日本陸軍 中島 四式戦闘機「疾風」甲(キ-84甲)

 制式採用 昭和19年8月
 エ ンジン  「ハ」−45−21(NK9B)
 離昇出力 1,860馬力
 最大速度 624km(6,500m)
 上昇限度 11,000m
 全備重量 3,716kg
 武   装 20mm機関砲 2門 12.7mm機銃 2門


 
  四式戦「疾風」は当時の中島飛行機が日本初の実用2,000馬力級エンジン「ハー45」を搭載した最新鋭戦闘機として全力で作り上げた機体だった。
   陸軍航空隊も大いに期待し「大東亜決戦機」と銘打ち量産に着手した。しかし、実戦では無理をして作った「ハー45」の構造的な不調で十分な活躍は
   できなかったが、戦後アメリカ軍のハイオクタンの良質燃料を使った飛行テストの結果689kmの高速を出しその優秀性を実証した。
 

    飛行第101戦隊 第2中隊 昭和20年夏 本土