2003年一橋祭茶会 雑感
今年は武蔵美大作製の茶席(「まゆみ」という席名らしい)があるというので楽しみにしていたんですが、おかわんさんが参席した初日は、朝方の雨のため東生協での開催となりました。
最終日も雨天になってしまい、残念ながら使われたのはは中日1日だけでした。
何故「まゆみ」と命名したのか?とか、日野様から名前を借りる許可を取付けたのか?とか、色々と気になりましたが、
公式サイトに茶席「まゆみ」登場のいきさつ等が出てました。
席名の由来は「まゆみ」の漢字を見て納得。日野様とは全く関係無いですな。

おかわんさんは中日の席に入ってないんですが、写真は撮ってもらったので置いておきます。
席の様子や何かは、中日に田沼様・田辺陽子・マッサー・他1名が行ってますので、レポートはそこらへんの方の担当ということで。


品質はさて置いて、1学年で我々当時の活動部員数に匹敵するぐらいの人数がいるため2席用意していまして、1席が武蔵美大作製の茶席、もう1席が楓の枝から吊す見慣れた席の模様。
ということは雨天席も2席用意していまして、和室隣の集会所にウレタン畳と置き床で席作り。
となると待合に割ける部屋はなく、和室前の廊下に長椅子を並べてお客を待たせる状態でして、部員の出入りが丸見え・・・バタバタする様も丸見え・・・
2席用意する意欲は認めるが、シュミレーションが甘いんじゃないかと。

2席ともなると見覚えの無いお道具が幾つも出てきました。
ということで、会記です。

◆ 野点席
色紙文浄和尚筆 新古今和歌集より
みわたせば花ももみじもなかりけり 浦の苫屋の秋の夕暮れ 定家
雲龍文手取釜
水指織部 壷
茶器粒菊蒔絵溜塗大棗
茶碗萩焼 俵形
 替朝日焼 刷毛目
茶杓銘 落穂
建水備前
蓋置膳所焼 菊ノ絵
菓子柿 きくや製
菓子器欅千筋喰籠

目玉は織部の水指ですかね。
蓋の正体にお気付きでしょうか?(写真では蓋の正面が合ってないけど・・・)
胴より一回り大きいこれ、実は普通の山道盆です。
佐藤先生がお稽古中に「丁度いいじゃないか」と見立てられたらしい。

◆ まゆみ席
掛物山雲海月情
花入備前焼 旅枕
旅箪笥
茶器乾漆菊彫
茶碗大樋焼 飴釉鳥ノ絵
 替乾山写 柿ノ絵
茶杓銘 庵の友
菓子打菓子 鶴屋吉信製

待合に会記が無くうる覚えです。。。すいません。
大樋焼の茶碗はたびたびお茶会や茶事の主茶碗に使われた「大樋焼飴釉」とは別物で、写真を見ての通り軽めの茶碗です。
数茶碗が茶溜りに「寿」と入った安南っぽい茶碗だったのですが、見覚え有るような無いような・・・

【おまけ】
ロージナのビーフストロガノフをルーだけ食べてご飯を残すのが正木流の食べ方。

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