将吾:亜細亜大 3年生 投手 右投右打

故障から帰ってきた右腕。

故障前は150キロを放る豪腕投手だったけど、 今日はおとなしいフォームで制球重視だった。

背筋を伸ばしたフォームでゆったり投げる。

ストレートは140キロ前後で、上記の上野と比べても球威はない。 スライダーやフォークもゆっくり曲がるので、 打者に見極められていた。

2回のピンチで初めて思い切り投げて142キロが出ていた。 まだ復活の途上といったところだろう。

●白倉キッサダー:亜細亜大 3年生 投手 右投右打

タイ代表のエース。

面白いピッチャーで、ほとんどの球種を同じフォームで投げるのだけど、 そのフォームがおとなしい。 なんというか、カーブを投げるフォームでストレートを投げるイメージ。

ストレートは135キロくらいで、並みの球威。 ただし、カーブは105キロ、しかもキレ味が素晴らしく、 バッターが次々と見送り三振を喫していた。

制球が良く崩れるタイプでもなく、 バッターが慣れるまでに時間がかかる。 本当は先発なんだろうな。

ちょっと体の開きは早いのが気になるけど、 そこを直すと良さもなくなりそうだから難しい。

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あとはバッターだけど、明日も行くつもりなので、また明日。


9月25日

今日も東京六大学へ行ってきた。

陽射しの角度は秋めいてきたのだけど、 強さが厳しい。暑い。

■第一試合:明治大 2 - 4 慶応大

中林が古川に投げ勝って、慶応が勝ち点ゲット。

中林は春の終わり方が悪かったので心配してたけど、 今日は粘り強く投げていて、ひとまずは大丈夫そう。

もっとも、早慶戦の借りは、早慶戦でしか返せない性質のものではあるけど。

●佐藤翔:慶応大 4年生 外野手 右投右打

大型の右スラッガー。

今日はとにかく内容が悪くて、どこか痛めているのだろうか? 全然当たりそうな感じじゃなかった。

すごいホームランを何回か見たことあるけど、 基本的には変化球さえ投げておけば問題ないタイプ。

タイミングを取るのが上手じゃなくて、 ボールを引き付けて打つタイプでもない。 なので、ボールを追いかけて、 変化球に対して波を打つようなスイングになっている。

本人がどうありたいのかわからないけど、 早打ちでボールを追いかけるということは、 三振を嫌がるタイプなのだろうか?

すでにプロへは行かず、社会人行きみたいだけど、 今のままでは社会人でも全然通用しない。 基本的なメカニズムを直す必要がある。

●青池悠五:慶応大 4年生 外野手 右投右打

強肩の外野手。 昔から出てた気はするけど、目についたのは春から。 とにかく肩が強くて、本人もキャッチボールの段階からアピールしている。

昨日はすごい返球でサヨナラのピンチを脱した。 おそらく「俺のところへ飛んで来い!」と、 思っていただろう。

バッティングは背中が入りすぎた構えから、ぶつけるようにスイングする。 ほとんど初球から打っていく攻撃的なスタイル。 上記の佐藤とは異なり、引き付けて打ててはいる。

ただし、テイクバックで背中が入りすぎてるので、 直球に差し込まれる傾向がある。体の回転で打つ意識はあるのだけど、 動作が大きく、無駄が多い。ここは要改善ポイント。

細かいことはいいのだけど、この人面白い。 派手好きというか、目立ちたがり屋というか、 いちいち変な動作が入る。 感情を全面に前に出して、 見ていて飽きがこない。 現マリーンズの早川の昔を思い出す。

バッティングが良くないので、プロは考えにくいけど、 そのプレーというか性格はプロに向いてると思う。 下のほうで指名するにはアリだと思う。

●行田篤史:明治大 4年生 内野手 右投右打

パワフルな右スラッガー。

体つきを見るだけでも力はありそうで、 実際に当たった時はすごい打球を打つ。

3年まではは馬力でレフトへ持ってくるというタイプだったけど、 春から右方向へ打つという意識を感じるようになった。

意識は悪くなくて、構えで背中が入りすぎたこともなくなり、 バットの位置も低く良い感じにはなってきている。

タイミングの取り方も小さくて悪くないけど、 無理に右方向へ打とうとしすぎるというか、力任せに右に打とうとしてしまい、 肘が下がってフライにしかならない。これは早稲田の上本にも言えることだけど。

右へ打つ前に、構えといい、スイングといい、 あまり癖がなくなってきたので、 バックスクリーンをめがけてスイングすると良さそう。

プロ指名は厳しいだろうけど、 良い雰囲気の選手なので、頑張ってもらいたい。

■第ニ試合:早稲田大 9 - 1 法政大

法政OBとしては昨日はイライラした試合だけど、 今日は屈辱的な試合になってしまった。

斎藤祐は粘り強く投げてた。 直球の精度が悪くて、変化球が多すぎたのは気になったけど、 カウントを取る球を狙われて、 良い当たりもされてたから、 またつかまるかも。(負け惜しみ)

●平野貴志:法政大 4年生 投手 右投右打

法政のエース。

ステップの幅が短めで、腰高な投げ方なんだけど、 以前は十分な力感が感じられて良かったのだけど、 今は腕が横から出ていて、角度や力感がない。

一昨日の投球は知らないけど、 今日はストレートや変化球が抜けて、 ボールも総じて高かった。

2年秋は150キロ近い角度のあるストレートと縦に落ちるスライダーで、 今はMLBの大塚を想起したけど、 度重なる故障で面影はなくなってしまっている。

本人もあれこれ考えてやってるのはわかるけど、 厳しいかな…という感じ。


9月24日

今日は東京六大学へ行ってきた。

ここのところ、雨に降られる。

選手の感想については以前も書いてるけど、 とりあえず、目新しいところ。

■第一試合:法政大 3 - 8 早稲田大

華麗なる逆転負け… 法政のOBとしては、非常にストレスの溜まる試合だった。

●二神一人:法政大 2年生 投手 右投右打

春もテレビで観たことはあるけど、実際に見たのは初めて。 ノビのあるストレートが印象に残った。

肩の関節の可動域が広いようで、 テイクバックで腕が柔らかく回る。

踏み込んでから投げるストレートはノビがあって、 145キロくらいでも振り遅れていた。

ただし、コントロールが悪い。テイクバックで背中が反ってしまい、 投げる時には上体がふらついているせい。腹筋強化か?

■第ニ試合:慶応大 2 - 2 明治大

慶応・加藤、明治・久米、意地のぶつかり合いのようになったけど、 久米は12回を投げ切った。

延長に入るまではゲームのリズムもよくて、 なかなか見ごたえのあるゲームだった。

目に付いたところでは、 やっぱり久米かな… サイドハンドらしい右打者への強さと、左打者への弱さが目立った。

慶応では梶本が悪くなってた。

構えるときにバットを下げて、そこから上げてから打つのだけど、 バットを下げる事で無駄な動作が入って、 ことごとく振り遅れていた。


9月23日

昨日、今日は巨人×横浜の試合をじっくりテレビで見た。

今日は8回に無死ニ,三塁から小笠原の時に、 大矢監督がベンチから出てきて、 ホームベース付近で相川と二人で話し込んでいた。

おそらく、ネクストの小笠原と勝負するかの相談だったのだろうけど、 ピッチャーの三浦はイライラした様子で相談を見つめていた。

たぶん、ピッチャーに言いづらいことがあるから、 そうしてるのだろうけど、 言いづらい事を言われているピッチャーの気持ちはどうなのだろう。

昨日も同じような場面で、大矢監督と相川が話してる場面があって、 その後の結果も今日と同じだった。

少なくとも、ドラゴンズではそういう光景はない。 監督が出てくれば、必ずマウンド上、内野手全員で話す。 ハッキリと指示を出す時もあるし、 勝負するか迷っている時は“ピッチャー”に意見を聞いている。

