格納庫
2013.05.29(メール・・・(永遠のゼロ))
先日懐かしい人からメールが届いた・・・^^。
十年以上前にチームACEの航空隊で、毎晩のように空中戦(オンラインゲーム)で一緒に飛んでた隊員の方からのメールだった。
今でもお元気なご様子で大変嬉しく思ったが、以下のような内容がメールにしたためられていた。
「いま、百田尚樹氏の小説「永遠の0(ゼロ)」を読んでいるんですが、もう読まれましたか?読んでいて、angelさんをふと思ったので
メールしました。まだ読まれてなかったら、お勧めかも。」
・・・っと言う内容だったが、恥ずかしながらオレはまだ「永遠の0(ゼロ)」は読んではいなかった。(すみません・・・^^;)
それにしてもこの小説を読んでangel(オレのパイロットネーム)を思い出して頂くとは大変光栄で嬉しかったよ。^^
しかし「オレを思い出すなんてどんな本だろう」と、早速書店へ走って百田尚樹氏の小説「永遠の0(ゼロ)」を買って来た・・・。^^;
そして約五百八十ページの文庫本を一日で一気に読んでしまったぞぉ〜^^;。
小説「永遠の0(ゼロ)」は百田尚樹氏のデビュー作で2006年に刊行され、既に二百万部を突破するベストセラーなのだぁ・・・!!。
(知らんかったぁ・・・^^; 情けない・・・(汗))
それは60年以上前、太平洋戦争終結直前に神風特別攻撃隊として出撃し戦死した宮部久蔵という熟練の零戦(レイセン)パイロットの真実の姿を、
現代の若者二人(弟と姉)が僅かな手掛かりを頼りに探し求める物語だ。
これは小説なので勿論宮部久蔵という零戦パイロットは実在しないが、小説の中で彼が戦い抜いた戦場は実在する。
そしてその戦いも史実に基づき忠実に再現され、太平洋戦争に於ける日本海軍の主要な戦いがこの本を読むだけで理解できる・・・。
なぜ日本はそして日本海軍は負けたのかも・・・。
更に圧巻は空中戦の緻密な描写と各戦場で会合する実在のパイロット達の逸話だ。オレも太平洋戦争時の空戦録や戦闘機パイロットの
伝記、零式艦上戦闘機に関する本はかなり読んでると思ったが、著者百田尚樹氏
が資料として読まれた本の多さには頭が下がる。
この小説が単なる戦記モノと思って読み始めると面食らうよ・・・。^^; あの戦いで亡くなられた方々、とりわけ特攻隊員の方々の心の奥底にある
本当の想いに触れられた気がする小説だ。
六十数年前の太平洋戦争が風化しようとする今、三百万人以上の尊い犠牲の上に我々が今生きていることを忘れてはならない。
そのためにもこの小説を日本人みんなに読んで欲しいと思う。特に若い方々に・・・。
ちなみに小説「永遠の0(ゼロ)」は映画となって今年の12月に公開予定だそうです。
(この小説の中盤以降は時々涙で活字が見えなくなったぁ・・・。^^;)

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