支援機材


★十二人用筏・・・NEW

 前線で制式渡河機材の無い場合の臨時の渡河方法であり、容量200リットルのドラム缶を浮力体として竹筒や円材に縛着して製作する臨時の筏。12名の人員の輸送が可能である。

 

 

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十二人用筏−製作状況

昭和19年に「陸軍工兵学校」で行なわれた「十二人用筏」の実験状況。、中央には円材にドラム缶を縛着した浮力体があり、そこから左右に各6名の人員を収容する角材があり、そこからは水中にあって足場となる円材が吊るされている。

 

 

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十二人用筏−漕行状況

「十二人用筏」の漕行状況であり、オールの代用として「携帯円匙」を利用している。

 


★一号火炎発射機

 大正時代後半より、昭和の初めに開発・制定された「火炎発射機」。

 当初は、「欧州大戦」での「塹壕攻略機材」・「突撃破砕機材」であったが、時代の移行と共に「塹壕戦(陣地戦)」のウェイトが低くなり、次第に対ソ戦用の「対トーチカ攻撃機材」・「対戦車攻撃機材」として用いられるようになる。

 14リットルの火炎剤を、150気圧に圧縮した窒素ガスないし液化炭酸ガスで放射する。火炎剤は「揮発油」・「石油」・「重油」を1:5:2の割合で調合する(夏季は1:10:6)。

 「九三式火炎発射機」の制定と共に海軍に譲られ、「海軍特別陸戦隊」で使用された。

 

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一号火炎発射機

 

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一号火炎発射機使用状況

 

○一号火炎発射機データー

 全備重量    45キロ

 油量       14リットル

 最大射程    28メートル

 放射時間    10秒

 


★二号火炎発射機

 「一号火炎発射機」と並んで、大正時代後半より、昭和の初めに開発・制定された「火炎発射機」。

  「一号火炎発射機」より大型で、4名で携帯する。発射用のガスや火炎剤の配合は「一号火炎発射機」と同様。

 

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二号火炎発射機使用状況

 

○二号火炎発射機データー

 全備重量    88キロ

 油量       40リットル

 最大射程    45メートル

 放射時間    12秒


★一〇〇式火炎発射機

 「陣地攻撃」と「対戦車攻撃」用に昭和15年に制定された国軍最新式の火炎発射機。

 背負式2つの「油倉」と圧搾空気(150気圧)を納めた1つの「空気溜」より、供給される「火炎剤」を、拳銃用空砲10発を納めたリボルバースタイルの「発射管」によって、放射する。

 「発射管」にある「噴射口」には「噴射口−甲」と「噴射口−乙」があり、「噴射口−甲」の場合は最大25メートルの火炎を10秒、「噴射口−乙」の場合は最大20メートルの火炎を15秒が発射可能である。

 

 

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一〇〇式火炎発射機

 

 

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一〇〇式火炎発射機使用状況−1

トーチカ攻撃中の一〇〇式火炎発射機。膝撃の射撃姿勢で火炎を発射している。

 

 

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一〇〇式火炎発射機使用状況−2

硫黄島の海軍特別陸戦隊が訓練中の模様。

 

 

○一〇〇式火炎発射機データー

 全備重量    51キロ

 油量       11リットル

 最大射程    20〜25メートル

 放射時間    10〜15秒

 


★携帯防盾(日露戦争時)

 日露戦争時の「旅順攻囲戦」に従事した「第三軍」が使用した金属製の防盾。工兵の敵前近接作業の支援としては勿論のこと、塹壕での対峙戦闘で「伏射防盾」と共に多用された機材である。

 明治二十七年制定の「工兵操典」や、明治二十七年制定の「歩兵作業教範」にもこの「携帯防盾」の記述がないことから、「第三軍」オリジナルの急造機材と推定するものである。

 

 

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携帯防盾(日露戦争時)

「携帯防盾」の裏面には携帯用の「持手」があるほか、移動時に用いるスリングが付けられており、敵情視察用のスリットも設けられている。「旅順戦」での特に敵に接近しての近接戦闘では、敵機関銃弾が貫通する場合があったため2枚重ねで使用した記録もある。

 


★試製亀甲型防盾

 昭和12年頃から、「対ソ戦」での「鉄条網破壊」や「トーチカ爆破」のための敵前近接作業用に開発された、亀の甲羅状の形態を持つ「防弾鋼鈑」製の「防盾」。

 「防盾」を装着した後に、「匍匐前身」で「鉄線鋏」・「爆雷」・「破壊筒」を持って、敵「鉄条網」や「トーチカ」に近接する為の機材で、装甲は近距離からの小銃弾に対応すべく主要部は6ミリの装甲厚が有るほか、被弾傾斜がとられている。 