結局、投げるのはピッチャーで、 ピッチャーに迷いが出ればボールにも迷いが出る。 ピッチャーが全力を出せる状況を作る事が第一だからそうするのだろう。

大切にしなきゃいけないのは、 キャッチャーの意見ではなくて、ピッチャーの気持ちじゃないのだろうか。

あと、巨人は走塁ミスが多いなぁ。伊原コーチは目立とうとしすぎ(笑) 重要な場面でいらんことをしてることが多い。


9月21日

昨日、東都を見てきたので、ちょっとレポート。

神宮に着いたら第一試合で大場が投げていた。 ボールの力があるなぁ…

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■第ニ試合:国学院大 5 - 3 青山学院大

国学院が4人、青学が3人と、共に1年生が多くスタメンに出ている。

今年は素材的に不作と言ってもいい大学生。 来年はそこそこいるけど、今年の1年生はどこも充実している。

ここからどう育っていくのか注目していきたい。

●小林賢司:青山学院大 4年生 投手 右投右打

見るのは去年の秋以来。

止まるところは止まって、力を入れるところは入れるキレイなフォームで投げている。

ストレートは140キロ前後、 変化球はカーブ、スライダー、フォークと一通り揃っていて、 大学生の中では完成度は高い。

ただ、去年はストレートの力があったけど、 昨日はそれを感じなかった。 このままでドラフトで指名されることもあるかと思うけど、 その後を考えると、難しいのかな。

●広滝航:青山学院大 1年生 内野手 右投左打

センスを感じる内野手。

体系は174センチを大きくなく、 本来はセカンドだと思ったけど、打力を買われてファーストを守っていた。

守備についてはちゃんと見てないから保留。

打撃はスタンスを広めに背筋を伸ばして構えて。 バットスイングは前で振る。 スイングは柔らかく、軌道だけ見てると長距離打者のようなスイングをする。

相手が速球の村松で、スピードについていけてないようだった。 スピードに慣れたらどうなるかわからないので、まだ何とも言えないところ。

●聖沢諒:国学院大 4年生 外野手 右投左打

運動能力の高い外野手。

スラリとした体系で、スピード感がある。 守備の動きも良いし、肩も悪くない。

打撃は立ち気味に構えて、バットを前に構える。 投球と同時にバットを寝かせて、そこから打つ。 ちょっと動作が大きい。

ボールを前で捉えて、左中間方向へライナーを打つのがスタイルで、 形が出来ている。もうちょっとパワーをつけたら面白いかも。

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あとは、国学院のショートの渡部が印象に残ったけど、 まだ、しっかり把握できたとは言えないので、また今度。


9月19日

今日は昼間は東都2部を観に行って、夜は東京ドーム。

2試合見て東京ドームの予定が、 試合が進まずに2試合目の途中で東京ドームへ。

今日は東都のゲームの守備がまるでダメだった。

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ゲームレポート

イーグルス 0
ファイターズ 6

東京ドーム

神宮のドラゴンズ戦にも後ろ髪を引かれたけど、 ダルビッシュと田中将のマッチセットなら行くしかない。

混むだろうと思って5時前に球場入りしたら、 外野はすでに7割の入り。 後で知ったんだけど、田中幸雄の引退セレモニーがあったからみたい。

ダルビッシュは8回零封だったけど、調子は悪そうだった。 とはいっても、やっぱりすごい。 ストレートの球威はノビも力もあって、金を払う価値がある。 スライダーのキレも抜群で、左打者も空を切る。

高校時代に変化球を小手先で投げてたけど、 そういうところは全くなくなっていた。

踏み込んでからというか、踏み込みがゆったりしてて、 足を着地させてから一瞬間を置いて腕を振り下ろす。 腕が長く振り切るまでの時間が長く、 ゆったり振っているようでリリースされたボールは弾かれたようにミットへ向かって行く。

「キレイなフォームだなぁ…」と感心してしまった。 佐藤コーチの教え方がいいのだろう。

細かい課題としては、力んだ時のストレートが甘く入るくらい。

田中将は初めて見た。いい雰囲気を持っている。

ちゃんと踏み込んでから投げているけど、 踏み込みがまだ甘くて、腕の振りが硬いかな。 まぁこの日はダルビッシュが比較対照だったから、参考にはならないけど。

立ち上がりは集中力が感じられずにひどかったけど、 中盤以降立ち直った。

ストレートは聞いてたよりもずっと良かった。 まずコントロールが良いし、球速だって十分に出てる。 本人はノビを出したいみたいだけど、 そんなに球質が悪いわけじゃないから、 球速を上げた方がいいんじゃないかな。

カーブとスライダーの曲がり方はハンパじゃない。 スライダーは2種類持ってるのかな。 左打者にはフォークもあるし、 外のスライダーでカウントも取れる。

結局、その外のスライダーが打たれたわけだけど、 この精度は上げて行きたい。

田中将はフィールディングや牽制も上手くて完成度が高い。 そういうのもあるけど、良いと思ったのは、 力を入れた時に良い球が行くということ。 あと逃げないところ。

すごくルーキーらしいピッチャーで、 まだまだ伸びそうな気がした。

あと気になったのはファイターズの工藤。

ライトの守備でキャッチボールから一生懸命投げていて、 もちろん走塁でも全力疾走。がっついてる感じが全面に出てる。

だけど、バッティングが左打席に慣れてないような打ち方。 足は急に上げるけど、ゆったり下ろしてるのはいいところかな。 スイングが軽いので、振り込みたいところ。 チャンスは十分にある。

ファイターズの外野手はしっかり走って守備位置へつく。 あれ、絵的にすごい好きなんだよね。 新庄もそうだったけど、 稲葉、森本と素晴らしいと思う。


9月18日 ゲームレポート

ドラゴンズ 2
スワローズ 3

神宮球場

しけた試合だったなぁ(笑)

ドラゴンズは首位争いで競ってる状況で、 レフトスタンドはそこそこの緊張感があるのだけど、 客足は今一つで、去年のように緊迫はしていない。

プレイオフが導入されたのに、 セ・パ共に上位3チームと下位3チームが離れてしまう皮肉な状況。

1位にはなりたいけど、どの道プレイオフで勝たなければならない。 勝つことも重要なのに、どこか怪我人が出ないかを重要に考えてしまう。

ゲームはドラゴンズ先発の山本昌の立ち上がりを スワローズ打線が捉えて、3点を奪い、リードを守りきった。

スワローズは先発の藤井、シコースキー、 館山とそんなに良くはなかったが、ドラゴンズ打線が鈍かった。

心配だった山本昌は、懸命に自分と戦っているようだった。 なんとなくフォームが軽い。 立ち上がり3イニングの出来は最低で、 ボールがどこへ行くのかわからない状況。

だけど、フォアボールだけは出すまいとせず、 打者から逃げないところを見たら「まだ大丈夫」と、思えた。

イニングは忘れたけど、 レフトを守っていた森野がジャンピングキャッチを試みて、 そのままフェンスに激突、肩を抑えてしばらく立てず、 レフトスタンドが凍りつく。

しばらくして無事に立ち上がり、トレーナーを追い返す。
「怪我に負けたら試合に出られない。」
たぶん、森野は未だにそう思ってる。

ドラゴンズ2番手の石井が良い投球をした。 力を抜いたフォームで、柔らかく腕を使い、 どの球種も同じように投げる。

ストレートは相変わらず力強く、 外に逃げるシンカーが右打者に有効だった。 シンカーがもうちょっとスピード抑えられれば。

でも、ああやって力を抜いて投げてたってことは、 先発の練習をしてたのかな? でも、ラミレスの時に力んでボールが上ずってたので、 同じように投げられれば。

スワローズでは田中浩が振れていた。 しっかりと踏み込んでからスイング出来てるので、 空振りにも鋭さがある。 もともと左右にライナーを飛ばすタイプなので、 来期は期待できる。

