ジャワ防衛義勇軍
「大東亜決戦」の戦況急を告げる昭和19年に、「ジャワ軍政部」がジャワ方面防衛のために編成した義勇軍部隊で、連合軍のジャワ方面奪還に際しては、防衛にあたる国軍の側面援護・後方支援を目的として、周到な訓練がなされていた。
「ジャワ義勇防衛軍」の詳細を御存じの方は、御教示御願い致します。
訓練中のジャワ防衛義勇軍
捕獲小銃を用いて射撃訓練中の状況。軍衣は折襟開襟の形態で、左胸に「名札」ないし「部隊章」と思われる白布片をつけている。胸・腰のポケットは張付式であり、腰に「布製革帯」をまいているようである。
整列するジャワ防衛義勇軍隊員
「軍衣」は国軍の「防暑衣」に類似しているが、肩に「肩章」があり、胸ポケットはプリーツの入った張付タイプである。
座学中のジャワ防衛義勇軍
授業は現地語と日本語の混合で行われ、終戦時は国軍の教範の翻訳作業も行われていた。
相撲を執るジャワ防衛義勇軍隊員
執銃訓練中のジャワ義勇軍
日本軍将校の指導下で執銃訓練中の状況。右腰のみ「弾薬盆」を付けている。
戦闘訓練中のジャワ防衛義勇軍
河中で突撃訓練中の状況で、完全偽装を行っている。
2001.12.2写真追加
防空訓練の光景
大東亜戦争末期のジャワで、国軍将兵指導のもとに防空訓練を展開する「ジャワ防衛義勇軍」。射撃している「高射機関砲」が海軍の「九六式二十五粍単装高射機関砲」であることと服装より、「海軍防空隊」に配属された「ジャワ防衛義勇軍」と思われる。