｛メイドさんで巡る陸軍の世界｝

獨國ベ式機関短銃で遊ぼう

　昭和初期より、国軍は近接戦闘支援機材として「機関短銃（自動短銃）」を輸入して部隊に装備をいたしました。

　輸入された「機関短銃」は、「獨國一九一八年式機関短銃」を改良したスイスＳＩＧ社の「獨國一九二八年式機関短銃」と「獨國一九三四年式機関短銃」等でしたが、国軍ではすべて「ベルグマン銃」なしい「ベ式機関短銃」の名称で呼称されました。

★立撃姿勢

　左足を前方に出して、左手で「銃把」を保持して、右手を張って頬に「銃床」を密着させて確実に照準して射撃します。　

　射撃のときですが、「装弾不良」防止のため絶対に「弾倉」を持ってはいけません。

立撃姿勢

「獨國一九二八年式機関短銃（陸軍技術本部では「シマイセル自動短銃」等とも呼称したそうです）」を構える盟邦ドイツ軍の将校。腰の帯革には５０発入りの弾倉４本を納めた黒皮製の弾薬盆２個を付けている。

メイドさんによる立撃姿勢−側面

メイドさんによる立ち射撃姿勢−正面

★膝撃

　右足の膝をおり、左足の腿のうえに銃床を保持した左腕を置いての射撃姿勢である。

　驚くことに、「獨國射撃教範」に観られる膝を折る形の小銃の膝撃姿勢とことなり、我が国軍独自の膝撃姿勢に大変酷似した姿勢をとっている。

膝撃姿勢

「ベ式機関短銃」の弾倉は２０発（箱型）・３２発（鼓胴型）・５０発（箱型）の３種類があるが、日本に輸入されたもののほとんどが５０発収容のものであった。

メイドさんによる膝撃姿勢−側面

メイドさんによる膝撃姿勢−正面

メイドさんによる膝撃姿勢−斜面

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