でも、打順が難しいかな…1番打たせたいけど青木がいるし、 2番じゃもったいないし。

あとは…
・ブルペンで見た鈴木の投げ方が悪かった。
・隣の久本は良い感じだった。
・ピンチでマウンドに集合する時のバラバラさ加減に、 弛緩した感じが見受けられた。


9月11日

「神宮球場の両翼拡張(91⇒101メートル)」
というニュースが入ってきた。

個人的には反対。

「誰でもホームランが出そうな球場」 というのが、神宮の良い所であって、 他の球場にはない美点である。

まず、クロスゲームでの緊張感がなくなる。 なんせ今中(元ドラゴンズ)がホームランを打つような球場。 1点差のゲームだったら、常に緊張との戦いである。

一発を恐れれば、制球が重視される。 制球を重視すれば、自然とフォアボールは増える。 ランナーが増えれば、一発逆転の目は増える。 それが神宮の面白さだ。(試合時間延びるけど)

「どこもそれくらいの大きさだから」 という理由かもしれないけど、そういう“基準”なんていらない。 それこそ失ってはいけない“個性”だろう。

そんなことするんだったら、内外野のフェンスを柔らかくして、 キャッチをしやすくするとか、網を取っ払って見やすくするとか、 座席を前に出してグラウンドを近くするとか、 そういうことに金をかけろっての。

すでに決定事項のような書き方だけど、 とりあえず、球団と選手会には投書したけど、 これこそファンに問うべき性質のものではないだろうか?

また、こういうことを取り上げてるマスコミの少ないところも、 残念で仕方ない。


9月9日

今日は甲子園レポート。 これで最後。

■6日目第四試合

常葉菊川 12 - 4 日大山形

春のチャンピオン・常葉菊川はノーバント戦法がウリ。 バント戦法がウリの名電との対戦が見てみたい。

●舟生源太:日大山形 3年生 外野手 右投左打

今年の野手の中ではトップクラスの素材。

去年から見てるけど、まだまだ細さを感じる。 まぁ186センチもあるから仕方ないか。

打席ではファイターズの稲葉のような雰囲気の構え、 テイクバックの時に後ろにバットを引きすぎてるので、 速い球に差し込まれている。

スイング自体も悪い意味で大振り。去年の方が良かったかな。

センターの守備での肩の良し悪しはわからず、動きは軽快。 足の速さについては、走るような打球がなかったからわからない。

見た目で運動能力が高そうで、 「バスケでもやった方がよかったんじゃねぇか?」 と、思ったりもする。全身の力は相当ありそう。

素材としてはかなり良いと思う。

●長谷川裕介:常葉菊川 3年生 遊撃手 右投右打

強打のショートストップ。

体系を見ると、体の幅がほどよくあって、大学生やプロみたい。 バランスが良い。

守備での動きがスムーズで、打球へのアプローチが良い。 なんというか、バタバタした動きではなく、流れるような動きをする。

ただし、スローイングは怪しい。運動能力に頼ってる感じはする。

バッティングもあらかじめバットを引き気味に構えて、 やや足を上げてタイミングを取り、 打つときに反動をつけて打ってはいるけど、 全体の動きは悪くない。

スイングの質も良く、ちゃんと利き手で押し込んで打てている。 逆方向へも強いあたりが打てるのが気に入った。 外の球をもうちょっと低くライナーが打てればいいけど、 これは何とかなりそうな雰囲気がある。

イメージとしては、フィリーズの井口。 直接プロは微妙だけど、そのうちにプロに行きそうな雰囲気がある。

●田中健二朗:常葉菊川 3年生 投手 左投左打

春のチャンピオンのエース。

投げ方は去年の神宮大会、春の甲子園から変わったところはなかった。

すっと片足立ちして、あまり腰を落とさずに、下半身の力を主体に踏み込んで投げ込む。 やや腰高ながら、重心移動は上手い。

真っすぐはキレがあって、制球は悪くない。

プロの指名もあるかもしれないけど、 体も細いし、今のままの投げ方では上では苦しいかな。 上体も使い、腕を柔らかく使って…課題は多いかな。


9月8日

今日から六大学が開幕。 立教が久しぶりに東大以外のチームから勝ったみたいね(笑)

以下は甲子園レポート。 ■6日目第三試合

高知 4 - 6 楊志館

●甲斐大樹:楊志館 3年生 投手 右投右打

力強さを感じさせる右オーバーハンド。

体の幅があって、力がありそうな雰囲気。 振りかぶって勢いよく踏み込んで、しっかり止まって投げている。 投げるタイミングは松坂みたいな感じ。

腕の振りが良く、変化球でもしっかり腕を振る。 ストレートは140キロ前後で、スライダーも130キロくらい出てる。

まだボールの伸びのようなものは感じないけど、 思い切り腕を振って投げれるのは良いところ。

●国尾健人:高知 3年生 投手 右投右打

明治神宮大会のチャンピオンチームのエース。 この日は疲れてるように見えた。

テイクバックの時に腕が背中に入りすぎて、 遠回りしてしまっている。

投げる時に踏み込みながら投げてしまってて、 力感がない。

打たれそうで、簡単に捕まっていた。 調子悪かったんだろうな… 体格的には細いけどピッチャー体系だった。


9月6日

中日−巨人の試合、完全に勝ちゲームだったんだけどな…

結果は結果だけど、最後の満塁策は良い作戦だったと思う。

川上を引っ張ったのもOK。内海から点が取れなかったのも仕方ない。

だけど、9回の一死一,二塁のチャンス、李、英智と続くところで、 立浪を切らなかったところがわからん…

以下は甲子園レビューの続き。

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■6日目第一試合

京都外大西 5 - 3 常総学院

●本田拓人:京都外大西 3年生 投手 右投右打

2年ぶりだから当たり前だけど、体もガッチリはガッチリして、 大きな腰周りが際立っている。

やや右肩を下げながら、膝を曲げたまま踏み込む。迫力を感じる。

しっかり踏み込んでから、小さいテイクバックで勢いよく投げる。 キレイなオーバーハンド。 球速は140キロ前後だけど、伸びがあって、 高めとわかっていてもバッターが振る。

この日はボールが指にかかり気味で、一塁方向へそれることが目立った。 仕方ないから高めで勝負で、ことごとく空振りを奪っていた。 印象はあまり変わらないけど、変わらなくてよかった。

