格納庫

    2026.07.07(人間万事塞翁が馬 2)

    昔中国の町や村は匪賊や盗賊などの外敵から守る為に周囲を高い柵や土塁などで囲った一種の城塞都市でした。
    
    そんなある村に一人の老人が良く働く馬と共に住んでいました。
    老人は毎日馬と一緒に農作業に精を出していましたが、ある日突然その馬が村から逃げ出してしまいました。
    村人はお爺さんがさぞ落胆しているだろうと慰めますが、お爺さんはいつもと変わらずニコニコしながら一人畑を耕しています。
    
    それから一年が過ぎた春先の頃、逃げ出した馬がヒョッコリ村に戻って来ました。オマケに可愛い仔馬を一頭連れて…。
    しかしお爺さんは格別喜ぶ風でもなくいつもと変わらずニコニコしながら野良仕事に精を出しています。
    
    それから数年が過ぎたある日の事、お爺さんの一人息子が乗馬の稽古中に仔馬から落馬して足に大怪我をしてしまいました。
    同じ頃、お爺さんの住む村と隣村とで戦が始まりました。そして村中の若者はみんな戦に出て殆ど戻って来ませんでした。
    しかし、お爺さんの一人息子は足の怪我がもとで戦には行けずに助かりましたとさ…。^^
    
    賢い皆さんはもうお分かりと思います。この世の中、何が不幸で何が幸いするか先は全く分かりません。
    物事に一喜一憂せずに自分の為すべき事を黙々と淡々と遣り抜く、さすれば必ず道は開ける。
    昔の中国の人は素晴らしい…。^^