 「試製」の名称こそ付くものの、一部は「工兵」のほかに、一般歩兵聯隊の「作業中隊」等に配備されて実戦投入がなされている。

 

 

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試製亀甲型防盾

「試製亀甲型防盾」の装着状況で、兵員は昭和五年制定の「昭五式軍衣」の夏衣に、夏用「戦車帽」を被り、Y時型のハーネスで防盾を体に装着している。

 

 

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試製亀甲型防盾

試製亀甲型防盾を被り、匍匐姿勢をとっている状況。

 

 

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試製亀甲型防盾

大東亜戦争下、サイパン島で米海兵隊に捕獲された「試製亀甲型防盾」。捕獲した米海兵隊が装着してさらに「九九式短小」を構えている状況。

 

 

★試製亀甲型防盾データー

 重 量   約30キロ

 装甲厚  2〜6ミリ

 全 高   約28センチ

 全 長   約950ミリ

 全 幅   約890ミリ

 


★九二式防弾衣

 近接戦闘時に兵員の胸部と腹部を援護するための「防弾機材」で、拳銃弾と中距離における小銃弾に対抗できる「特殊鋼鈑」で作製されている。

 国軍の近接戦闘機材の雄として「突撃作業」等では多用された機材であり、状況によっては、「防盾」としても使用される。

 

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九二式防弾衣−図

 

 

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九二式防弾衣−写真  右は「辱」

「胴」・「垂」・「辱」より構成されており、胸部保護の「胴」と腹部保護の「垂」は、「吊革」で連結されており、行動間の兵員の身体の屈曲にも対応できるようになっている。「辱」は「胴」の内側に設置するもので、「防寒」と「対衝撃」対策のために内部に「綿」を充実した「防水木綿」の袋で出来ている。

 

 

★九二式防弾衣データー

重量3.6キロ

 


★九三式軽防盾

 近接戦闘時に、兵員を小銃弾の被害から守るための「特殊鋼」製の防盾であり、「防盾板」・「握把」・「脚」よりなり、片手で携帯することが出来る。

 耐弾能力は「三八式歩兵銃」の「三八式銃実包」を150メートルの距離から坑堪できるようになっている。

 

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九三式軽防盾−携帯状況

携帯する場合は片手で防盾の「握把」を握って携帯する。

 

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九三式軽防盾−使用状況

「脚」を用いて「防盾板」を地面に設置した状況で、兵員携帯の小銃を委託することが出来る。

 

 

★九三式軽防盾データー

 重 量   約3キロ

 装甲厚  4ミリ

 全 高   33センチ

 全 幅   30センチ

 


★九三式重防盾

 近接戦闘時に、兵員を小銃弾の被害から守るための「特殊鋼」製の防盾であり、「防盾板」・「握把」・「脚」よりなり、紐で首から提げて携帯することが出来る。

 設置しての使用のほかに、「防弾衣」の代用としてや、複数を組み合わせての火点構成可能である。

 耐弾能力は25メートルの距離から射撃された7.7ミリ小銃弾に坑堪できるようになっている。

 

 

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九三式重防盾−携帯状況

紐を用いて首から提げて携行の状況で、防弾衣の代用としても使用できる。

 

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九三式重防盾−使用状況

「脚」を用いて「防盾板」を地面に設置した状況で、展視孔を開くことで兵員携帯の小銃を委託することが出来る。

 

 

★九三式軽防盾データー

 重 量   約8.5キロ

 装甲厚  6ミリ

 全 高   45センチ

 全 幅   35センチ

 


★九三式転動防盾

 近接戦闘時に敵に肉薄して、障害物の排除作業等を行うための近接戦闘機材で、人員1名により匍匐牽引で敵陣に近接する。

 また、状況に応じて「十一年式軽機関銃」を内部設置することで、「軽機防盾」としての使用も可能であるほか、側面の「側板」を外側に展開することで、援護正面の拡大も可能である。対弾効果を得るために「特殊鋼」で作成されており、厚さ6ミリの「前板」と、厚さ4ミリの「側板」より構成されており、重量は約35キロである。

 実戦での使用状況と部隊配備状況は不明である。

 

 

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九三式転動防盾

 

 

★九三式転動防盾データー

 重 量   約35キロ

 装甲厚  4〜6ミリ

 全 高   約70センチ

 全 幅   約65センチ

 


★胸部用一枚板防弾具 (制式名称不明)

