{メイドさんで巡る陸軍の世界}
独國軽機で遊ぼう−1
今回は盟邦ドイツ陸軍の使用した「独國一九三四年式軽機関銃」の取り扱い方を「独国一九四〇年式教範」の記述を元にしてメイドさんを用いて紹介いたします。
独国一九四〇年式教範
歩兵の基本教練の概要が記されている、通称「ライベルト」と呼称されている「総合操典」とも呼べる教範。
●部隊編成
独國陸軍では建編の歩兵部隊隷下の「小銃小隊」の「一般分隊」にある「軽機組」は、「組長」・「射手」・「第一弾薬手」・「第二弾薬手」の4名で編成がとられている。
「組長」は射撃指揮にあたり、指揮機材の「双眼鏡」と自衛のために「独國一九四〇年式機関短銃」を装備し、「射手」は「軽機」以外に「手入具嚢」と自衛用の「拳銃」を持っている。
「弾薬手」は「第一弾薬手」と「第二弾薬手」の2名おり、通常300発入りの「金属製弾薬匡」2個を各個で携帯するほか、「第二弾薬手」が「予備銃身携帯匡」に収納された「予備銃身」1本を肩に担いで携行する。
軽機組−メイドさんバージョン
右より「組長」・「射手」・「第一弾薬手」・「第二弾薬手」
●射撃姿勢
・伏射
戦闘時でのスタンダードな射撃姿勢であり、伏臥状態の「射手」が二脚を用いて射撃する射撃方法。
伏射姿勢−側面
右手で「銃把」を握り、右肩に着けた「銃床」に左手を添えて射撃を行う。
伏射姿勢−側面−メイドさんバージョン
伏射姿勢−後面
伏射姿勢−後面−メイドさんバージョン
・立射
前進時や近接戦闘に射手1名で行う「腰狙射撃」で、銃身の加熱に対応するために、折畳んだ状態ないしは立てた状態の「二脚」を左手で握って射撃する。
立射
「銃床」を右腰に挟む形で固定して、右手で「銃把」を握り、左手で「脚」を保持して射撃する。状況に応じては、「銃握」底部の固定環で固定されている「負革」を取り外して、射手の首から軽機をつり下げる場合もある。
立射−メイドさんバージョン
●應用射撃姿勢
応用射撃には「肩射(独国軍正式名称不明)」と「対空射撃」がある。
・肩射(独国軍正式名称不明)
草原地や市街戦等で多用される射撃姿勢で、「弾薬手」の肩に銃身を依託して射撃する方法である。
肩射
おそらく独蘇戦での夏季の戦闘の1場面と見られる写真ですが、軍衣の袖をまくっているのですね・・・
肩射−メイドさんバージョン
シマッタ、撮影したときに射手のエプロンがめくれ上がってしまった・・・
・対空射撃
中腰の「射手」に対して、立位の「弾薬手」の肩に銃身を依託して行う対空射撃方法。
対空射撃
対空戦闘準備
「射手」の腰に付けられている「手入用具嚢」から、「対空照準環」を取り出して機関銃に取り付ける。
対空射撃−メイドさんバージョン
ツーテールの髪や、エプロンの肩のフリルが邪魔で照準が採りずらそうですね・・・
↑このような対空射撃姿勢は「ライベルト」にはありません・・・爆
これは帝国陸軍の「諸兵射撃教範」摘要の対空射撃姿勢です・・・爆
●戦闘行動
戦闘時に特に敵火の集中を受ける機関銃要員のために、「射手」と「弾薬手」の戦闘時の伏臥から躍進への動作が「ライベルト」には記述されています。
・射手の伏臥からの躍進方法
伏臥からの躍進方法−1
右手で軽機を握り、国軍での第二匍匐に近いスタイルで、躍進目標を見定めて・・・
伏臥からの躍進方法−1−メイドさんバージョン
伏臥からの躍進方法−2
・・・前進命令とともに右手で軽機の負革を掴み伏臥より中腰となり、さらに立ち上がり目標へ向かって躍進する。
伏臥からの躍進方法−2−メイドさんバージョン
・弾薬手の伏臥からの躍進方法
伏臥からの躍進方法−1
両手で弾薬匡をつかんで、地面に伏臥して・・・
伏臥からの躍進方法−1−メイドさんバージョン
伏臥からの躍進方法−2
・・・前進命令とともに目標へ向けて雄往躍進する。
伏臥からの躍進方法−2−メイドさんバージョン