内蒙古軍

 

 昭和12年、10月23日の「独立宣言」により年号を「ジンギスカン紀元732年」とした内蒙古は、同年12月28日に政府首席に「雲王」、副首席に「徳王」を冠した「蒙古連盟自治政府」を設立した。

 この「蒙古連盟自治政府」に、「王精鋭」の「南京政府」より独立した「察南自治政府」・「普北自治政府」を併せて「蒙疆連合委員会」が設置され、「徳王」が委員長となっている。

 国軍の蒙古駐留の「駐蒙軍」と密接な関係にあり、「ノモンハン事件」では「滿軍」とともに国軍の後方支援に活躍した。

 


 

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内蒙古地図

 


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徳王

左は李守信将軍

 


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綏遠城

徳王の居城で、西蘇尼特(スニット)の「徳王府」にある。歩哨は「蒙古兵」と、「駐蒙軍」より派遣の「国軍歩兵(手前1名)」の混合である。


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皇太子

徳王の長男「徳嗄爾蘇隆(トガルウーフン)」皇太子附衛兵は「モ式銃剣」を着剣した「三八式歩兵銃」を装備。



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蒙古軍官学校生徒−1

分隊教練中の写真。騎馬民族なのに「四四式騎兵銃」ではなくて「三八式歩兵銃」装備は、「内蒙古軍」を「騎兵」ではなくて「乗馬歩兵」としての部隊運用を考慮したためであるうか?

 

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蒙古軍官学校生徒−2

執銃訓練中の漢民族青年。


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蒙古軍官学校生徒−3

騎兵隊の襲撃訓練中の模様。「四四式騎銃」を背に負っている。


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幼年学校生徒

「蒙古軍官学校付属幼年学校」生徒の執銃訓練の模様。教官は満軍「興安軍官学校」出身の蒙古人将校である。



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完全装備の内蒙古兵

「三八式歩兵銃」と「モ式銃剣」を装備し、布製弾帯をつけた蒙古兵。と乗馬移動が主なために、水筒・雑嚢は携帯しない。綿の入った被服に、ゲートル・布靴を穿いている。

 

 

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満軍と共同作戦中の内蒙古軍

写真真中は、満軍下士官。

 

 

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市中巡回中の蒙古兵

右は「モーゼル十連発」を装備した下士官。共に「三八式歩兵銃」を背負っている。

 

 


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