日本海軍 三菱 試製艦上戦闘機「烈風」11型(A7M2)

 制式採用 昭和20年6月 
 エ ンジン  三菱 ハ-43-11型
 離昇出力 2,200馬力
 最大速度 630km(6,660m)
 上昇限度 10,900m
 全備重量 4,720kg
 武   装 20mm機関砲 4門 

 
   
昭和17年8月、零式艦上戦闘機の正式な後継機として三菱に於いて開発が開始された。昭和19年4月に試作1号機が完成したが、発動機の選定
 ミスにより最大速度及び上昇力が計画値を大幅に下回り開発計画は一時中止となった。しかし、三菱はエンジンを自社のハー43に換装し試作を続行
 する。昭和19年10月に発動機を換装した機体が完成、テスト飛行の結果大幅な性能改善を実現する。昭和20年7月から量産に入るが量産1号機
 完成直前に終戦となり、幻の名機は消えた。