警視庁特別警備隊
「警視庁特別警備隊」は昭和期に入って、不況下に相次ぐ凶悪犯罪・テロに対抗するために警視庁の選抜警察官で編成された現在の「機動隊」の前身にあたる部隊である。市民からは「新選組」・「特別隊」の名称で親しまれた。
「二・二六事件」では首相官邸への「決起部隊の」突入と同時に官邸警備の警察官の緊急通報によって、トラック2台に1個小隊が分乗して出動するも軽機関銃装備の「決起部隊」に阻まれ、武装解除を受けている。
警視庁特別警備隊 通常点呼時の手帳検査
警察手帳は上着左上ポケットに収め、警笛は上着右下ポケット、捕縄は跨の右ポケットに入れる。 服は昭和10年6月「勅令第一六七号警察官及消防官服制」で定められた「昭和十年式」を着用している。
警視庁特別警備隊 修養会の点呼状況
「修養会」とは警察官の精神鍛錬を目的としたもので、月1回早朝4時の抜刀点呼の後に、明治神宮へ参拝行軍を行う。
警視庁特別警備隊 武装点検状況
装備は、「刀」・「警杖」・「拳銃(ブローニング小型拳銃)」である。乗馬要員以外の「跨」はストレートタイプであるが、「警視庁特別警備隊」では威圧的な目的より乗馬スタイルの「短跨」に黒の「革脚絆」を使用している。
警視庁特別警備隊 出動状況
出動命令を受けると3分以内に、装備を整え「控室」から「輸送トラック」へ移乗する。
警官突撃隊
「警官突撃隊」は現在の「SAT」に相当するもので、「鉄兜」・「防弾衣」・「拳銃」で武装して凶悪武装犯に対応する。