アルファ−リンクのみ登場の艦艇

紋章軍

 

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旗艦フェルミオン

紋章世界から5000光年を一気にジャンプした超高性能艦艇。連邦、帝国艦艇の数百倍の距離をジャンプすることができる。
艦隊旗艦としての機能を有していて、紋章世界の艦隊司令官が乗艦する。ただし単独で行動することも多い。
驚異的なジャンプ性能は、技術信仰の強い紋章世界が生み出した特殊なもので純粋非バリオン・ブラックホールがつかわれている。(バリオンは通常の物質のこと、非バリオンはニュートリノなどの物質とは異なる素粒子)
建造には莫大なコストと特殊かつ高度な技術が必要であり、世界全体がテクノロジーにつよい紋章世界のみで可能になったといえる。同型艦は現在までかぞえるほどしか建造されていない。とくに5000光年ジャンプを実現できる装備をそなえていたのは同型艦の中でもただ1艦、フェルミオンのみでだった。

同型艦グ−ルオン  フォトン  アクシオン   グラビトン

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巡航艦

クラス名は、巡航艦であるがその性能は戦艦クラスといえる。後続性能および単艦での戦闘性能は旗艦クラスと比較すると小さいが連邦軍および帝国軍の分類範囲での巡航艦と比較するとはるかに高い性能である。
紋章世界の主力艦。

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駆逐艦

紋章世界で駆逐艦に分類されているが、その活動範囲はそれにとどまらない。

自由都市連邦軍

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ヴァルドラウト級旗艦

アルファ−計画用のクリエムヒルト級の派生型旗艦

外観は似ているものの大幅な航続距離の向上を図るため、全面再設計を受けている。

同型艦  イオ  ミネルヴァ  メディア   アタランテ  エリス  フリ−デ  ティア   マ−キュリ−  シズナ  ブリアレオス

 

戦闘艦艇解説


連邦軍

連邦軍は、アルファーリンク艦隊の設立以前に(つまりアルファー計画の策定以前)現行の艦艇を改良および主力艦艇の新型開発をすすめてきた。

連邦軍の旗艦となるクリエムヒルト級は、第7機動艦隊群への実戦配備の後に兵装、航続距離の強化など改良が施された新設計のヴァルトラウト級を建造している。変更箇所は多岐にわたっており流線型の船体デザインが共通であることをのぞけば、新型艦艇といえる。

新型艦艇は、主力となる戦艦、高速戦艦および駆逐艦が、アルファー計画とは別に設計、建造が開始されていた。(アルファー計画時には、中規模ながら1艦隊群編成可能な艦艇が完成していた)
戦艦、高速戦艦は、従来の最新の建造技術をとりいれ大幅な軽量化が計られている。
連邦軍の伝統に従って今回の新型計画でも高速戦艦と戦艦は共通のフレームを使用している。
駆逐艦は、従来艦艇より大幅に強力なエンジンを搭載することにより運動性能の向上を実現した。艦のデザインもメインフレームと兵装ブロックなどのサブフレームを分割する最新の建艦技術が取り入られている。
いずれも大きさは、従来艦艇より若干小型化されている。

アルファー計画という連邦軍にとって未曾有の大計画を成功させるために、その時点で完成していた新型艦艇は優先的に新艦隊に配備された。
事実、連邦軍には長年にわたる防衛を主軸とした戦略構想のためこのような超長距離航海を必要とする作戦に従事できる艦艇は限られており、そうした理由から航続距離など大幅に改善されている新型艦艇の積極的な採用がすすめられた。


帝国軍

帝国軍の作戦宙域は非常に広大であり、まさに銀河人類世界の盟主ともいえた。
帝国軍の組織は、広大な作戦宙域をカバーするためにいくつかの方面司令部に全軍を分けていた。(都市連邦にとって、この帝国領域はどこまで広がっているかわからない状態が続いている。少なくとも都市連邦の前身であるマリアファム艦隊が活躍していたシリウス連邦時代からは数百年が経過しているためそこから派生した植民惑星の数などは、不明である。)
帝国軍の艦艇開発はシリウス帝国軍本部ですすめられることもあるが、各方面司令部が独自に行うこともある。
また、各方面司令部はある程度の独立した組織として運営されているため、そこに配備される艦艇の内容は若干の違いが生じてくる。
(全く別の艦艇が採用されることも多い。同じ艦艇でも作戦方面によっては仕様が異なることも多い)


新型帝国軍旗艦
00548年に初めてその存在が連邦軍に確認される。主に紋章世界方面に配備されている。
帝国軍の巨大艦思想は、この最新艦で頂点に達しており、その全長は約2400mもある。
外見で従来艦艇と大きく異なるのは、ハイパードライブである。帝国軍は、航続距離などが改善された新しいハイパードライブエンジンの開発をすすめていた。従来、大型艦艇には4基のドライブを分割されたブロックに収納していたが、新しいドライブでは最新のドライブ理論の採用によって2つのドライブを1つのブロックに格納している。
これは、船体の強度を高め防御性能の向上につながっている。
ドライブブロックの前部には、新しいドライブ理論によって設計されたドライブの安定動作を得るためにフィールドを制御するサイドブーメランと呼ばれる装置が取り付けられている。この艦の性能は、未知数であり確認されていない。


新型帝国軍戦艦
アルファリンク艦隊が、初めて遭遇、確認した新型艦。紋章世界方面に展開している帝国軍で採用されている。この艦艇も新しい旗艦と同様な設計思想を取り入れていることから、最近就役した艦艇と推測されている。
連邦軍の最近の艦艇と同様、新しい技術が随所に取り入れられており、デザインも従来の戦艦とは全く異なっている。


紋章軍

紋章軍は、特殊な官僚組織に運営された旧来の軍事組織とは異なったシステムになっている。そうした「文化」の違いは、艦艇の運用方法にも現れている。
紋章軍艦隊は、旗艦となる高性能戦艦を中心に戦艦の攻撃性能と巡航艦の運動性能を併せ持った「巡航艦」、高機動艦艇の「駆逐艦」から構成される。戦略及び戦術思想の違いから空母などは建造されていない。


紋章世界の艦艇は、高度な建造技術によってつくられるため、船体がいくつものブロックから構成される独特の美しいデザインを有している。紋章世界、最大の文化的な特徴である「紋章」(紋章世界人にとってそれはあらゆるものに対してアイデンティティを表す要素であるとされている。)は、青を基調としたカラーリングで艦艇にもほどこされている。

 

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