海軍陸戦隊−館山海軍砲術学校編
「館山海軍砲術学校(通称「館砲」たてほー)」は、海軍の「陸戦」と「防空戦闘」を専門に教育するために昭和16年に設立された海軍の教育機関。
本土決戦間近に、「館砲」は解体され、横須賀鎮守府隷下の特別陸戦隊に改変されました。
小銃射撃訓練
ガス襲撃を想定しての「九三式防毒面」を装着して、「九九式短小銃」を使用しての「装面射撃」訓練。「陸戦服」と呼ばれる開襟スタイルの戦闘服を着用している。
大隊砲教練
「九二式歩兵砲」の人力牽曳訓練中のもので、ニューギニアでの戦闘の戦訓より、車輪に防音用のキャンバスを巻いている。半分切れているが、左はじの陸戦隊員が担いでいるのは5発入りの「弾薬箱」である。
八九式重擲弾筒の射撃訓練状況
大発による海上機動訓練
大発による逆上陸訓練
本土決戦時の敵「橋頭保」に対する逆襲や海上よりの挺身・斬込の為の激しい訓練が続けられました。
館山海軍砲術学校戦車隊九七式中戦車(四十七粍砲搭載)
陸軍から供与された戦車で、本土決戦時に備えた陸戦隊の急遽編制のため学校は解体され、横須賀第十六特別陸戦隊第一大隊第一中隊となった。
四年式十五糎榴弾砲
陸軍から供与されていた重砲で、平素は陸戦隊の火砲運用訓練(砲隊訓練)に使われていた。本土決戦に備えた陸戦隊の急遽編制で、横須賀第十五特別陸戦隊の基幹部隊となる。
九六式二五粍連装機銃の操砲訓練状況
海軍の基幹防空機銃で、陸軍でも海軍より供与をうけて「海式機関砲」の名称で船舶に搭載して使用されたもの。陸軍式に呼称すると「九六式二五粍双連機関砲」・・・