上手く行けばすぐ使えるので、プロへ行った方がいいかなと思う素材。 気になったところは、変化球がカーブしかないところ。 投げ方的にはフォークなのかな…

●清原大貴:常総学院 3年生 投手 右投右打

あまり名前を聞いたことなかったけど、 なかなか良い印象を持った。

下半身がしっかりしてるのか、片足立ちから踏み込むまで上体がブレない。

力感はさほどないけど、コントロールが良く、 ストレートも140キロ前後で低めに伸びていく。

同じコースにスライダーを投げて京都の打線を苦労させていた。 今のところ、高校生の良いピッチャーという印象だけど、 投げ方はいいので、良くなる可能性もある。


9月5日

今日は大田スタジアムへ行こうと思ったんだけど、 天気が微妙だからやめた。

そんなわけで、今日は甲子園の続き。

■5日目第ニ試合

聖光学院 11 - 7 岩国

●菅野修平:聖光学院 2年生 外野手 右投左打

163センチと小柄だけど、パンチ力のある外野手。

マリーンズにいた平井のように力の抜けた構えで、 バットの出が非常に良かった。

外の球を当てるだけでなく、しっかり捉えてライナーを飛ばしていた。

気になったのは、打つ時にやや反動をつけてたところかな。

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■5日目第三試合

星陵 1 - 3 長崎日大

エースで4番で左という対決に注目が集まったけど、 両チームとも能力が高く、均衡したゲームとなった。

意地と意地のぶつかり合いで、最後はスタミナがモノをいって、 浦口が捻じ伏せた。

両選手とも非常に能力が高かった。 ちなみに高木の方を高く評価した。

●浦口侑希:長崎日大 3年生 投手 左投左打

体の幅があって、力のありそうな雰囲気を出していた。

左のオーバーハンドで、風貌の割には投球フォームはおとなしく、 ムキになって腕を振ったりはしない。 制球を重視してる。

これという球種はなかったけど、 気持ちのスタミナがあって、打たれても粘り強く低めに投げ続けていた。

投げる時に、踏み込みが甘くて左手が早く返ってたのが気になった。

バッティングは腰を落として構えて、体を捻って回転で打つ。

大きくは振らないけど、踏み込んだ勢いで振っている。 腰は落ちてるけど、低目が打てなさそうかな。

結構打ってるみたいだけど、打ち方はそんなに良くない。 良いと思ったのは足が速いところ。

今後はどうなんだろ?ピッチャーとしてよりも、 運動能力を生かして野手なのかな…

●高木京介:星陵 3年生 投手 左投左打

体は細いけど、いかにもセンスがありそうな雰囲気を感じる。 グラウンドのどこにいるのかすぐにわかるタイプ。

左オーバーハンドで、全身の瞬発力を生かして思い切り投げる。 先発なのに、ホークスの篠原のようなリリーフのように全力で投げていた。

ボールの力はあって球威で押していたけど、 スタミナはなく、疲れたところをあっさり捕まっていた。

ピッチャーとしては運動神経だけかな…

バッティングは熊代の次くらいの良い印象を持った。

左打席で背中をやや丸めて、あまり膝を曲げないで、 バットはテイクバックの位置で構える。

ピッチャーが投球動作に入ると、足を少し上げて、 投球と同時にテイクバック、タイミングの取り方が小さいので、 緩急で崩されたりしない。

ボールを面で捉える柔らかいスイングで、イメージは元ジャイアンツの篠塚。 高めは上から叩いて、低めは拾える。

抑えられそうな雰囲気が全くなく、天才的な雰囲気が漂う。 体の細さは気になるけど、プロで先物買いもアリなのかな。


9月4日

今日は東都の2部を見てきた。

平日の神宮第二は初めてだったけど、 東都の2部はつらい。

閑散としたスタンド。応援団も狭いところで頑張っている。 第一試合と第二試合の間はわずか20分。 ロクな練習も出来ない。

ちなみに、つらいのは選手だけじゃない。 売店やってねぇんだもん、客もつらいよ。

今日は久しぶりに当日のレポート。

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■第一試合:中央大 7 - 3 拓殖大

東都の場合は1部と2部の差はそんなにないと思っていたけど、 拓殖大を見てたら、やっぱり2部の弱いところは弱い。

拓殖大はほとんどエラーで失点してた。 でも、中央大もダラダラしてたのが気になった。

●宮里康隆:拓殖大 2年生 投手 右投右打

大型のサイドハンド。身長が183で、体の幅がある。

スピードガンがないから球速はわからなかったけど、 あまり出てはないだろう。

だけど、コントロールが良く、ストレートもスライダーも低く集まる。 フォームがゆったりしてるから、決まりそうな雰囲気がある。 そこがいい所。

自分が打たれたわけじゃないのに失点して、 ふて腐れた態度を見せる。さらに味方のエラーで失点。 降板する時にはキレたような態度を見せていた。頑張れ。

●金丸恭平:拓殖大 4年生 遊撃手 右投右打

攻守に上手さがある遊撃手。

体つきが細いけど、筋力はついてるので、動きにスピード感がある。 フィールディングの動きはスムーズで、スローイングの動作は遅いのだけど、 投げ方が良い。

バッティングは右打に徹底してて、詰まってでも右に打とうとする。 詰まったヒットばかりだったけど、上から下に出てたので、ライナーも打てるだろう。

「拓殖大は弱い」と書いたけど、こういうしっかりした選手もいた。

●美馬学:中央大 3年生 投手 右投右打

小柄でパワフルな投手。

ブルペンで投げてる時から気になってて、 マウンドに上がると小さい。調べたら168センチだった。

キレイなオーバーハンドの投球なんだけど、 トレーニングをしっかりしてるようで、 片足立ち一つ取っても力感がある。

ストレートは角度があって、低く伸びてバッターが戸惑う。 スライダーとフォークも空振りを取っていた。

武田久のように踏み込んでから投げれるようになれば、面白い。

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■第ニ試合:専修大 6 - 0 国士舘大

いや〜専修大しょぼかった(笑)

毎回チャンスで取れないうちに、少ないチャンスで失点。 2部落ちでいきなり勝ち点逃しは痛い。

専修はメンバーが変わっていた。秋月、濱塚といった重量級がスタメンから消えて、 スピードのある選手になっていた。

何かあったのかな。

●山田晃典:専修大 3年生 外野手 右投左打

いつも良い評価をしてるんだけど、今日も良かった。

バットを低く構えてるけど、早くテイクバックを取って、 バットコントロール良くミート出来る。

良いと思ったのはプレーする姿勢。大量リードを奪われても真摯にプレーしていた。 1部に上げてやりたくなる。

●本池太一:専修大 3年生 内野手 右投左打

良い雰囲気の左打者。

背筋を伸ばしてバットの位置は肩で立てて引き気味に構える。

テイクバックはすぐに取れる上体で、ややバットを引いて構えて、 軽く踏み込んでスイング。結構力感がある。

無駄な動きがないので打ちそうなんだけど、からっきし打てなかった(笑)


9月3日

ここんところ、毎日あちこち行ってるから、 追いつかない。

■9/1 第ニ試合

トヨタ自動車 13 - 6 三菱重工長崎

●服部泰卓:トヨタ自動車 25歳 投手 左投左打

小柄ながら力のある球を投げる左腕。

マウンドに上がった感じでは小さくて細い印象を受けたけど、 小さいだけあって強気だった。

振りかぶって片足立ち。ここで体を内に絞って、ちゃんと踏み込んでから投げている。 急がしい投げ方じゃなくて、しっかりと足を使って投げていて、かつ瞬発力もある。

ストレートは135キロだけど伸びがあって、空振りも取れる。 良いと思ったのが、スライダーが125キロくらいで、球速差があまりないところ。

点差が広がったところで、低めのスライダーでゴロを打たせてたあたり、 考えて投げているみたい。

去年もドラフト候補。今年もそうだろう。 体系的にはプロが微妙ってわけもわかる気はするけど、 武田久の例だってあるのだから…

●松尾大吾:三菱重工長崎 24歳 外野手 右投右打

プロ云々じゃなくて、 小柄ながら気に入った打ち方をしてたのでピックアップ。

かがみ気味に立って、顔の前でバットをゆらしながら構える。 テイクバックは早めで、寝かし気味にトップを取る。 足は少し上げるだけ、トップを作るのが早いのが良い。

スイングはライオンズの片岡のように、幅広く対応できる。 内に甘く入るとスタンドまで飛ばし、外の球はライナーにする。 こだわりを感じた。

ちなみに、身長見たら162センチ!小さい!

●大谷智久:トヨタ自動車 23歳 投手 右投右打

去年まで早稲田大学で活躍した右腕。 緊張してたのかわからないけど、この日の出来は悪かった。

投球の際に止まるところがなく、タメがない。

大学時は右のインロー、左のアウトローのツーシームが売り物だったけど、 ストレートが全部シュート回転して、どこへ行くのかわからない。

見たことないくらい悪かった。

本来は足を上げて止まって、 柔らかく腕を使いながら曲がる球でゴロを打たせるのがスタイル。 通用すると思うんだけどなぁ。


9月1日

都市対抗へは今日と一昨日行ってる。

明日は東都かな。 とりあえず、一昨日の都市対抗でも。

■8/30第ニ試合

ENEOS 1 - 6 鷺宮製作所

ENEOSのスタメンの選手には補強選手が目立つ。

それにしても、補強選手って何でやってんだろ?

