{メイドさんで巡る陸軍の世界}
挺身斬込筏
大東亜戦争末期に、敵海上部隊に対する挺身斬込のために考案された、ドラム缶利用の簡易筏で、通称「挺身斬込筏」の名称で呼称され、南方戦線で使用されたほか、本土決戦部隊でも準備がなされていた。
この「挺身斬込筏」の写真・図面等は残っていないため、所長が当時の従軍経験者の取材談を基に再現をしたものである。再現した筏は、人員搭乗用のドラム缶の前後に各1つずつの浮力用ドラム缶を紐で縛着したものであるが、それ以外に安定性を増加させるために、側面にアウトリガーを装備したものもあった。
挺身斬込筏正面−1
軽機・爆雷・軍刀等の斬込装備で、敵艦船への爆薬設置のほか、直接の斬込も行いました。
挺身斬込筏正面−2
人員搭乗用のドラム缶の底部には、転覆防止のためのウェイトとなる砂袋・石塊等を搭載します。
挺身斬込筏側面
挺身斬込筏上面
マスト状のものは、帆柱兼用の爆薬設置用棒であり、また敵艦船への乗り込みのときにも使用する。
いざ、進水式!
我が浴槽の「バスクリーンゆず」の海原を征する「挺身斬込筏」の雄姿!
ちなみに、国軍使用のドラム缶は、英米軍の200リットル入りではなく、180リットル入りです。
昭和19年制定「船舶胸章」
シマッタ!ヘッドドレスを付けるのを忘れていた・・・これではメイドさんではない・・・汗