 昭和初期頃に試作された「防弾衣」であるが、写真が残るのみで詳細は不明である。

*詳細の情報を お持ちの方は御教示のほどお願いいたします。

 

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胸部用一枚板防弾具

胸部に装着せずに、地面に設置して伏射防盾として使用している状況。どうもボタン式で胸前部が開閉する作りのようである。

 

 

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胸部用一枚板防弾具

「防弾衣」の裏面の状況で、胴体前半だけを被うチョッキ式であり、肩に本体を依託するだけで、「ベルト」等の固定機材はなく、動揺防止のために胸ポケットに挿入すると思われるブレ防止用のベロが見られる。また着用せずに地上において「防盾」として使用するときのために「単脚」が設置されているほか、携帯のためか胸前部がボタン式で開閉できるようである。

 


★九八式投擲器

 対ソ戦時の陣地突破戦を考慮して開発のなされた「爆薬」を投擲するための「工兵機材」であり、「羽根附破壊筒」と「爆裂缶」の2種類の爆薬を「薬嚢」式の「黒色火薬」を発射薬として投擲する。

 「羽根附破壊筒」は鉄条網の破壊と敵の制圧に用い、「爆裂缶」は簡易な掩蓋の破壊に用いるもので、射程距離の変更は筒に投入する黒色火薬の「薬嚢」の量で決定され、点火「マッチ」ないし、8センチの「導火索」で行われる。

 「九八式投擲器」は後に山岳戦機材の断崖昇壁機材の発射装置の母体等としても使用される。

 「関東軍」の工兵部隊を中心に配備がなされており、「大東亜戦争」勃発後の抽出部隊が装備しており、「ビルマ」・「フィリピン」での使用の記録があるほか、「北海支隊」の工兵も装備しており「アリューシャン」で米軍に捕獲されている。

 

 

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九八式投擲器−図

「投擲器」は「基板」と「筒身」より成り立っており、射程変更は装薬量以外に脚の開閉による「筒身」角度の変更によっても行われる。

 

 

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羽根附破壊筒

「九九式破壊筒」を投射用に作製したもので、射撃に際しては、信管の安全栓を取り外して射撃する。なお、投擲器での投射以外に「九九式破壊筒」の用に、数個を連結して通常の「破壊筒」としても使用が出来る。目標への命中率は10発中2発と言われている。

 

 

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爆裂缶

 頭部の「缶」の内部には目標に応じて適宜の爆薬を装填する。射撃に当たっては「爆裂缶」自体に信管がないために、「爆薬投擲点火管」の「紐」を投擲器本体に取り付ける。

 

 

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爆裂缶

アリューシャンで米軍捕獲の状況。状況に応じて頭部の缶の容積に違いが見られる。

 

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九八式投擲器へ爆裂缶設置の状況

上の写真と同じく、「アリューシャン」で米軍に捕獲されたものである。

 

 

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九八式投擲器

「基板」と「筒」の接合部分を、米軍が撮影したものであり、「筒身」の「点火口」や「基板」上には「爆薬投擲点火管」や「薬嚢」が見られる。

 

 

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九八式投擲器 収納状況

運搬は「収納箱」に入れたままの状態で、「輜重車」に4箱・「トラック」に30箱を搭載するか、「駄馬」に2箱を駄載し、あるいは3名で「譬力搬送」を行う。

 

 

★九八式投擲器データー

 全備重量  40キロ

 本体重量  18キロ

 投擲距離  爆裂缶 20〜400メートル

       破壊筒 80〜260メートル

 発射速度  爆裂缶 5〜6発/分

       破壊筒 1.5発/分

 命中精度  投擲距離200メートルで目標の半径10メートル以内に落下

 

★羽根附破壊筒データー

 全備重量  8.200キロ

射 程 距 離

投 射 薬 量

 80〜120米

25グラム

120〜180米

25グラム

180〜260米

50グラム

 

★爆裂缶データー

 全備重量  適宜 

 

・爆裂缶の深さ基準表

爆 薬 種

爆薬量(キロ)

深さ(ミリ)

(九七式熔融黄色薬)

2.7

80

3.6

108

4.5

135

5.4

162

6.3

188

7.2

215

(圧搾黄色薬)

2.4

85

3.6

125

4.8

170

6.6

212

7.2

255

*「九七式熔融黄色薬」・「圧搾黄色薬」の情報をお持ちの方は、ご教示お願い致します。

 

・投擲距離基準表

 

 

 

 

爆薬缶重量(グラム)

5000

5400

6500

7500

8500

9400

10400

収容爆薬量(グラム)

