泌尿器科・内科・皮膚科 院長 青山龍生 日本泌尿器科学会 泌尿器科専門医
 




すでにかかられている方も
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- 膀胱炎について -
膀胱炎はバイ菌がおこす病気です

バイ菌(代表的なものは大腸菌)は、直腸、肛門や膣、膣前庭部に
常在しています。
そこから、尿道を上行し膀胱内に入り尿中で増殖し、粘膜に付着して
炎症を起こすのです。
 
 

頻尿・排尿痛・尿の混濁を膀胱炎の三大症状といいます

頻尿とはトイレに行く回数が増えること、排尿痛とは排尿時に痛むこと、尿の混濁とは尿が
にごることです。排尿時の痛みは、身震いするほどの痛みを訴える方も多いようです。
これらの症状に加え、残尿感や下腹部の不快感、ときに血尿を認めます。
通常、発熱はありません。

 診断は尿検査、治療は抗菌剤を服用していただきます

診断は上記症状に加え尿検査でバイ菌と白血球(膿球)を認めることで確定されます。
バイ菌のみとか、血の反応だけで診断されていることもあり、誤診のもとになります。
治療は一般的には、3〜4日間の抗菌剤と水分摂取で治癒いたします。

高齢者では、膀胱炎の症状も弱く発見が遅れがちになるとか、合併症がある場合、治りにくく、
しかも再発しやすいなどの特徴がありますが、尿を調べれば診断は確実なのですから、機会が
あるごとに尿検査をすることをお勧めします。

また、きちんとした予防策をとっているにもかかわらず、難治性、再発生の場合は特殊な膀胱炎
が考えられます。
尿路の異常、働きの異常を伴う、いわゆる基礎に病気を持つ「慢性複雑性膀胱炎」か、「特異性
膀胱炎」です。まれに膀胱炎症状の持続で実は膀胱癌であったり、薬物性(抗アレルギー剤、
漢方薬など)による膀胱炎、間質性膀胱炎などがあり、鑑別には細胞診、膀胱の働きの検査など
が必要になることもあります。



 - 前立腺炎について -

 男性で膀胱炎に似た症状が出た場合、それは前立腺炎です

膀胱炎は特別な場合を除き、男性の病気ではなく女性の病気と言え、似たような症状が出た
場合の多くが、前立腺の炎症(前立腺炎)なのです。

前立腺炎は最近では4つに分類されています。

急性細菌性前立腺炎  高熱が出て、排尿痛などがある。風邪に間違えられやすい。 
慢性細菌性前立腺炎 慢性前立腺炎の5〜10%と言われ、化膿止めで治療。
慢性前立腺炎/骨盤痛症候群 もっとも多いタイプ。これをさらに、前立腺液中の白血球の有無で分類。
無症状だが偶然検査で見つかったもの  
もっとも多いタイプの慢性前立腺炎(非細菌性慢性前立腺炎)とは?
 
症状は、下肢の付け根や、恥骨部、股の間、腰、特に臀部周辺、陰嚢、尿道にそって、亀頭部に
ジーンと感じる違和感、鈍い痛みなど、骨盤周辺の痛みが特徴です。またこれに、排尿時や蓄尿時
の症状が加わります。

骨盤内の静脈のうっ滞や骨盤の底の筋肉の緊張、アレルギー、バイ菌以下の微生物、前立腺内
への尿の流入、免疫反応など、様々な原因が考えられています。
そのような原因の中から、考えられるものを日常生活の中から探し出すことが大切なのです。
なぜなら、長時間の座位(特に車の運転)、アルコールの飲み過ぎ、力仕事、ストレス、便秘など
が誘因となっていることが多いからです。

治療についてですが、植物製剤、ときに抗菌剤、漢方薬、消炎剤に加え、最近では前立腺の緊張
を和らげる薬も有効であると言われております。

 
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