主力選手は負けても出やすい状況になる。 選手のモチベーションに影響が出るとは思わないけど、 そう思われても仕方がないとこもある。

キレイ事かもしれないけど、 「負けたら終わり」ってのは、 全ての選手に等しく与えられるべきだ。

●清見賢司:ENEOS 24歳 投手 右投右打

安定感のある右のサイドハンド。

慶応大学時代は弱いというか、細い印象があったけど、 一回り大きくなっていた。

踏み込む時の体のタメがきくようになって、球威が増している。 スライダーやカットボールも制球が良い。 落ちる球は相変わらずないみたい。

プロを狙うとなると、もっと球威がほしいかな…

●野上亮磨:日産自動車 20歳 投手 右投右打

高校時代から気になっていた、右のオーバーハンド。 今回は補強選手で入っていた。

パッと投げ方を見て、左手の使い方に違和感を感じた。 どこかはわからないけど、死んでるように見えた。

投げる動作が全体的に速く、どこか軽い。 見方を変えれば、体の瞬発力があるということ。 腕の振りは良く、直球はキレがあった。

変化球はちゃんと見れなかったけど、スライダーの切れ味と制球は◎だった。 フィールディングや牽制の動きが良かったので、センスは良いのだろう。

体はイメージよりも細く、まだ伸び代はありそうだ。

●岡崎淳二:鷺宮製作所 35歳 投手 左投右打

ベテランの左腕で、非常に印象が良かった。

サイドハンドで、ノーワインドアップから片足で立った時に、 やや体をひねる。ここで力感を感じさせる。

素早く踏み込んで、ちゃんとそこから投げている。 タイミングは取りずらい。 ストレートは横の角度をつけて、低い軌道でミットに飛び込んでいく。 キレは非常に良い。

変化球でもしっかり腕を振って、スライダーのキレも良い。 この日は2番手で登板して、長いイニングを最後まで投げ切った。

ベテランにもいろいろとタイプがあるけど、 この人は投げっぷりが良い。 ああいう姿勢が若手の見本になっているのだろう。

●田沢純一:ENEOS 21歳 投手 右投右打

ストッパータイプの豪腕投手。 150キロを投げるという触れこみだったので、注目して見た。

しなやかさはなく、ガチガチした投げ方。 下半身はあまり使わなで、背負うような腕投げだけど、力感は十分にある。

直球は角度があって威力もあるけど、 1・2・3でタイミングが取りやすく、痛打されていた。 変化球はカーブとスライダーで、こちらはなかなか良いと思えた。

あまり良い評価を書いてないけど、 この日は調子が悪かったのだろう。 ざっくりしたとこしかわからなかった。

●池辺啓二:ENEOS 25歳 外野手 左投左打

プロまでもう一歩の外野手。 慶応大学から見てるけど、徐々に柔らかい打ち方になっている。

オープン気味に構えて、バットを柔らかくゆらしている。 点で捉えるわけでなく、ボールを線で捉えるような感じのスイング。 イメージとしては、カープの嶋だろうか。

大学時代から方向性が難しい選手で、 ホームランを打つような選手だったのが、4年生の頃からアベレージを意識。 社会人1年目はホームランを打ってたけど、今年は柔らかい。 相変わらず方向性が難しい。

個人的には、逆方向にライナーを打つのが上手じゃないから、 ホームランで行った方がいいような気はするのだけど…


8月29日

今日は甲子園レポート。長いな。

■4日目第四試合

広陵 5 - 4 駒大苫小牧

駒大は去年のファイナリスト。 いつでも全力疾走をしているのが好感を持てるチームだった。

負け方としては残念な負け方で、香田監督も勇退。 でも、ゲームを見てるだけで、 良いチーム作りをする監督だと思った。

また帰ってくるだろうから、ゆっくりお休みください。

●野村祐輔:広陵 3年生 投手 右投右打

野球センスを感じさせる細身のオーバーハンド。

上体のあまり動かないフォームで、 調子が悪かったのか、 投げ方としては悪くないけど、おとなしい。

後の対戦を見ていたら、非常に制球が良かったけど、 この日はステップした後に上体が揺れて、球が浮いていた。

センスを感じさせるのは、 バントやベースカバー、牽制で見せるフィールディングの良さ。

あとは、ああ見えて短気のようで、 打たれた後にムキになってバットを振り回していた。

面構えも良いので、 今年は無理でも、 そのうちプロに入るのではないかと思わせられた。

●土生翔平:広陵 3年生 三塁手 右投左打

雰囲気の良い内野手。

左打席から背筋を伸ばしてやや前傾に構える。 バットを無駄に揺らしたり、体を大きく動かしたりしないで、 肩口で構えたバットをそのままスイングする。

スイングの軌道が、 ボールに対して一直線に出てるのがいい所で、 体の回転で打つ意識を感じさせる。

無駄な動きがないのはいいのだけど、 木のバットになったら打てるのかは疑問が残る。 今の動きの発想は大切にして、 力をつけていってもらいたい。

プロもありえるかな。 ちなみに、守備での肩は良い。

●上本崇司:広陵 2年生 遊撃手 右投右打

今大会で大いに目立った広陵の2年生二遊間の一人。 来年の注目株になりそうだ。 ちなみに、早稲田の上本の弟。 顔は似てないけど、プレースタイルはそっくり。

守備はフットワークが軽く、 スローイングも体を使えて安定してる。 ただし、投げ方自体はセカンドっぽい。

打ち方は兄に似ている。 肩口でバットを揺らしながら構えて、 やや足を上げて早めにテイクバック。 しっかりとボールを引き付けて かぶせるようなスイングでボールを捉える。

打つ動きに問題はなく、 基本的にプルヒッターで、右打が下手なのも兄と同じ(笑)

また、非常にスピードのある選手で、 盗塁に対して非常に意欲的。

ただ、兄に似て気が強いのか、 セカンド塁上で、散々牽制されて頭に来たのか、 カウント0−3から走ってアウト。

正しいとか間違いとかじゃなくて、 こういう気の強さは悪いこっちゃない。

●林竜希:広陵 2年生 二塁手 右投左打

広陵の2年生二遊間の一人。

セカンドの守備にスピードと安定感がある。 スローイングもしっかりと体で投げれてる。

バッティングは肩より後ろで、腕を伸ばし気味に構える。 やや打ち逃げの傾向はあるけど、 叩きつけるような打ち方をする。 バッティングはもう一つかな。

●菊地翔太:駒大苫小牧 3年生 外野手 右投右打

去年は田中の2番手で投げていた投手だったけど、 今年は野手として登場していた。

運動能力の高さがあって、 しっかりは観察できなかったけど、 肩の良さ、スピード感、バッティングでの力強さがあって、 目につく素材。

今後があったら面白いと感じた。


8月28日

都市対抗を2試合見てきた。

チケットは外野\900。高いよ(苦笑)

都市対抗はプレーボールの時間が10時、14時、18時と固定されていて、 動きやすいは動きやすいけど、間延びしてしまう。

そのチケットの裏面を読むと、再入場不可と書いてある。

ダメもとで係員に聞いたら、ハンコを押してもらえば再入場可能とのこと。 チケットに書いておけっての。

■第ニ試合

NTT信越 6 - 3 日本通運

ゲームとしては、NTT信越が序盤に奪ったリードを守りきった形。

戦力的には上回る日通だったけど、 不運なジャッジもあって、序盤の5失点は痛かった。

信越の2番手投手の阿部の頑張りが勝利をもたらした。

●野本圭:日本通運 23歳 外野手 左投左打

去年まで駒沢で4番を打っていた選手。 学生時代も見ているはずだけど、記録に残っていなかった。

腰周りがガッチリしていて、運動能力にも長けている。

雰囲気が他の選手とは違う。 打席での構えた雰囲気は、岩村とか西岡のようにトップでの力強さを感じさせる。 腰を落として背筋も自然に伸びている。やや足を上げて、 あまり動かないで、強く踏み込まないで打てるから、タイミングは崩されにくい。

スイングは若干遠回りしてるように見えたけど、 十分に把握できなかった。

あとはトップの位置で、手を動かしすぎるところがあるので、 そこを落ち着かせれば、確率はより上がってきそうだ。

守備の動きも反応が良く、肩も良い。 今すぐにでも出れそう。 なんでプロ行かなかったんだろ?

