| 性感染症(STD)について |
感染微生物には、多種類のものがあり、バイ菌(淋菌、クラミジア菌、梅毒トレポネーマなど)、
ウィルス(単純ヘルペス、ヒト乳頭腫ウィルス、肝炎ウィルス、HIVなど)、カンジタ、
原虫(トリコモナス、赤痢アメーバーなど)、ムシ(毛じらみ、疥癬)、これらが尿道、性器、性器外
(咽頭、直腸)や皮膚へ感染し、一定期間を経て症状を示すものから、無症状のまま経過する
ものもあります。
性感染症は、性交渉、すなわちペニスと膣との接触でのみ感染するものと考える人が多いですが、
皮膚と皮膚の接触、性の多様化と表現されるオーラルセックス、肛門との接触、これらもすべて
感染のきっかけになります。
性感染症の中でも、クラミジア感染症は15〜19歳の女性で21人に1人、20〜24歳では17人に1人が
感染していると言われておりますが、女性の場合、5人に4人は感染しても症状がない「無症候性感染」と
言われております。しかし、そのまま放置しておくと、子宮頚管炎、卵管炎、骨盤腹膜炎、さらに肝周囲炎
などを起こし、また、不妊症、流産、子宮外妊娠の原因にもなり、妊娠した場合、母子感染の可能性もある
ので注意が必要です。
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| 性感染症の種類 |
| 性病の種類 |
症状 |
| クラミジア感染症 |
男女共にほとんど無症状。
男性は尿道の違和感、尿道から膿、排尿時に痛みがある場合がある。
女性は5人のうち4人は感染しても症状がない「無症候性感染」。帯下、不正出血、
下腹部痛、性交痛、頻尿、排尿時に痛みがある場合がある。 |
| 淋菌感染症 |
男性は排尿時に激しい痛み、黄色い排膿。女性は、黄色いおりものや性器のかゆみ。 |
| 性器ヘルペス |
性器のまわりに赤いブツブツ、水膨れ、ただれがでる。排尿困難になるほどの
激しい痛みを伴うこともある。 |
| 膣トリコモナス症 |
痛い、かゆい、臭いといった3つの症状。泡のある黄色いおりもの。 |
| 性器カンジダ症 |
女性特有。性器のかゆみ、白いヨーグルト状のおりもの。男性は性器皮膚の発赤とかゆみ。 |
| 梅毒 |
性器のブツブツやしこり。股間部のリンパの腫れ。 |
| 毛じらみ症 |
感染部の激しいかゆみ。主に陰毛に寄生。 |
| 疥癬 |
激しいかゆみのある小さな赤いブツブツやしこり、みみず腫れのような発疹。 |
| 尖圭コンジローマ |
男女共に性器や肛門まわりに鶏冠状のイボができる。 |
| B型肝炎 |
全身倦怠、食欲不振、微熱、関節痛、赤褐色の尿がでる、体や白目の黄胆疸など。 |
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| 尿道炎について |
全性感染症のうち、男性で最も多い性感染症は、尿道炎です。
その割合は、80%〜90%を占めるという結果が出ています。
その内訳は、2002年全国調査によると、男性の性感染症のうち、
27.4%が淋菌性、27%がクラミジア性であり、33%はクラミジアも
淋菌もいない尿道炎という結果でした。
すなわち、非クラミジア非淋菌性尿道炎が最も多い尿道炎ということになります。
この非クラミジア非淋菌性尿道炎の原因となる菌は、確定されておりません。
ですが、クラミジアに効く薬が有効であることはわかっておりますので
心配はいりません。
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| 検査について |
性感染症の診断には、ほとんどの場合、尿検査と血液検査を行います。
女性の場合は、尿検査では正確な結果が出ないため、性器からの分泌物をご自分で
採取していただき検査します。
ただし、尿検査、血液検査では不明なものもあります。
皮膚、粘膜に感染するものがこれにあたります。性器ヘルペス、尖圭コンジローマ、毛じらみなども
そうです。
また、性感染症で注意しなければならないのが潜伏期間の問題です。
性感染症の種類によって症状が出るまでの期間は様々です。
さらに、典型的な症状を示すものから、症状も軽く異常を感じない場合や、症状があっても
治癒していないにもかかわらず症状が消えてしまい治ったと思い込んでしまうこともあります。
診察時、2種類の病気が見つかることもありますし、ひとつが治癒したと思ったら、別の性感染症
が発症してくることもあるのです。
STD潜伏期間
| 短(数日〜数週間) |
中(1ヶ月〜数ヶ月) |
長(数ヶ月以上) |
淋病
クラミジア
ヘルペス
カンジタ
水イボ |
コンジローマ
毛じらみ
疥癬
水イボ
B型肝炎
梅毒 |
梅毒
エイズ |
こうしたことから、症状がある場合は別ですが、症状がないが、パートナーが感染などして
検査を希望される方は、潜伏期間を考慮して検査を受けることがいいと考えております。
適切な時期に尿検査、視診(見るだけ)に加え、血液検査を行えば心配ありません。
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| その他 |
○検査結果については、電話でお答えすることも可能ですので、感染がなかった場合、
再び来院していただく必要はございません。
※電話でのお問い合わせは、午後1時ごろお願いいたします。
※また患者さんの混み具合によっては、おかけ直しいただくこともありますのでご了承ください。
○職場やご家庭などのご都合で、保険証を使用したくないという方は、自費での検査、治療も可能ですので
ご相談ください。
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