編集後記
おかわんのつぶやき

「利休七則」や「利休七箇条」としてまとめられているように、茶の湯の心得として利休は「夏は涼しく、冬は暖かく、炭は湯の沸くように、花は野にあるように、刻限は早めに、降らずとも雨の用意、相客に心せよ」と言っていますが、今回の旅行を検証すると、茶道部員の旅行としては・・・

 

ぶっちゃけた話、この旅行疲れました。

2年生に全部任せておいて、後からブーブー文句たれるのも何ですけれど、もっと温泉を堪能したかった。結局、入ったのは公営の露天風呂を含めて4回かな。良い宿を撰んでもらったのに勿体無いですな。
そもそも、7時15分に集合という時点からして間違っている。今までの経験上、茶道部員がこんな時間に全員が揃う訳が無いのに、無体なことを言う。 それに下野くんだりまで来て、何故とんがらし煎餅やパチンコの戦利品の二級酒を罰ゲームで口にせにゃならんのだ?

川治温泉では思い掛けないものに2つも遭遇した。
1つは雪印の「缶コーヒー牛乳」。昨秋に廃業した福島の郡山駅の売店で売っていたという話をゼミテンから聞いており、個人的には「幻の逸品」となっていたのである。1月の谷川温泉で缶コーヒー牛乳は見付けたものの、マイナーな業者の製品だったため、酒屋のクーラーの中に雪印的な色使いの缶を発見したときは喜びもひとしおであった。
もう1つが「MAXコーヒー」。千葉県野田市にある「利根コカコーラボトリング」だけで生産され、千葉と茨城だけに流通する缶コーヒーである。そんな限定品が栃木の鄙村で売っているとは。MAXコーヒーを知らない人のために言うと、その特徴は極甘。原材料の真っ先に「練乳」が表示される、おかわん好みのコーヒーであり、幕張や富浦では必ず購入する飲み物である。因に水戸出身の陽子さんに拠ると、名前の由来は「甘さがMAXだから」らしい。

「温泉地への団体旅行(慰安旅行?)」であって、私が望むような「温泉旅行」ではありませんでした。うら若い2年生と枯れてる年寄の考え方の違いなんでしょうかねぇ。一番の被害を受けたあむみに「御苦労さん」と言っておきませう。

それにしても、今回の旅が茶道部男子3人の卒業旅行に当たるかと思うと、情けない限りですな。

 



著作&構成:おかわん okada@virgo.higashi.hit-u.ac.jp