●牧田和久:日本通運 23歳 投手 右投両打

こちらもルーキーで、2番手で登板していた。

右のアンダースローで、ベイスターズの木塚のようなタイミングで放る。

アンダースローらしい球筋で、低めにコントロールされている。 特に良いのは右打者へのシュートで、膝元に打ちにくそうな軌道で入ってくる。

ただし、上で木塚のようなタイミングと書いたけど、 瞬発力がまるでなくて、柔らかさもないから、フォームが軽く見える。

軽く見えてもいいんだけど、浮いた時の球威のなさが怖いので、 もうすこし瞬発力をつけて、球質を上げていけば、なんとかなるかもしれない。

■第三試合

明治安田生命 0 - 1 ヤマハ

イチゼロのスコアだったけど、 ヒットは出ても送れない。ランナーは進まない、良い当たりは正面で併殺 ミスの応酬の泥仕合だった。

ヤマハには元スワローズのツギオやリーゴがいた。 元プロを入れるのはあまり賛成しないけど、 彼らから野球をやる場を失わせるのは酷。難しい所だ。

ちなみにツギオは佐藤二朗になってた(笑)

●広岡剛:ヤマハ 28歳 投手 右投右打

ノビのあるストレートを放っていたのが印象に残った。

テイクバックした時に、右肩が下がり気味なんだけど、 そこから先の動きはスムーズで、肘の使い方が上手なフォーム。

球速は133キロくらいだけど、ノビがあるので、 バッターが差し込まれることが目立った。 対左打者にはシンカーらしき球もあるので、幅は意外とある。

プロでやるには球威が足りないけど、 印象には残った。

●良知純平:ヤマハ 30歳 一塁手 左投左打

法政の4番を打っていた選手。 ピックアップした理由は同級生の4番だったから(笑)

昔に比べてステップが柔らかくなって、 ボールにミートするのが上手くなってた。

相変わらず変化球が当たらないけど、 学生時代にああやって打ってくれればよかったのに(笑)

●マガリャエス・チアゴ:ヤマハ 26歳 外野手 右投右打

助っ人外国人で、決勝のホームランを放った。

とはいっても、この選手のウリは守備と走塁。 肩はプロ野球へ行っても十分にやってけるし、走塁もスピード感がある。

バッティングはすくい上げ系のスイングのローボールヒッター。 インコースは全く当たりそうもなかった。

●鈴木亮:明治安田生命 26歳 投手 右投右打

負けはしたけど、このゲームのMVP。

ノーワインドアップから、片足で立つ。ここで立った時点でのバランスが非常に良くて、 コントロールが良さそうな雰囲気を醸し出している。

そこから体の開きに気をつけながら、8割くらいの力で柔らかく投球する。 力感はないけど、正確さを感じさせる。もちろんコントロールは良く、 球は低めに集まる。

変化球はシュートとスライダーで、どちらもコントロールが良い。 三振は取らないけど、打球もそうは上がらない。 ヒットは打たれても連打が続かないタイプ。

球威は全くないので、最後は疲れたところで一発を浴びてしまった。 プロへ行くような感じはしないけど、 強い感性を感じさせるピッチャーらしいピッチャーだった。

●平田大地:明治安田生命 24歳 投手 左投左打

立教にいた時に印象に残っていたピッチャー。 2番手で登板した。

癖のないキレイなフォームでストレート、スライダー、チェンジアップを放る。 小柄だけど、ストレートは見た目より角度があって、力がある。

そんなに力感があるわけではないけど、 無駄がないという言い方の方がいいかもしれない。

社会人でも2年目で立派な戦力になってるわけだから、 左が不足するプロに殴りこめるチャンスはある。 あとは決め球だ。


8月27日

都市対抗をやっているので、 明日はじっくり見てこようと思う。

以下は甲子園レポート。

■4日目第三試合

東福岡が2年生チームだから気になっていたけど、 能力的なところはともかく、守備がひどかったね(笑)

桜井 3 - 4 東福岡

●水落雄基:東福岡 2年生 投手 左投左打

キレのあるストレートを持つ、左オーバーハンド。

片足でしっかりと立って、ステップしてから、 左肩が下がり、やや担ぐようなフォームで放る。 イメージとしてはレッドソックスの岡島(ちょっと違うかな…) 腕の振りは良い。

球威のある直球を主体に、 5,6人立て続けに三振を取ってたけど、 疲れたのか、体の開きが顕著に早くなって、 連打を浴びてあっさり降板。

まだまだ未完成だけど、腕の振りの良さは魅力的。 来年は注目される存在になるかもしれない。

●藤井翼:桜井 3年生 一塁手 右投左打

まだ細いけど、190センチ近い体格的には良さそうなスラッガー。

左打席で小笠原のようにバットを前に出して構える。 体をねじってテイクバックして、反動で打ってる。 ただし、打つ際の体の回転は悪くない。

どっちかというと、 スイングする際に思い切り踏み込んでしまうところと、 すくい上げるようなスイングがまずいかな。

大学でも社会人でも先がありそうな雰囲気はあった。


8月26日

今日も甲子園レポート。

■4日目第ニ試合

大垣日大 2 - 1 金足農

「静かだな」と、思っていたら、 大垣日大の応援団が間に合っていなかったようで、 一塁側のアルプスはガラガラ。

これで負けたら切なかったところだけど、 春のファイナリストに対する金足農は、 おそらく出場校の中で一番弱かった。

●高橋健介:金足農 2年生 投手 左投左打

左のトルネードという珍しさが目についた。

ランナーがいない時は振りかぶって、 背中を向けて、踏み込んでという投球動作をゆったりと行う。

なので、タイミングはとりずらい。

ただし、球威もスピードもないので、 慣れれば対応できそう。もうちょっと瞬発力がほしい所。

●森田貴之:大垣日大 3年生 投手 右投右打

ほとんど一人で投げ続けているチームの大黒柱で、 打順は5番。これだけで運動能力の高さを感じる。

右のオーバーハンドで、着地と同時に投げている。 着地と同時に放れるのだから、かなりの瞬発力があるのだろう。 イメージとしては、マリーンズの清水のようなタイミングの放り方。

キレイなフォームで、腕の使い方はなかなか良い。 ボールの伸びがあって、変化球も縦に落ちるスライダーが良い。 多少のばらつきがあるけど、 追い込んでから良い球が行くという事は、投げ方がいい証拠。