2400

2700

3600

4500

5400

6300

7200

10

35米

35

30

20

――

――

――

20

85

85

75

60

50

45

45

30

120

120

110

100

80

80

60

40

150

150

140

120

105

100

95

50

180

180

170

160

130

115

110

60

200

200

200

190

160

140

125

70

230

230

225

205

190

160

155

80

300

300

280

220

195

175

160

90

370

370

370

230

251

190

175

100

370

370

370

240

――

――

――

*通常、収容爆薬量は3600グラムまでを標準とした。

 


★私物−防弾衣 (制式名称不明)

 「支那事変」下では熾烈な近接戦闘や狙撃による死傷が相次ぎ、民間からの献納品や、「戦闘部隊」単位での市井流通の「防弾衣」を購入して部隊装備として戦闘に供することが多々あった。

 今回紹介の私物の「防弾衣(制式名称不明)」も、そのうちの1つのアイテムである。

 

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私物防弾衣−表面

綿製のベース地の上に、32片の金属片と、肩部擁護の2つの金属片を取り付けた「防弾衣」である。肩部から出ている2本の「綿紐」を腰部分のループに縛着すると共に、腰部の綿製「腰紐」を腰で結んで、「エプロン状」に縛着して身体に固定して使用する。

 

 

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私物防弾衣−裏面

「腰部」にある、肩からの「綿紐」を固着する「ループ」に注目。

 

 

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私物防弾衣−タグ部分拡大

「肩当」部分には、製造メーカーである「大日本化学機械株式会社」の名称と会社の住所が記された金属プレートが添付されている。メーカーのタグ右上にあるシールは年代による汚損の為に判読不明・・・涙

 

 

*御所有の実物史料の画像提供を快く御承諾下さいました「赤城兵団」様に、紙上を借りまして、厚く御礼申し上げます。

 


★九八式装薬磁石

 「工兵部隊」の橋梁・陣地等の破壊のために、目標の鋼材部分に対して磁力で爆薬を装着させるための機材。

 高さ5センチ・幅3センチ/7センチの金属製の「匡」内部に2〜3キロの爆薬と、目標固定用の2つの磁石を対角線上に設置したものを組み入れたものであり、従来の使用目的以外にも「対戦車攻撃」用にも準備された。

 「関東軍」を中心とした第1線部隊では、橋梁・陣地爆破以外にも対戦車攻撃にも準備がなされており、戦闘部隊では「磁石付爆薬」の名称で呼称されていた。点火は「点火管」等を利用するものと思われ、「対戦車攻撃」の場合の設置位置は戦車の水平部分への「吸着装置(目標への磁力での爆薬の設置の名称か?)」が奨励されていた。

 

 

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九八式装薬磁石

 

 

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九八式装薬磁石−磁石設置要領

 

*「九八式装薬磁石」の情報をお持ちの方は、ご教示お願い致します。


★九八式銃眼閉塞具

 敵陣地の「銃眼」に対して、肉薄した工兵が直接挿入によって銃眼を閉塞するための機材で、従来は部隊単位で適宜に製造していた木柄の先に木板を取り付けただけの「銃眼閉塞具」に替わる制式機材として制定された機材である。

 構造は、1.8メートルの「脚管」の先に、バネで開閉する「甲・乙」2つの「閉塞板」が付いており、銃眼の形状に応じて閉塞板を適宜の角度に固定して挿入する。 また陣地内部よりの視察防止のために「遮蔽裾」が付いているほか、閉塞具挿入後は「脚管」は地面に立て掛けて、保持具として使用する。

 閉塞能力は、上下面壁15〜60センチ・左右面壁50センチ以上・深さ40センチ以上の各種銃眼を閉塞することが可能である。

 

 

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九八式銃眼閉塞具

 

 

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九八式銃眼閉塞具−設置要領

 

 

★九八式銃眼閉塞具データー

 重量  7キロ

*「九八式銃眼閉塞具」の写真や情報をお持ちの方は、ご教示お願い致します。

 


★九八式小円匙

 1938年に制定された新型の「小円匙」である。

 従来の「小円匙」に比べて「土木作業」以外にも、頭部に厚さ3ミリの「防弾鋼鈑」を使用していることと、中央に設けられた展視孔で防盾や防弾視察機材としての使用が可能となっている。

 通常は兵員各個の背嚢に縛着して携行し、使用に応じて組み立てて掛縄で背中に背負うことが出来る。

 

 

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九八式小円匙

 

★九八式小円匙データー

 全長  約78センチ

 重量  約1300グラム

 


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