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2014.06.09(何も知らない・・・)

    オレは、オレを含めて今を生きる殆どの日本人は何も知らないという事を、この歳になってつくづく気付かされた。(恥ずかしい事だ・・・^^;)
  日本人のこれまでの歴史認識も然り・・・。中国や韓国からイヤというほど聞かされてきた、過去の日本がどれほど悪い事をしてきたかという事も・・・。

  しかし、ウェッブサイトで、とある番組を観てから、「おや?今まで学校で教わってきた事や、新聞や先輩から聞いた話とチョット違うぞ?」と 今更ながら
 疑問が生じて、いろんな本を片っ端から読んでみた。主に明治維新から大東亜戦争を経て、現在に至る近現代史の解説、そしてそれに伴う諸外国から
 見た日本及び日本人の実績と評価を・・・。
(中国と韓国は除く・・・。耳にタコだろう。^^;)

  しかし、どんなに甘く見ても日清戦争後の台湾併合や朝鮮併合、そして大東亜戦争勃発の責任と罪は重く、到底釈明は困難だろうと考えていたが、
 どうも少し様子が違うようだ。

  オレが今まで教わってきたのは、「とにかく過去の日本は世界に対して悪逆非道を散々やってきたんだ、だから日本が一方的に悪いんだ」。
   この事を教えるほうも教えられるほうも、その通りなんだと信じてきた。しかし、過去のいろんな出来事をあらゆる角度から客観的に歴史的及び
 統計的に解説した国内外の作家及び評論家方々の意見はかなり違うモノだった・・・。
(無知とは怖いモノだ )

  オレもそうだったが、一般的に敗戦後の日本人は自虐史観が強すぎるために、過去を含めた日本国及び日本人を客観的に評価する事を止めてしま
 ったんだ・・・。何度も言うが無知とは、教育とは本当に怖いモノだ・・・。

  ここに、自虐史観で凝り固まった日本人を歴史的、客観的に評価している一冊の本を紹介する。
  1938年、台湾の生まれで、作家で評論家でもある黄 文雄(コウ・ブンユウ)氏著
「世界を号泣させた日本人」だ。書き出しの「はじめに」の一部を
 引用させていただき、紹介に代えることにする。

 
「世界を号泣させた日本人」 黄 文雄著 

  
「台湾人の私は、日本や日本人についてどう思うかと聞かれることが多い。それに対して、私の日本観は「なんでもある」ということと「純と誠の国」と
 いうものだ。思えば、私の日本暮らしはかれこれ半世紀になろうとしている。私にとてこの二つ以外に日本を語ることは難しい。
  「なんでもある」とは、日本における文化、文明の多様性と多元性のことである。中略・・・

  「純・誠」というのは、清らかで誠実である、ということである。落とし物をしても返ってくる国というのは日本くらいだろう。2011年5月に朝日新聞で
 報じられたことだが、現在、サウジアラビアでは日本ブームになってるという。それは、日本人の規律正しさや時間を守ること、正直さが同国の
 テレビで伝えられたからだという。中略・・・

  日本には、史前から東西南北からさまざまな文物が流入してきた。そういう環境もあり、日本人は寛容さを備え、排外主義になりにくいのだろう。
  日本人では当たり前かもしれないが、この「なんでもある」多様性と「純と誠」が、外国からすると奇跡のように映ってきたことは、本書及び前著二冊を
 一読すれば、頷いていただけるだろう。中略・・・

  「昔の日本人は偉かった、それに引き換え今の日本人は・・・」というものが多かった。だが、私の目からすれば、基本的に日本人の気質はほとんど
 変わっていない。
  今も昔も、日本は混沌とした世界に光り輝く存在である。その誇りを日本人は持ち続けるべきだろう。」

  以上が
「はじめに」の一節であるが、もう一節、ノーベル物理学者アインシュタインが、1922年に日本を訪れた際の日本人評を本文から引用しておく。

  アルバート・アインシュタイン

  
「地球上に日本人のような謙譲にして品徳のある国民が存在することを心に刻まなければならない。世界各地を旅行した私はいまだかってこのような
 快い国民にであったことがない」

  私はこれらを読んで正直感動した。我々日本人が当たり前としてきたことを、こんなに高く評価していただいた。
  これからも俺たち日本人は誇りを持って、言うべき時にはハッキリと、行うべき時には決然と、いつも謙虚に誠実に生きて行きたいものだ。

  オレが小学5年生の時に、破壊された日本海軍艦艇の写真集を内緒で見せてくれたあの時の校長先生の目は、きっと悲しくて悔しかったんだ、
 今やっとわかったよ。
(わかるのが遅ぇんだよ・・・バカタレ^^;)
  全て日本が悪いと言われていた時代だった・・・、オレには語ってくれなかったけど、しかし、校長先生は全てわかってたんだ・・・。

  オレは今、バカなことを考えている。来年から某大学の通信教育課程で日本の近現代史をもっと深く勉強仕直してみたいとマジで考えている。
  しかし、全く自信はない、こんなジィ様にできるだろうか・・・。???
  来年は66歳になる、たぶん人生最後の挑戦になるだろうが・・・。呉々も期待しないでおくれやす・・・。
( だれも期待なんぞするかぁ・・・(笑))