バッティングは帰ってから見たけど、 まだ運動神経に頼った打ち方で、技術的には未熟。

でも、走塁とかフィールディングも良いので、 プロの指名もあるかもしれない。 野手で行くのか、投手で行くのか、難しいところ。

●大林賢哉:大垣日大 3年生 一塁手 右投左打

ゴツゴツした体系で、力感溢れる4番打者。

腰を落として、体を後ろに引っ張って、 さらにテイクバックからも反動をつけて打っている。 レフトへの一発も放った。

スイングの軌道は悪くなかったけど、 無駄な動きが多すぎかな。


8月24日

今日は甲子園レポート。

■3日目第四試合

新潟明訓 1 - 0 花巻東

●永井剛:新潟明訓 3年生 投手 右投右打

小柄だけど体の幅がある右オーバーハンド。 体重移動にあまり頼らなず、 上体を使った腕投げ気味のフォームで145キロ。

ストレートのキレとか伸びは今一つだけど、 スライダーとフォークが低めにコントロール良く決まって、 キレも良かった。

気になったのは、バッティングや走塁がいい加減なところ。 こういうところをいい加減にやってるピッチャーで、 良くなった選手はあまり見たことがない。

●菊地雄星:花巻東 1年生 投手 左投左打

長身で肩幅があって、腕が長いという才能に恵まれた左オーバーハンド。

ストレートは135キロくらいで、全部シュート回転していた。 指からキレイに抜けていないのだろう。 変化球はカーブとスライダー、こちらは狙ったところへ投げれてた。

まだ完成度は全然低い。

踏み込んでから後に力が上半身に伝わってないので、 走りこみに筋トレかな。まだ1年生で体重は軽い。 あれで140キロ近い球を投げるわけだから、 今後は期待できる。

●斎藤智芳:新潟明訓 3年生 二塁手 右投右打

明訓の1番バッターで、良い雰囲気の選手だったから、 ピックアップ。

165センチと小柄らしく、俊敏なフィールディングを見せる。 とにかくワンプレーごとの反応が非常に良い。

取ってから投げるまでも早く、ちょっと肘が下がり気味だけど、 体を使って正確にスローイングをしていた。

バッティングは非常に攻撃的で、初球から積極的に打っていく。 選球眼は良くないけど、とにかくくらいついていく。

好感を持ったのは、守備でもそうなんだけど、 無駄な動きをしないで早く構えているところ。

非常に良い印象だったので、何とか野球を続けてもらいたい。


8月22日

甲子園の決勝はじっくりと見た。

まさにミラクル佐賀北。 「真実は小説よりも奇なり」じゃないけど、 あんなことあるんだね。

佐賀北の勝因は、 追加点のピンチを粘り強く守っていったところになるのかな。

広陵はちょっとアンパイヤに泣かされたところもあった。 40年経っても、決勝の呪縛から解き放たれないね。

印象に残ったのは広陵の野村の表情。 いつだって他人事みたいな顔してて、 打たれた後はどうかと思ったけど、他人事みたいな表情をしてた。 もちろん、その後の投球を見れば、動揺は感じられたけど、 人前では最後まで涙を見せず、良い根性してるなぁと思えた。

1回戦を見たけど、非常に強気なピッチャー。 で、打席ではバットを振り回していたのが印象的。 体は細いけど、いつかプロになりそうな雰囲気があった。

以下は、甲子園レポート。

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■3日目第ニ試合

甲府商 14 - 1 境

●米田易弘:甲府商 2年生 投手 右投左打

来年注目されそうな右オーバーハンド。 ピッチャーらしい体系で、マウンド姿がサマになっている。 お尻が大きく体の力がありそう。

片足立ちが心許ないけど、そこからの動きはキレイ。 ボールの角度があって、伸びも良い。

特別に良いボールがあるわけじゃないけど、 逆に投球動作に特別悪いところがない。 悪いところがないというのが高校生では珍しく、 今の投げ方を維持できれば、 相当のボールを投げられそうだ。

ちなみにバッティングも左打席から前に大きく振れるのが良い。 でも、この人は間違いなくピッチャー。

●石原優太:甲府商 3年生 投手 右投左打

パンチ力のある左打席。体系は小さいけど、 小さく構えてボールを引き付けて、 肩口から叩きつけるようにスイングする。

逆方向へ鋭いライナーを打つのが上手で、 結構力がありそうな印象を持った。

今後がどうこうって選手じゃないけど、 良い打ち方してるように見えた。 守備をちゃんと見ておけばよかったかな。


8月21日

甲子園は今日で準決勝。

広陵−佐賀北のカードとなった。

広陵は決勝まで来ても不思議ではないチーム。 ピッチャーは野村一人だけど、 攻撃が好調で大勝が多く、温存しながら使って行けたのが、 今日の準決勝で効いた。

そのうち書くけど、2年生の上本はたいしたもんだね。

佐賀北はまさかの決勝進出。

今日もいつも通りにやっていて、 長崎日大は打たされるペースにはまってしまった。 あの先発の左ピッチャーは本当にタイミングは取りにくいし、 ボールは見ずらいし、おまけに低く集まるしだから、 一回目で攻略が難しい。

攻略するには、とにかく低い球を振らないことかな。

それにしても、あれだけ細い子ばかりなのに、 よくぞ決勝まで残ったと思う。 トーナメントなら、やりようでなんとかなるんだなぁ。

明日は帝京と違って、しっかりとした攻撃をしてくるチーム。 非常に楽しみ。

以下は甲子園レポート

■3日目第ニ試合

神村学園 6 - 3 金光大阪

「大阪桐蔭に勝った」金光大阪だけど、 練習を見てる限り、それほどの強さを感じない。

守って粘って勝つチームであることはわかる。

●植松優友:金光大阪 3年生 投手 左投左打

左のスリークォーター、バランスの取れた体系で、 いかにもピッチャーという感じ。

ワインドアップから、踏み込んで投げる。 力感のないフォームで、ストレートは135キロくらい。 キレは悪くない。踏み込んでから投げるまでに間があるので、 タイミングが取りにくい。

球の見ずらさと、タイミングの取りにくさがポイント。 抜いた球が多いせいか、調子が悪かったのか、 さほど力感は感じられなかった。 もうちょっと力感がほしいかな。

気になったのは、フィールディングに自信がないのか、 バントの構えをされると、 投げる時にバランスが崩れて制球を乱すところ。

プロって感じじゃないかな。 でも、調子が悪そうだったから、なんとも言えない。

どうでもいい話として、 二日後の朝、阪急の電車で隣だったことを挙げておこう。

●小松雅和:金光大阪 3年生 一塁手 右投左打

左打席で背筋を伸ばして構えて、足を上げてタイミングを取る。 テイクバックをあまり引きすぎず、 小さく鋭くミートする。 あまり大きく振らないところがいい。

気になったところは、 構えた時に足がベースにかぶりすぎてるところかな。

体系がガッチリしてて、大きいのはない。 今後があるか微妙なところだけど、 打ち方は良いなぁと思った。

●若松彰宏:神村学園 3年生 外野手 右投左打

とにかく速い選手だったので、印象に残った。

小柄で、レフト方向へ当て逃げ系の打ち方。 打った後がとにかく速い。 たぶん、見た中では一番速かった。それだけ(笑)


8月19日

今日の帝京-佐賀北の試合は面白かった。 佐賀北はこの夏の主役になったね。

ここまでは帝京の対戦相手が帝京を怖がってるところが多分にあったけど、 1回の攻防を見て、 佐賀北が全く怖がってないことがすぐにわかった。

そらそうだよな。佐賀北は開幕試合、再試合、ナイターと、 甲子園でやれることは一通りこなしてきてて、 まさかのベスト8。十分に皆と甲子園を堪能したわけだから、 今さら負けることが怖いなんて思ったりしない。

本命だった帝京は、ここんところ向かってくる相手とやってなかったし、 ここまで強い相手を圧倒してきたから、 相手を軽く見てたとこも、もしかしてあったのかもしれない。

同点にした後に突き放され、追いついても勝ち越せない。 ジリジリするような試合展開に、 スピード感のある強気な攻めは自然と弱気になってきた。 得意の盗塁も徐々に消えてきて、バントやスクイズ中心。 「負けたくない」戦い方になってた。

そういう作戦を取ったことが悪いとは思わないけど、 ここまでそういう野球をしてなかったり、 そういう試合展開になってなかったことが、 決め手を欠いた原因になった気はする。

