｛５００００Ｈｉｔ特別企画｝

ノモンハン事件玉田部隊の戦場写真

　昭和１４年に勃発した「ノモンハン事件」に「安岡支隊」隷下の戦闘部隊として出動した「玉田美郎」大佐指揮の「戦車第四聯隊（通称−「玉田部隊」）」の戦場写真を紹介してみる。

　「ノモンハン事件」は国軍初の本格的な機甲戦闘であり、関東軍の対ソ戦の切り札である「第一戦車団（戦車第三聯隊・戦車第四聯隊）」を基幹として歩兵・工兵・砲兵を配属して、「安岡正臣中将」指揮の「安岡支隊」を編成して出動がなされている。

★戦車第三聯隊編成表

　　　　聯隊本部　　　八九式中戦車　２両　　軽装甲車　２両　　

　　　　第一中隊　　　八九式中戦車　１０両　九七式中戦車　２両　　軽装甲車　５両

　　　　第二中隊　　　八九式中戦車　１０両　九七式中戦車　２両　　軽装甲車　５両

　　　　聯隊弾列　　　予備車両として八九式中戦車　４両　　　　　　　軽装甲車　３両

★戦車第四聯隊編成表

　　　　聯隊本部　　　九五式軽戦車　３両

　　　　第一中隊　　　九五式軽戦車　９両

　　　　第二中隊　　　九五式軽戦車　９両

　　　　第三中隊　　　九五式軽戦車　９両

　　　　第四中隊　　　九五式軽戦車　９両

　　　　第五中隊　　　八九式中戦車　８両　　軽装甲車　２両

　　　　聯隊弾列　　　予備車両として九五式軽戦車−５両

★ノモンハン事件７月２日〜７月７日間の機甲車両損耗表

集結した聯隊主力

前進する聯隊−１

前線へ向かう「九五式軽戦車」。対空識別のために日章旗を掲げている。

前進する聯隊−２

同じく前線へ向かう「九五式軽戦車」。対空警戒のために砲塔にある高射託架には「九七式車載重機関銃」が設置されているほか、車体後備に特設の通信アンテナが特設されている。

前進する聯隊−３

聯隊主力の「八九式中戦車」の隊列。

整備隊の活躍−１

前線から戻った戦車を野戦で整備している状況。前方では履帯を展開して整備をしており、後方ではデリックで取り外した「九五式軽戦車」の砲塔が見える。

整備隊の活躍−２

携帯天幕で作成した日覆の下で溶接作業を行っている状況。「九四式工作車」搭載の機材であろうか。

鹵獲装甲自動車

鹵獲されたソ軍「フォード四輪装甲自動車」

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