国土決戦格闘技

「国民抗戦必携」表紙

　大本営陸軍部は大東亜戦争末期の昭和２０年４月に、「本土決戦」を遂行するための国民向けの対米戦闘マニュアルである「国民抗戦必携」を発行いたしました。

　当時、国軍は日本本土を最後の砦として、米軍と最後の決戦を行うべく、国民を「在郷軍人」を核として、「国民義勇戦闘隊」と呼ばれる市民軍に編成して、軍の戦闘に協力させるべき編成・動員・訓練を進めておりました。

　この「国民抗戦必携」の内容は、国民による「国内遊撃戦（ゲリラ戦）」を図入りで紹介したもので、「対戦車肉薄攻撃」・「挺身斬込」とならんで、米軍との「白兵戦闘・格闘」が記述されています。

＊当マニュアル「国民抗戦必携」中には「ヤンキー」等の差別的発言も掲載されておりますが、あえて歴史の真相を伝える見地より、修正を加えずに公開致します事を御了承下さい。

１．「刀」・「槍」を用いた白兵戦闘

　マニュアルには「背の高いヤンキー共の腹を突け。斬るな。はらうな」とあります。

　火力でまさる米軍に対しては、奇襲と捨身の攻撃しか当時の日本にはなかったことが伺われます。

２．「鎌」・「鉈」・「玄能（トンカチ）」・「出刃包丁」・「鳶口」を用いた白兵戦闘

　マニュアルには「後ろから奇襲せよ」とあります。

　「出刃包丁」は実戦（「サイパン」・「沖縄」等）では棒の先に紐で縛りつけて「槍」として使用されました。

３．格闘

　マニュアルには「みぞおちを突く」・「睾丸を蹴る」・「その他柔道・空手の手を用いる」とあります。

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