でも、佐賀北の監督が試合後に 「試合前は怖くてしょうがなかった、 一方的になったらどうしようかと思った。」 というコメントには笑った。

■3日目第一試合

帝京 7 - 1 駒大岩見沢

着いた時点で8回で、帝京がリードしてた。 マウンドには背番号1。出てくる時に先発が大田と聞いてたから、 復調したのかと思ったら、左腕が投げてる。

復調しなかったんだな。

●杉谷拳士:帝京 2年生 遊撃手 右投右打

都大会の時は取り上げなかったけど、 センスを感じる遊撃手。

フットワークの軽さがあって、 取ってから投げる動作がスムーズで、 もうちょっと余裕をもってスローイングすれば、 バッチリかな。

バッティングも体の割には力のあるスイングをする。 甲子園では3番を打ってるし。 反動打ちなところが気になる。 でも、高校生の段階でこれくらい振れないとプロなんか行けない。

来年は注目されるだろうけど、 いきなりプロって感じじゃないかな。


8月17日

■2日目第四試合

尽誠学園 2 - 12 智弁学園

尽誠のラインナップを眺めると、出身が近畿の選手が目立つ。 特待生の問題が話題になっているけど、優秀な選手が全国に出てくる機会が増えるという点で考えればいい制度だし、選手としても、出る機会が増えるわけだから、悪いこっちゃない。

もちろん学費免除以外に金を渡したり、 プロからお金をもらうなんてのは論外だけど。

●藤井勇也:尽誠学園 3年生 投手 左投左打

左オーバーハンドで、体を真っすぐにしたままステップして、 体重が乗ってない感じはあるけど、 腕の振りやストレートの球質はは悪くない。

縦に落ちるカーブの制球が良く、チェンジアップも制球が良い(後で調べたら、縦のスライダーだった)。

と、思っていたら、ランナーを出した途端に制球を乱した。 今後はこの辺が課題になってくる。

ちなみに、左打席のバッティングも静かな構えから、 軸回転で振れていたので、今後もありそうだ。

●山下龍二:尽誠学園 3年生 二塁手 右投左打

小柄の二塁手。フットワークが軽く、安心感がある。 スローイングは肘が下がり気味。

バッティングは当て逃げ気味な打ち方。 スピードはかなりありそうだった。

●関本知矢:智弁学園 3年生 外野手 右投右打

2本のホームランをかっ飛ばした強打者。

ガッチリした体系から、小さく構えて、小さくテイクバック。 そこから全身をボールにぶつけるようなスイングをする。

思い切りが良くて、1・2・3で振る荒いバッター。 だから打順は7番。簡単なデータを見た感じだと、 三振かホームランのタイプみたい。

低評価みたいな書き方だけど、むしろ力があることに高評価。 カープの新井みたいのだっているんだから、 力があるってのはバカにならない。


8月16日

■2日目第三試合

智弁和歌山 2 - 4 仙台育英

1回戦の好カードで、平日にも関わらず客の入りが良かった。 智弁は2年生主体のチームで、実際にいいセンスの子が多かった。

智弁で気になるのは、プロに入って活躍出来る選手が少ないところ。 確かに技術的に荒っぽいところが目立つんだよな。

●佐藤由規:仙台育英 3年生 投手 右投左打

今大会で名前を売った速球投手。大会前のMAXは155キロ。 体つきは去年の華奢なイメージからは少し大きくなった。

去年も見たけど、スピードを出そうと力むようなタイプではなく、 勝負師的なイメージを持っていた。さすがに150キロを超えてくると違ってくるようだ。

ちょっと力を抜いて投げていた去年から、今年は力強さが出ている。 ゆっくりとステップしてからの踏み込みが強い。 ただし、ボールの質自体は去年とは変わらない。 だから空振りを取るような球質ではなく、実際には結構当たっていた。

佐藤の素晴らしい所は、150キロのスピードボールを右バッターのアウトローに投げきれる所。 普通、高校生のスピードピッチャーは150キロは出てもストライクに投げられない事が多いのだけど、 佐藤は下半身がしっかりしていて球持ちが良く、リリースが一定している。

あとは高速で横滑りするスライダーも同様に素晴らしく、アウトローに投げ切れる。 キレも十分にある。

気持ちの強さも十分で、一発を打たれた智弁の4番・坂口に対して、 気合の直球勝負、最後に154キロをアウトローに決めて見せた。

気になったところは、腕が横から出る時があること、 右打者のインコースに投げれないところ。 とはいっても、高校生としては文句のないレベル。

●坂口真規:智弁和歌山 2年生 一塁手 右投右打

佐藤のスライダーをレフトスタンドの中段まで運んだパワーヒッター。 大柄で馬力を感じさせる体を持っている。

バットをやや前に出して構えて、体を捻ってテイクバック。 そこから思い切りボールにぶつけていく。 当たったらかなりの距離が出る。

足を大きく上げるわけでもないけど、タイミングの取り方に幅がなく、 タイミングは崩されやすい、体を捻りすぎなのかな。

あとはスイング自体、ややヘッドが遠回り。 来年には注目される選手にはなると思うけど、 打ち方をもう少しコンパクトにした方がいい。 もともと馬力があるわけだから、動きを小さくしても飛ばせるはず。

●橋本到:仙台育英 2年生 外野手 右投左打

ライナーを打つのが上手だったので印象に残った。

オープン気味に立って、顔の前でバットを構えて、 早めにテイクバック。ボールを引きつけて、上からキレイに叩く。 外の球をライナーで逆方向へ飛ばすコツを知ってるような打ち方をしていて、 技術的にいい物を持ってると感じられた。

体が小さいのが惜しいところ。


8月15日

甲子園遠征から帰ってきた。

選手の紹介や評価が大半を占めるけど、 とりあえず、ゲーム単位で書いて行こうかなぁ。

■2日目第二試合

八代東 1 - 12 今治西

この試合に合わせて新幹線を取ったので、 朝は6時起き。お目当ては今治西のエース・熊代。

●熊代聖人:今治西 3年生 投手 右投右打

打者という評価をしてはいるけど、 ピッチャーとしてもどう成長したのかを見届けたかった。

打者としては相変わらず良いものを持っている。 バットを小さく揺らしながら、やや高い位置で構える。 足を高く上げてタイミングを取るけど、 降ろし方はゆったりしている。

ボールをひきつけて、着地、強力なボディターンで巻き込むようなスイングで打球を飛ばす。 いい所はボディターンで、三塁方向へ強く体を引っ張れている。 走り出すのは遅いけど、しっかり振り抜けていて、 反動に頼ったバックスイングで無駄な動きの多い動きではない。

細かい事はとにかく、バットを振る動きは非常に良い、 しかし、困ったことにピッチャーとしても成長していた。

去年は腕投げの印象があったけど、腕が柔らかく、 体を使ってノビのある球を投げられるようになっていた。

テイクバックのところで体をひねって、 しっかりと踏み込んでから投げている。 体をひねるからリリースは不安定だけど、 ボールの勢いがあって、スライダーもキレている。 ライオンズの西口のようなイメージ。

フィールディングで見せる運動能力の高さを見れば、 プロに行けるだけのものはあると思うけど、 果たして打者でやるのかピッチャーでやるのか、 ただしピッチャーとしては、 今のところプロの水準にはないと思っている。

●福岡惇:今治西 3年生 遊撃手 右投右打

去年も甲子園に出ていて、その時はセカンドで左打者。 大型セカンドということで気になっていた。 春も左打者だった気がしたけど、いつの間にか右になっている。

ショートでの動きは悪くないけど、 スローイングの時に左手が死んでるから不安定。

バッティングでは左よりも評価は良い。 距離が出るタイプではないけど、 センター中心に右方向へも強いライナーが打てる。

スピードはある選手で、フットワークも悪くない。 大学でもやれる選手ではあると思うけど、 どこを守るのか、左右どちらの打席でやるのか気にしたい。