竹槍術
大東亜戦争たけなわの昭和17年より、内地での戦時意識高揚と、後方警備を目的とした「竹槍術」の教練が盛んに行われるようになり、後の本土決戦時期には国軍・国民義勇戦闘隊の主要白兵戦闘の核となった白兵術。
運用方式は、「銃剣術」と同様である。
1.不動の姿勢
小銃の不動の姿勢と同様で、槍の穂先の先端が右はじに来るようにして、竹槍を保持する。
左 少年用竹槍 全長約1.5メートル
右 一般用竹槍 全長1.7〜2メートル
2.構えの姿勢
銃剣の構えと同様で、目標に注目しつつ、槍の穂先が肩の位置に来るように「竹槍」を構える。足の位置は、右足を基点として左足を目標方法へ約半歩程前に進める。
左側面
背面
正面
3.刺突
竹槍の刺突は、銃剣の刺突要領と同様であり、右足を十分に踏み出して目標に対して竹槍を水平に突き出す。
左側面
正面
4.突入刺突
「突入刺突」とは、突撃しつつ敵を竹槍で刺突する方法で、目標に対して竹槍を腰の位置に構えて喚声を上げつつ、突撃する。
左側面
正面